ヨクバリス - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ヨクバリス [編集]

No.820 タイプ:ノーマル
通常特性:ほおぶくろ(きのみを使用した時、最大HPの3分の1回復する)
隠れ特性:くいしんぼう(最大HPの半分以下になった時、使用条件に関係なくきのみを使用する)
体重:6.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
鈍足耐久ノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヨクバリス1209595557520460ほおぶくろ/くいしんぼう
カビゴン160110656511030540めんえき/あついしぼう/くいしんぼう
ほおぶくろノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヨクバリス1209595557520460ほおぶくろ/くいしんぼう
ホルード855677507778423ものひろい/ほおぶくろ/ちからもち
(164)(531)A特化ちからもち換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

第八世代初の序盤ノーマル。例に漏れず合計種族値は控えめだが、素早さを捨てて耐久に振った数値で配分に無駄が無い。
専用技ほおばるを始めとした強力な積み技を習得し、ほおぶくろにより積む機会を獲得できると、要素が綺麗に噛み合っている。

きのみを利用した戦術を取るノーマルにはくいしんぼうカビゴンが存在。種族値・習得技の傾向も共通点が多い。
総合耐久はH振りヨクバリス<B振りカビゴンなうえ、攻撃種族値も一回りカビゴンが上なので差別化は意識しておきたい。
幸い実用的な差異はいくつか存在するため、差別化は難しくない。
・『くいしんぼう+フィラのみ』より『ほおぶくろ+オボンのみ』のほうが回復割合は多い
・体重が6㎏と非常に軽いため、弱点のけたぐりを威力20に抑えられる
・鈍足を活かせるジャイロボール、ボディプレスと相性の良いほおばるを習得可能

環境初期はドラパルトミミッキュギャラドスといったトップメタに有利だった為、一定の需要が存在した。
現在はエースバーンサンダーランドロス等の不利な相手も多く、選択肢も増加したことで使用率は大きく低下している。
とはいえ本人の性能自体が変化している訳ではなく、やりたいことをはっきりさせ、相手を選んで選出することで十分活躍できるポテンシャルはある。
どの型であっても、基本的にきのみに強く依存するので、はたきおとすやトリックに弱い点には注意。



特性考察 [編集]

ほおぶくろ
きのみを食べると体力を最大1/3回復できる。
ほおばるとの相性が良く、相手の攻撃を耐えたうえで防御を二段階上げられる。
くいしんぼう
隠れ特性。HPが最大HPの半分以下になると、残り体力が1/4以下で使うきのみをすぐに使う。
チイラのみやカムラのみと相性が良いが、能力値の差でカビゴンの下位互換になりがち。
くいしんぼうフィラのみは、回復量がほおぶくろオボンの下位互換になるので注意。
(フィラのみ = 1/3 = 33%回復、ほおぶくろオボン = 1/4+1/3 = 7/12 ≒ 58%回復)

