ガチゴラス - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ガチゴラス [編集]

No.697 タイプ:いわ/ドラゴン
通常特性:がんじょうあご(キバを使った技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:いしあたま(技の反動ダメージを受けない)※チゴラスのとき「がんじょう」
体重:270.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
石頭一致諸刃HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ガチゴラス82121119695971521がんじょうあご/いしあたま
ウソッキー70100115306530410がんじょう/いしあたま/びびり
ボスゴドラ70110180606050530がんじょう/いしあたま/ヘヴィメタル
ジーランス10090130456555485いしあたま/すいすい/がんじょう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/じめん/かくとう/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/2)ノーマル/でんき/ひこう/どく
いまひとつ(1/4)ほのお
こうかなし---

第六世代出身の化石ポケモンの一角。唯一のいわ×ドラゴン複合。
耐性面は優秀とは言い難く、多弱点、かつタイプもメジャーなものが多く不安定。
特にドラゴンの本来の耐性がいわの弱点のせいで、4タイプ中2タイプも潰れてしまっているのが致命的。
反面、猛威を振るうダイジェットやダイバーンを半減し、高威力の一致いわ技で反撃できるのは強みとなる。

種族値はいわタイプらしく物理寄りだが、中速帯に位置する素早さにより、調整幅が広い。
アーケオスに次ぐ攻撃種族値でもろはのずつきを一致で使用可能であり、いわ技はバンギラスをも超える火力を発揮できる。
いしあたまで反動を打ち消せることを考えると、アーケオスよりも使い勝手は良いだろう。
また、サブウェポンもインファイト、サイコファング、じゃれつくといった優秀な技を多数習得。がんじょうあごの適用技も増加。
一致技もスケイルショットを獲得し、防御は低下するが半端な素早さをカバーできる。
失った技はダイジェットの下地になるつばめがえし程度なので、総じて強化面の大きいポケモンと言えるか。

新たなライバルとしてはカジリガメが登場。一致もろはのずつきの威力はガチゴラスに迫る。
あちらはいしあたまを持たないが、すいすいにより高速で放ち続けることも可能。
幸い複合の違い、サブウェポンの範囲の広さから差別化は容易。存在を覚えておく程度で構わないだろう。

新要素であるダイマックスとの相性は良く、技範囲が広い上に半端な耐久力を補い、多弱点もじゃくてんほけんを活用しやすくなる。
特性が両方とも無意味になるのは気になるが、元々火力面・耐久面の補強が目的である為、ダイマックスの効果自体で補い、あまりある程。
癖の強い一致技を安定択とし、サブウェポンの威力不足もカバーできる為、対面性能を引き上げたくなったら積極的に切って良い。
かくとう技だけは初動が遅くなるので、かくとう弱点相手に瞬間火力が欲しい場合は注意。

チゴラスの考察はノートにあります。



特性考察 [編集]

