プテラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

プテラ [編集]

No.142 タイプ:いわ/ひこう
通常特性:いしあたま(技の反動ダメージを受けない)
     プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実が食べられなくなる)
体重  :59.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
岩/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
プテラ80105656075130515いしあたま/プレッシャー/きんちょうかん
アーケオス751406511265110567よわき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/でんき/こおり/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん

数少ないいわ×ひこう複合。素早さ130族の一角であり、いわタイプとしては最速。
その他の種族値は全体的に平凡で、攻撃が多少高い程度。耐久もそれなりぐらいで、弱点・耐性ともに多く、不安定なのは否めない。

第八世代ではメガシンカの廃止により、決定力の不足が再度浮き彫りになる形に。
また、新たな高速ポケモンにドラパルトカマスジョーレジエレキが登場。
いずれもタイプが異なり、ライバルとはなりづらいが最早130という素早さも信頼できる数字ではなくなっている。
結果的に、いわゆる130抜き調整が減少し、環境自体は逆風だが70族近辺のスカーフが減ったのはありがたくはある。

同複合のアーケオスも高速アタッカーとしての傾向が強く、あちらはデメリット特性があるものの攻撃面の数値が優秀。
特攻も高いので両刀可能であり、大きく上回る素早さでの差別化は意識しておきたい。
技方面ではおいうち、フリーフォールは技自体が廃止、アクアテールは過去作限定となった。
一方でりゅうのまい、ダブルウイング、サイコファング、ロックブラストを新規習得。
一致技2つは共に連続技であり、ロックブラストは不安定だがそれぞれ理論上の最大打点を更新することになった。

ダイマックスとの相性はまずまず。ダイロックとHP倍化で不安な特殊耐久を補填できる他、
単純に不足しがちな火力の補強としても優秀。技範囲も広めなので任意の追加効果を選択しやすい。
ただし相手のダイジェットで強みの素早さを逆転されやすくなっている点には注意。
本人も一致ダイジェットの使い手ではあるが、プテラよりも素早い相手は基本的に対面不利。
信頼できる数字ではないとはいえ元々高速であることは間違いなく、相対的に恩恵は小さい。

禁止級・特性を考慮に入れないという条件では最速のいわなだれ使いというアイデンティティーは相変わらず。
おいかぜやワイドガード等も覚えるので、どちらかというとシングルよりもダブルで活躍しやすい。



特性考察 [編集]