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
のしかかり85(127)100麻痺30%タイプ一致技だが、弱点を突けないこと、
ほおばるリュガ後のボディプレスの方が火力が高いこともあり、採用しない選択もある。
とっておき140(210)100-タイプ一致技。工夫が要るが高威力で連発可。
長期戦になりがちなポケモンなので、他の技を使い切りやすい。
いかりのまえば-90-優秀な削り技。
ボディプレス80100-リュガの実をほおばる場合のメインウエポン候補。
ジャイロボール1~150100-対岩・氷・フェアリー。ドラパルトにもある程度の有効打になる。
ダイマックス技で防御上昇。
じしん100100-対鋼・毒・炎・電。
しっぺがえし50→100100-後攻で威力倍。対ゴースト・エスパー。
タネばくだん80100-対水地面。積み型でてんねんヌオー対策。
タネマシンガン25*2~5100-対水地面。積み型でタスキ頑丈対策。
A全振り+はらだいこなら3発で無振りミミッキュ高乱数。
ワイルドボルト90100反動1/4対水。反動が痛い。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
こちらは反動無し。ギャラドスペリッパーに。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
4倍ピンポイント。ナットレイアイアントカミツルギに。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍ドラゴンランドロスに。
A特化ならランクが+1以上で確1なので、剣舞後に威嚇を受けても役割遂行可能。
サイコファング85100壁破壊壁破壊に。
カウンター-100優先度-5余程のことが無ければ一撃で倒されないので狙いやすい。
ほおぶくろオボンでリカバリも可能。
ほしがる60(90)100道具奪取ほおばるで能動的に持ち物を空けられるため相性がいい。
どろぼうよりも威力が高い。
どろぼう60100道具奪取ほしがると違いタイプ相性で無効化されないが、せいぎのこころには注意。
変化技タイプ命中解説
ほおばる-きのみ効果を発動させつつ、防御2段階上昇。同時にほおぶくろの効果も発動する。
相手が「きんちょうかん」でも発動が可能。
ねむる-基本的に素ねむりとなるが、積み技や弱点を持たない物理なら受けきれる。
はらだいこ-ハイリスクな積み技だが、持ち前の高耐久とほおぶくろ+オボンのみと合わせて。相手のイカサマに注意。
つるぎのまい-↑より堅実に積みたいならこっち。1積みでは決定力不足気味。こちらもイカサマには注意。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックとっておき140(210)相手:S↓一致技。等倍範囲が広い。
代わりに追加効果はトリックルームやジャイロボールとの相性が悪く、使っても抜ける相手がいないので残念。
のしかかり
いかりのまえば
130(195)
ほしがる110(165)
ダイナックルばかぢから95味方:A↑対岩鋼。物足りない攻撃力の補強にも。
ボディプレス90
カウンター75
ダイソウゲンタネばくだん130場:GF対水地面。グラスフィールドで草技威力1.3倍。ほおぶくろ発動後の回復ソースにも。
地震の威力が下がる点は注意。
タネマシンガン
ダイスチルアイアンテール
ジャイロボール
130味方:B↑対岩妖。物理受けに磨きをかける。
ダイアースじしん130味方:D↑対岩鋼。連発すれば特殊受けも狙える。
ダイアークかみくだく130相手:D↓対霊。追加効果が自身に生きることは少ない。
どろぼう110
しっぺがえし100
ダイウォール変化技-まもる高いHPを活かして相手のダイマックス状態を終わらせる。
+  ピンポイント採用の技

型考察 [編集]

ほおばる型 [編集]

特性:ほおぶくろ
性格:のんき/わんぱく
努力値:H252 B252orA252orD252
持ち物:リュガのみ/オボンのみ/フィラのみ
確定技:ほおばる/ボディプレス
攻撃技:いかりのまえば/カウンター/じしん/スイープビンタorのしかかり/かみくだくorしっぺがえし/かみなりのキバ/こおりのキバ/ほのおのキバ/タネばくだん/ジャイロボール/ほしがるorどろぼう
補助技:たくわえる/つるぎのまい/ねむる

ほおばるにより防御2段階上昇しつつほおぶくろで回復し、防御依存ダメージのボディプレスで殴る型。
リュガのみと合わせれば防御3段階アップ。攻撃に努力値を割かずとも火力が出せるため、物理を起点化しやすい。
いかりのまえばでの削りや物理へのカウンター、きのみ使用後のどろぼうで相手の妨害など動きも多彩。

B特化+リュガほおばるによるBランク↑3でのボディプレスは火力指数32160。
A特化ローブシンのアームハンマー(31650)を僅かに凌駕する火力ではあるが、2ターンかけたにしては然程強力というわけでもない。
タダで殴られるにはリターンが見合わないため、ほおばるによるB上昇が活かせる相手をしっかり選んで繰り出したい。

参考までに、素のB特化ボディプレスは火力指数12880、無補正無振り最大威力ジャイロボールは火力指数17250。

耐久に努力値を振り切った場合だとダイマックス中はあまり火力が出ず、やや相性が悪いのが難点。
ダイマックスの使用も視野に入れるなら攻撃に振るか、ジャイロボールを採用してダイスチルで防御を上げながら殴るのがベター。