両特性ともトレース対策にはなるがダイマックス中は効果なし。通常時やダイマックスが切れたあとの運用を考慮して選択。

がんじょうあご
通常特性。キバを使う技の威力が上昇する。一致技に適用技は無いが、サブウェポンに豊富。
技範囲の広さを活用して、相手の弱点を狙って動くのであればこちら。
特にほのおのキバがナットレイに対する確実な回答となるのが大きい。
ダイマックス+じゃくてんほけんでの切り返しには注意。
いしあたま
隠れ特性。反動ダメージを受けなくなる。適用技はもろはのずつきのみ。
最高火力を運用しやすくなる為、ピンポイントではあるが採用価値は十分。
撃ち分けるつもりが無ければこちら。火力は等倍もろはのずつき>2倍がんじょうあご三色キバ。
スカーフ、ハチマキとの相性も良いが、流石に4倍弱点相手は大抵の場合、キバの方が有効。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力頑丈顎命中効果解説
もろはのずつき150(225)-80反動1/2タイプ一致技。いしあたまなら反動無し。
ストーンエッジ100(150)-80急所ランク+1タイプ一致技。がんじょうあご型で。
いわなだれ75(112)-90怯み30%タイプ一致技。命中は若干高いが威力はもろはの半分。
げきりん120(180)-100行動固定タイプ一致技。行動固定が痛い。
ドラゴンクロー80(120)-100-タイプ一致技。性能安定。
スケイルショット25(37)*2~5-90防御↓
素早さ↑
タイプ一致技。素早さ上昇が優秀だが防御低下は痛い。期待値は3発。
ワイドブレイカー60(90)-100攻撃↓100%タイプ一致技。低威力だが追加効果が優秀。
ドラゴンテール60(90)-90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。交代読みで。
インファイト120-100防御・特防↓対鋼。連発可能。
ばかぢから120-100攻撃・防御↓対鋼。能力低下が痛く、積み型には不向き。
じしん100-100-対鋼。一致技との相性補完に優れる。
10まんばりき95-95-グラスフィールドの影響を受けない。
ダブルでの単体攻撃に使えるがじしんと異なり接触技。
サイコファング85127100壁破壊がんじょうあご対象技。対格闘。
じゃれつく90-90攻撃↓10%対格闘。ダイマックスで耐えてから反撃に。
アイアンテール100-75防御↓30%対フェアリー。高威力・命中不安。
アイアンヘッド80-100怯み30%対フェアリー。命中安定。威力は半減もろは未満。
かみくだく80120100防御↓20%がんじょうあご対象技。対エスパー。鋼に等倍で通る。
ほのおのキバ659795火傷10%
怯み10%
がんじょうあご対象技。対鋼。一致技の補完として優秀。
こおりのキバ659795凍り10%
怯み10%
がんじょうあご対象技。対地面。4倍ドラゴンに。
かみなりのキバ659795麻痺10%
怯み10%
がんじょうあご対象技。岩技と範囲が被る。
どくどくのキバ5075100猛毒50%がんじょうあご対象技。草・フェアリーピンポイント。
つのドリル--30一撃必殺耐久型対策。
物理受けを強引に突破できるが、がんじょうやゴーストには効果無し。
変化技タイプ命中備考
りゅうのまい-攻撃・素早さ補強。抜き性能の向上に。
ロックカット-素早さ強化。竜舞ドラゴン勢を抜ける。
ステルスロック-挑発は撃たれにくいので撒きやすい。
ほえる-相手を強制交代。ドラゴンテールとは一長一短。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元の技威力効果解説
ダイドラグーンげきりん140(210)相手:A↓先制で使えば疑似物理耐久アップ。
ドラゴンクロー
スケイルショット
130(195)
ドラゴンテール
ワイドブレイカー
110(165)
ダイロックもろはのずつき150(225)天候:砂嵐必中化、命中不安の解消、相手へのスリップダメージ、特殊耐久補強など。
いしあたま以外でももろはのずつきを連発しやすい。
ストーンエッジ
いわなだれ
130(195)
ダイナックルインファイト
ばかぢから
95味方:A↑対鋼。威力は下がるが攻撃アップの手段に。
ダイアースじしん
10まんばりき
130味方:D↑対鋼。不安な特殊耐久も補強できるため好相性。
ダイサイコサイコファング130場:PF対闘。鋼、格闘、氷の先制技の牽制も可能。
ダイスチルアイアンテール
アイアンヘッド
130味方:B↑対妖に。物理耐久強化にも。
ダイアークかみくだく130敵:D↓対霊。追加効果はガチゴラス自身には恩恵がない。
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴れナットレイハッサム。2発目から威力1.5倍。
ダイアイスこおりのキバ120天候:霰岩技と併せて範囲は広い。スリップダメージに注意。
ダイサンダーかみなりのキバ120場:EF2発目から威力1.3倍。催眠予防にも。
ダイフェアリーじゃれつく130場:MF対闘。状態異常対策にはなるが自身のドラゴン技が半減されるようになってしまうため相性は悪い。
ダイアタックつのドリル130相手:S↓等倍範囲が広く、Sに振れば抜ける相手は少なくない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる猛攻をしのぐ場合に。

