モルペコ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

モルペコ [編集]

No.877 タイプ:でんき/あく
通常特性:はらぺこスイッチ(ターンの終わりにまんぷくもようとはらぺこもようの姿が交互に入れ変わる。)
体重  :3.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
モルペコ589558705897436はらぺこスイッチ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/むし/かくとう/フェアリー
いまひとつ(1/2)でんき/はがね/ひこう/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第八世代で初登場のでんき×あく複合ポケモン。今作の電気ネズミ枠。
固有タイプだが防御面は一切補完しておらず、多耐性・多弱点。
とはいえ元々防御面はかなり低い部類の為、耐性が気になることは少ないだろう。

どの種族値も100を越さず、過去の電気ネズミ枠同様、扱いは少々難しい。
一致技の一貫性こそ高いが抜群範囲も狭く、上を取って殴れても普通に耐えきられてしまいがち。
幸い、あくタイプらしいトリッキーな変化技をなかなか豊富に覚える上に、
ボルトチェンジ、いかりのまえばといったサイクル戦をこなせる技も習得してくれる。

専用技オーラぐるまは、専用特性はらぺこスイッチでタイプが毎ターンでんきとあくで入れ替わる。
どちらの場合でも一致威力110(165)、命中100、素早さ上昇と破格の性能。
はらぺこスイッチの効果が他に無く、抜くと実質特性無しなのもあってほぼ確定技となるだろう。
ちなみに物理あく技としては最大威力。でんき技でもボルテッカーに次ぐ。
本人のスペックが追い付いていないのは気になるが、是非採用しておきたい技。

ちなみに、技範囲自体は第八世代出身としては珍しくかなり良好。
ダイマックスすれば不足気味の威力も補えるが、前述の通り種族値不足からエース適性は低め。
幾つかの条件が整ったときにはじめてつかう程度で、基本はサポートに回った方が動きやすい。
なお、オーラぐるまはダイマックス中もしっかりタイプが変化。ダイサンダー、ダイアークを使える。



特性考察 [編集]

はらぺこスイッチ
専用特性であり、他の特性は持たない。
  • ターン終了時に「まんぷくもよう」と「はらぺこもよう」のフォルムへ交互に変化する。
  • 自身のフォルムによって技「オーラぐるま」のタイプが変化する。
    • まんぷくもよう」のときでんきタイプに、「はらぺこもよう」のときあくタイプになる。
    • モルペコ自身のタイプは変化せず、でんき/あくの複合タイプが維持される。
    • 「オーラぐるま」を元にしたダイマックス技もタイプ変化が適応される。(フォルムに応じたタイプのダイマックス技になる)
  • 登場時は「まんぷくもよう」。
    • はらぺこもよう」で交代した場合も、再登場時は「まんぷくもよう」に戻る。
    • 先発・死に出しの場合は、最初に使用するオーラぐるまはでんきタイプになる。
      交代で出した場合はそのターンの終了時にスイッチし、最初に攻撃するタイミングではあくタイプになる。
  • 「なかまづくり」、「シンプルビーム」などで特性を書き変える、かがくへんかガスで特性の無効化は可能。
    • その場合、「オーラぐるま」のタイプは現在のフォルムで固定される。
  • 特性トレースが働かない(トレースの特性を持つポケモンの特性が書き変えられない)。
    • モルペコが交代して他のポケモン(トレースが有効な特性)が場に出たとき、そのタイミングでトレース発動。
  • 「へんしん」でモルペコに姿を変える場合、その時のフォルムをそのままコピーし、以降はフォルムチェンジしない。
    • 「オーラぐるま」のタイプは現在のフォルムで判定される。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
オーラぐるま電/悪110(165)100素早↑100%一致技。1ターン毎に技のタイプが変化する。このポケモンの個性であり必須技。
ゴーストダイブ等であくオーラを透かされる事があるので注意。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4一致技。『はらぺこ』の時でも電気技が使いたい場合。反動が痛い。
かみなりパンチ75(112)100麻痺10%一致技。ワイルドボルトと選択。威力は低いが反動は無い。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代一致技。特殊技だが物理型でも便利。
とんぼがえりは覚えない。
イカサマ95(142)100-一致技。こちらの攻撃力に関わらず火力が出せる。
かみくだく80(120)100防御↓20%一致技。『まんぷく』時の悪技。性能安定。
タネばくだん80100-水/地面複合などの草4倍へ。
タネマシンガン25*2~5100-同上。タスキやみがわりに強い。
サイコファング85100壁破壊対闘。壁構築に強くなる。
かわらわり75100壁破壊対悪。壁構築に強くなる。
じだんだ75100-対電。電気技を透かされた後などに。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
対草。ナットレイアイアントなどへ。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
対草、竜。
一致技を半減する相手のうち、同種以外の全てに抜群を取れる。
こうそくスピン50100設置技除去・拘束解除
素早さ↑100%
追加効果が優秀。積み技やとどめの一撃として。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰し。オーラぐるまのタイプ調整にも。ダイマックスには無力。
でんこうせっか40100優先度+1ねこだまし以外では唯一の先制技。タスキ潰し。
エレキネット55(82)95素早↓100%特殊技。ダブル用。相手2体素早低下。
バークアウト55(82)95特攻↓100%特殊技。ダブル用。相手2体特攻低下。
いかりのまえば-90-削り技。ゴーストを呼びにくいので刺さりやすい。自身の微妙な火力を補う手段にも。
変化技タイプ命中解説
でんじは90自分より速い相手に。また、後続サポートにも。ほっぺすりすりは覚えない。
すてゼリフ100相手の攻撃・特攻を1ランク下げ、控えと交代。ボルチェンと違い無効化されない。
ちょうはつ100耐久型対策に。素早いので使いやすい。
いちゃもん100オーラぐるまの弱点を突いてくる相手に。
まもる-オーラぐるまのタイプ調整。無難な調整方法だが読まれやすい。
みがわり-オーラぐるまのタイプ調整。使いづらいが決まれば有利対面を作れる。タスキ以外で。
こうそくいどう-素早さ↑↑ 自身の強化に。
こわいかお100素早さ↓↓ 流しやダブル向け。
さきおくり100ダブル用。行動順操作。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス中はオーラぐるまのS上昇が利用できなくなるので注意。