ちなみに、わんぱくにして鈍足耐久型に先手を取るようにするのも手。
S4振りで無振りナットレイ、Sに84振ると無振りサニゴーン、Sに124振ると無振りドヒドイデに先手を取れる。

オボン積み型 [編集]

特性:ほおぶくろ
性格:ゆうかん/のんき/いじっぱり/わんぱく
努力値:H244 A252ベースでB調整
持ち物:オボンのみ
確定技:はらだいこorつるぎのまい/スイープビンタorのしかかり
優先技:ジャイロボール/じしん/かみくだくorしっぺがえし
攻撃技:かみなりのキバ/こおりのキバ/ほのおのキバ/タネばくだん/ボディブレス
補助技:たくわえる/ねむる

ほおぶくろ+オボンのみの回復量を活かした型。
元々耐久は高めなので、HP最大なら大概の攻撃は一発は耐える。
相手の攻撃を耐えつつはらだいこやつるぎのまいを積み、減ったHPはきのみでほぼ全回復することで、次ターン以降の高火力で殴り勝つ。

元々A95とそれなりで、三色キバを始め技範囲も広いため、攻撃面での不安はない。
ミミッキュにはジャイロボール、ドラパルトにはしっぺがえしとトップメタに対する打点もあり、一度積めば十分な火力が出る。
ほおばる型と違いダイマックスとの相性が非常に良いのもポイント。

リターンが大きいのははらだいこだが、被ダメージを見誤るとほおぶくろ+オボンの回復量を合わせても上から叩かれて終了となってしまう。
トリル下での運用や壁貼りから繋ぐなど一工夫するとハマりやすくなる。
はらだいこではなくつるぎのまいにするとHPを削らないのでほぼ確実に十分に行動回数を稼ぐだけのHPを確保でき、単騎でも積みが安定する。

つるぎのまい採用時に火力が足りない場合は、ダイマックスすれば追加効果も合わせて撃ち合いでは困らない。
ダイマックスは使用時のHP残量が多いほど有利なのでHP回復の恩恵は非常に大きく、ヨクバリスほどの耐久ともなれば等倍で2,3発は余裕で耐える。

はらだいこオボンをする場合はHPを2n調整、具体的にはH244振りするとよい。

クッション型 [編集]

特性:ほおぶくろ
性格:のんき/わんぱく
努力値:HB252
持ち物:オボンのみ/フィラのみ
確定技:カウンター
攻撃技:ボディプレス/いかりのまえば/のしかかり/じしん/ジャイロボール/ほしがるorどろぼう
補助技:たくわえる/まもるorこらえる/ねむる

B特化時の耐久力はA特化ドリュウズのいのちのたまダイアース(じしん)でようやく53.3~63.4%の確定2発。
ほおぶくろ+オボンのみで58%、フィラのみで66%の体力を自動回復できるため、規格外のクッション性能を発揮できる。

仮に体力赤ゲージまで削られても6~7割のリカバリーが可能なので、一度カウンターを使用した程度では使い捨てにならない。
物理エースにダイマックスでゴリ押しされても、複数回のカウンターで返り討ちにしてしまえる。
カウンターを嫌って引く相手には、いかりのまえばやボディプレスで削りを狙いたい。
のしかかりによる麻痺撒きや、ほしがるで持ち物を奪うのも良い。


対ヨクバリス [編集]

注意すべき点
耐久力が高く一発では倒しづらい。
更にはほおばるやたくわえる等で粘り強さを上げ、いかりのまえばやほしがるで嫌がらせを仕掛けてくる。
のしかかりやジャイロボールで反撃を仕掛けてくる事もある。
対策方法
専らきのみが戦術の肝なので、はたきおとすやきんちょうかん等できのみを無効化してしまえば怖くない。
ただしほおばるはきんちょうかんでは無効化できないので注意が必要。
いかりのまえばやほしがるの効かないゴーストタイプをぶつけるのも有効だが、ゴーストタイプはどろぼうに一応注意。
ステータスを上げて来る事も多く、ちょうはつやふきとばしで動きを封じるのもアリだが、攻撃もそこそこあるので思わぬ一撃を受けてしまわないように。

外部リンク [編集]