型考察 [編集]

りゅうのまい型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
特性:がんじょうあご/いしあたま
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/混乱実
確定技:りゅうのまい/もろはのずつきorストーンエッジ
攻撃技:げきりんorスケイルショット/じしん/インファイト/じゃれつく
がんじょうアゴ対象技:かみくだく/ほのおのキバ/こおりのキバ/サイコファング

ようき最速で1回舞うことで最速130族抜き抜き。いじっぱりで115族抜き。
1ターン凌ぐ必要があるため、がんじょうあごでのもろはのずつきはやや扱いづらい。
基本的にはファイアローなど得意な相手に繰り出し、流す隙を狙ってりゅうのまいを積む。
火力重視ならいのちのたま、確実に積むならきあいのタスキ、いたずらごころ持ちなどの麻痺・火傷撒きを意識するならラムのみ。
がんじょうあごでもろはのずつきを採用する場合は、耐久の底上げ+試行回数を増やせるオボンのみも選択肢に入る。

フルアタ物理型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
特性:がんじょうあご/いしあたま
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/ラムのみ/とつげきチョッキ/オボンのみ/混乱実
確定技:げきりんorスケイルショット/もろはのずつきorストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
攻撃技:じしん/インファイト/じゃれつく
がんじょうアゴ対象技:かみくだく/ほのおのキバ/こおりのキバ/サイコファング

鎧の孤島にてスケイルショットを習得したことにより、攻撃しつつ速度を補うことが可能になった。
りゅうのまいやこだわりスカーフ以外で素早さを補う手段を得たことで、
攻撃範囲の確保、及びとつげきチョッキの所持が可能になり、不安な特殊耐久を補いつつ、多くの相手に対応可能に。
ダイマックスからのダイロックと合わせれば、通常時の2.25倍の特殊耐久を得ることが出来る。
D4振りの場合、チョッキor砂嵐下で特防種族値99相当、両方の状態が適用された際は、特防種族値159相当の硬さになる。
素早さはスケイルショット1回で、ようき最速なら最速130族抜き抜き、いじっぱり準速なら115族抜きとなる。

一方、とつげきチョッキを持たせる場合、りゅうのまいによる攻撃上昇効果を得られないため、もろはのずつき以外の火力はやや物足りなくなる。
火力が欲しい場合はダイマックスへ繋げてダイナックルで補強するか、特殊耐久は捨てていのちのたまで補強する、といった手段が必要。
また、フルアタの構成をとる都合上、ダイウォールは使用できなくなる点は留意。

こだわりスカーフ型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
特性:がんじょうあご/いしあたま
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:もろはのずつきorストーンエッジ
攻撃技:ドラゴンクローorげきりん/いわなだれ/ばかぢからorインファイト/じしん/かみくだく/ほのおのキバ/こおりのキバ/つのドリル

抜ける素早さはりゅうのまい1回分と同じ。
がんじょうあごの場合、こちらの型の方がもろはのずつきは扱いやすい。

りゅうのまい→ストーンエッジ=こだわりスカーフ+もろはのずつきであり、等倍のもろはのずつきの方が不一致三色キバやじしんで2倍弱点を突くよりも威力が高い。
反動ゆえに短命になる現段階でも、1ターン目から攻撃に移れるこだわりスカーフ+もろはのずつきが基本的には安定。

・スカーフ型で有用な技
つのドリル:他の型だと積んでから撃つのは悠長だが、交代先や物理耐久型が出てきたところを先手を取って負担をかけられる。
いわなだれ:主力のもろはのずつきは反動、接触技であること、命中率など不安要素が多い。いわなだれを採用することで、終盤にこだわりスカーフによる怯み狙いを活かして相手を処理していく時に重宝する。岩技を2つ採用するので範囲は狭まるが、タイマン性能を上げる。