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサンダーオーラぐるま140(210)場:EFメインウェポン。フィールド展開で2発目から威力1.3倍。
オーラぐるまの場合、ダイアークと交互。
ワイルドボルト130(195)
かみなりパンチ
ボルトチェンジ120(180)
ダイアークオーラぐるま140(210)相手:D↓メインウェポン。特防低下はモルペコにはあまり恩恵なし。
オーラぐるまの場合、ダイサンダーと交互。
イカサマ130(195)
かみくだく
バークアウト110(165)
ダイアースじだんだ130味方:D↑でんき。低めの耐久を補う。
ダイナックルかわらわり90味方:A↑あく。4倍狙い。または火力補強。
ダイソウゲンタネばくだん130場:GFじめん。地震威力半減はうれしいがダイサンダーと相性が悪い。
タネマシンガン
ダイサイコサイコファング130場:PFかくとうなど。先制技を防げるがダイサンダーとの相性は悪め。
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴くさ。4倍狙いでナットレイアイアントに。
ダイアイスこおりのキバ120天候:霰くさじめんドラゴン
電気技との補完に優れるが自身の耐久をすり減らしてしまう。
ダイドラグーンげきりん140相手:A↓ドラゴン。ダイアイスに比べ範囲が劣るが追加効果や威力が優秀。
ダイアタックいかりのまえば130相手:S↓あと少し足りないすばやさを補強。ゴーストを呼びにくいため使いやすい。
ダイウォール変化技-まもるオーラぐるまの調整などに。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:はらぺこスイッチ
性格:ようき(推奨)orいじっぱりorむじゃき(ボルトチェンジ採用時)
努力値:AS252、BCD4
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:オーラぐるま
優先技:タネマシンガンorタネばくだん/こおりのキバ/ほのおのキバ
選択攻撃技:かみなりパンチ/かみくだく/イカサマ/サイコファング/かわらわり/ボルトチェンジ/ねこだまし/でんこうせっか/いかりのまえば
選択変化技:すてゼリフ/まもるorみがわり/でんじは/いちゃもん

オーラぐるまは一致高威力+命中安定+S上昇という、スペックだけ見ると最高峰の技。
種族値の都合上どうしても限界はあり、サブ技は基本的に4倍狙いとなる。
幸い習得技の範囲は広く、4倍を狙える技自体は豊富に持っている。
まもるはオーラぐるまのタイプ調整及び相手のダイマックスターン稼ぎに役立つ。ただしダイマックス技を食らうとタスキが潰されるので注意。
倒しきれない相手はすてゼリフで退いて、後続の起点にするのも良い。

ダイナックル以外の自力での火力補強手段を持たないので攻撃に性格補正をかけたくなるが、素早さも97と激戦区内。
特にすぐ下に96族のミミッキュがおり、先手を取られるとこちらが一気に不利になってしまうので余程の理由が無い限り最速を推奨。

こだわり型 [編集]

特性:はらぺこスイッチ
性格:ようき(ハチマキ)or いじっぱり(スカーフ)
努力値:AS252、H6
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:オーラぐるま
優先技:ボルトチェンジorすてゼリフ/かみなりパンチ/かみくだく
選択技:タネマシンガンorタネばくだん/サイコファング/かわらわり/こおりのキバ/ほのおのキバ/じだんだ

通常アタッカー型から分離。
爆発的な火力を得たり本来倒せなかった相手を倒したりできるようになるが小回りが利かなくなる。
オーラぐるまの組み合わせがうまくいかないときはダイマックスする選択肢も頭に入れておく。
サブ技は4倍ピンポイントや追加効果目的で選択。ダイマックス前提ならこおりのキバがおすすめ。

交代技としてボルトチェンジ、すてゼリフの2つがある。
ボルトチェンジは相手に負担を与えながら有利な相手に交代できるが呼ぶ地面に無効化されてしまう。
すてゼリフは相手に負担を与えられないが後続の低負担降臨ができる。また、ダイウォールとしても利用できる。
お好みで選択。もちろん、搭載しない選択肢もあり。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対モルペコ [編集]

注意すべき点
専用技「オーラぐるま」は高威力+S上昇、特性によりターン毎にタイプが変わる性質から一貫性が高い。
技範囲も広めで、4倍弱点持ちで受けるのは危険。
S上昇によって、有利な相手を投げても「ボルトチェンジ」や「すてゼリフ」で安全に逃げられてしまう。
「いかりのまえば」により役割破壊を狙ってくる可能性もある。
対策方法
種族値は全体的に控えめで、特に耐久面は紙同然。上から叩けるポケモンなら苦労はしない。
なお、電気・悪の双方を半減以下に抑え込めるガラル地方のポケモンは、
ダーテングエルフーンマシェードジャラランガサザンドラビリジオンワルビアルデデンネカプ・コケコ。※エレキフィールドを逆に利用されないよう注意
これらはモルペコのサブウェポンで4倍を取られる事も無い。ただし、デデンネとカプ・コケコ以外は「こおりのキバ」で抜群は取られる。
モルペコ自身も両方半減できるが、何分耐久面が脆いので半減でも普通に痛い。

外部リンク [編集]