がんじょうあごなら無補正A振りかみくだくでB特化特大パンプジンヤドランが低乱2、ステルスロックを撒いていればヤドランは確2になる。
この2体は数が多い上に、受けに出てくるので有力候補。ちなみにA特化でも確2にはならない。

ロックカット型 [編集]

性格:いじっぱり
特性:がんじょうあご/いしあたま
努力値:A252 S調整 残り耐久
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/ラムのみ/じゃくてんほけん
確定技:ロックカット/もろはのずつきorストーンエッジ
攻撃技:ドラゴンクローorスケイルショット/じしん/インファイト/じゃれつく
がんじょうアゴ対象技:かみくだく/ほのおのキバ/こおりのキバ/サイコファング

無補正で努力値を素早さに76振ることで最速130族抜き。164振ることで最速150族抜き。
こちらもりゅうのまい型同様、がんじょうあごではもろはのずつきは扱いづらい。

+  議論:じゃくてんほけんについて

こだわりハチマキ型 [編集]

性格:いじっぱり
特性:いしあたま
努力値:A252 HS調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:もろはのずつき
優先技:じしん
攻撃技:げきりんorドラゴンクロー/ばかぢからorインファイト/ほのおのキバ/しねんのずつき

サイクル重視のハチマキ型。
ようきにするともろはのずつき確2が乱2になるケースが多いのでいじっぱり確定。
HPを温存したいのでいしあたま確定。
基本的にもろはのずつき以外を選択するケースは少ない。
鋼意識でじしんを優先。ばかぢからはAB↓、ほのおのキバは低威力により少し優先度は落ちる。

しねんのずつきは対格闘用の技だが、元々格闘を想定している型ではないので優先度は低い。
だが技スペースが余り気味なので何もないよりはあった方がいいという理論。
ダメージは等倍げきりん>2倍しねんのずつき>等倍ドラクロなのでげきりんの行動不能を嫌うときの選択肢。

・A190こだわりハチマキもろはのずつきの主な相手へのダメージ割合
H191B156しんかのきせきポリゴン2…53.9%~64.3%
H227B189クレセリア…55.9%~66.5%
H172B211エアームド…66.8%~79%
H207B100マリルリ…116.4%~137.6%
H201B117ニンフィア…101.9%~120.8%
H191B126ヒードラン…100.5%〜118.3%
H191B115カイリュー(マルチスケイル)…109.9%~129.3%
H202B144ギャラドス(いかく込み)…109.9%~130.6%
H196B156霊獣ランドロス(いかく込み)…52%~61.7%

ヒードラン以下はすばやさ調整が重要となる。


相性考察 [編集]

相性補完では、むしタイプやはがねタイプ、くさタイプとの組み合わせが良い。
一例を挙げるなら互いの弱点を補いやすいグソクムシャカプ・ブルルアブリボンアーマーガアなどと高相性。
流石に2体だけでは補いきれないので、パーティ単位で対策したい。


対ガチゴラス [編集]

注意すべき点
攻撃種族値が高く、一致もろはのずつきは脅威的な火力。特性いしあたまなら反動無しで連発可能。
がんじょうあごならサブウェポンが強化され、岩半減の鋼や、物理受けエスパー等を後出ししづらい。
物理技では弱点を突いても落とせず、特にほのおタイプには滅法強い。りゅうのまいやロックカットを積まれると全抜きされる恐れもある。
対策方法
特殊方面は脆いので、Sで勝る特殊アタッカーを対面させるのが手っ取り早い。先制技や状態異常にも弱い。
後出しするなら、ウーラオス等、高耐久の格闘タイプが安定。
岩1/4のルカリオなら竜舞後でも受け出しでき、先制技のしんくうはを放てる。
ただし、役割破壊に持っていることがあるつのドリルには注意が必要。

外部リンク [編集]