特性はアナウンスが出るもの2つと出ないもの1つなので、どの特性かは必然的にバレる。

いしあたま
すてみタックルを失い、事実上適用技はとっしんのみ。
不一致かつ弱点を突けず、トレース対策にせよ他の特性で困ることはまず無い。
習得技との相性が致命的に悪いので候補外。
プレッシャー
効果自体は耐久の微妙なプテラと噛み合わないが、アナウンスにより対面での素早さ判定が可能。
性質上、スカーフに弱く他の特性も優秀という訳ではないので、消去法的にも優先される。
ただし逆にスカーフを持たせた場合にバレやすく、先発+スカーフではきんちょうかんが優先。
きんちょうかん
隠れ特性。きのみの使用を封じる。きのみに依存する戦術を封殺可能。
だが自分が場に存在し続けるという条件が厳しく、場持ちのいまいちなプテラで封じ続けるのは難しい。
確かにアタッカーとしては弱点タイプのダメージを半減するきのみの系列、中耐久ポケモンのオボンのみや混乱きのみ、特性がんじょうと好相性のイバンのみを封じられるのは便利である。
但し、瀕死や交代で即座にきのみが発動可能となり、何よりもピンポイントな対策であるが故汎用性は低い。
素早さに影響されず発動順が決まっているので、素早さ判別に使えないと同時に相手にも判別されない。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1高威力のメイン技。やや命中不安。もろはのずつきは覚えない。
いわなだれ75(112)90怯み30%命中を重視するなら。怯みにも期待できるが威力は控えめ。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%命中安定で追加効果が優秀。後続に繋げられる。
ロックブラスト25(37)x2~590-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
ダブルウイング40(60)x290-タイプ一致技。火力は並だが貯めがなく連発できる点で優れる。
抜群であればタスキを壊した上で倒せる。
じしん100100-安定した高火力で高範囲。ギルガルドなどの鋼対策に。
サイコファング85100壁破壊壁構築に強くなるがじしんと被る。ドヒドイデなどに。
こおりのキバ6595怯み10%
凍り10%
主に4倍弱点に対して。ランドロスボーマンダガブリアスなど。
ほのおのキバ6595怯み10%
火傷10%
ハッサムナットレイに有効。ただしバレットパンチがきつい。
かみくだく80100防御↓20%威力安定。りゅうのまいとあわせればドラパルトに確1。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリーやマンムーに。
アイアンテール10075防御↓30%アイアンヘッドより高威力だが、確定数はあまり変わらない。
H4振りミミッキュテテフが確2→乱1。
特殊技タイプ威力命中効果解説
だいもんじ11085火傷10%ほのおのキバと選択。
ねっぷう9590火傷10%ダブル用。
変化技タイプ命中備考
ステルスロック-最速のステルスロック使いなのでちょうはつを受けにくく、ほぼ確実に撒ける。
りゅうのまい-攻撃・素早さ強化。
ちょうはつ100耐久ポケモンの補助技封じに。
ふきとばし-タマゴ技。打たれ弱いのでリスクを伴うが、ステルスロックを撒いておけばダメージを蓄積できる。
おいかぜ-タマゴ技・教え技。死に際の味方へのサポートに。
みがわり-様子見や状態異常の回避、プレッシャーの時間稼ぎ、きのみの発動などに。
まもる-様子見に使ったり、プレッシャーと合わせて。
ワイドガード-タマゴ技。ダブル用。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイジェットそらをとぶ
ダブルウイング
130(195)味方:S↑一致技。サンダーエースバーンといったメジャー所のダイジェットの積み合い合戦に強くなる。
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
130(195)天候:砂嵐命中不安を無視できるだけでなく、特防の強化、相手へのスリップダメージでタスキも潰せる。
がんせきふうじ110(165)
ダイアースじしん130味方:D↑一致技。岩技と併せてさらに特防強化も。
ダイサイコサイコファング130場:PF自身に恩恵はない。
ダイアイスこおりのキバ120天候:霰ランドロスガブリアス。スリップダメージに注意。
ダイサンダーかみなりのキバ120場:EFほぼギャラドスピンポイント。EFの恩恵は受けられない。
ダイアークかみくだく130相手:D↓ドラパルトを確1。追加効果は後続へのおまけ程度。
ダイスチルアイアンテール
アイアンヘッド
130味方:B↑フェアリーこおりいわ。不安な防御を補える。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス技を防ぐ。プレッシャーと合わせてPP枯らしにも。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:きんちょうかんorプレッシャー
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252 BorD4
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ
確定技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
攻撃技:ダブルウイング/そらをとぶ/じしん/ほのおのキバ/こおりのキバ/アイアンヘッド/かみくだく
変化技:みがわり/ちょうはつ/まもる/おいかぜ/りゅうのまい/ステルスロック

岩+飛行+地面技は非常に広い攻撃範囲を持ち、それらを素早さ種族値130の速さから使い分けることが出来る。
ただし、攻撃種族値が物足りなく、弱点も多く種族値的にも打たれ弱い。
きあいのタスキで行動回数を確保したり、こだわりハチマキ、いのちのたまで威力を強化するのが基本となる。

きあいのタスキを持つ場合は、攻撃よりも後続サポートの方が有用と判断した際に使える補助技をひとつ忍ばせておくといい。
相手の控えの一致ダイジェット使いに刺さるステルスロックや、ダイジェットを使われた際のケアになり得るおいかぜ、
先発での選出を見据え、サポーターと対面した際に相手の行動を制限できるちょうはつ辺りが選択肢として有力。

また、りゅうのまいを習得したことで物足りない攻撃と、決して安心できなくなった素早さを補強できるようになった。
りゅうのまいを選択する場合は、性格にいじっぱりを選択して火力を優先することも視野に入る。
ただし最速エースバーンに上を取られるようになってしまう点は注意。
向こうからの有効打はアイアンヘッド程度だが、相手ダイマックス→相手のダイスチルをタスキで耐える→相手のダイジェットの起点にされる、
といった流れを取られてしまう可能性もあることは留意しておこう。

特性は、先発で繰り出すことが前提であれば相手との素早さ判定に役立つプレッシャーを、それ以外であればきんちょうかんを選択。
ダイマックスを考慮すると、それぞれに以下のような利点がある。
プテラにダイマックスを使用することはあまりないかもしれないが、状況によってはプテラでダイマックスを使わざるを得なくなったり、
それによって勝ち筋を拾えることもあるので、念頭に置いた上で選択するとよい。

プレッシャー:
ダイウォールと合わせることで、相手のPPをノーダメージで2減らせる。
状況によっては、こちらに致命的なダメージを与える攻撃技のPPを枯らすことで生存ターンを引き延ばせる可能性がある。

きんちょうかん:
ほのおのキバやこおりのキバを素材にしたダイバーンやダイアイスを、オッカのみやヤチェのみで耐える戦法を崩せる。
また、がんじょうやこらえる+イバンのみによる最後っ屁を封じることもできるため、対ジバコイルなどに有用。ただし、先制技には注意。
4倍弱点を突きやすいサブウェポンを多めに採用しているほどこの特性が有用に働く場面も増えてくる。

努力値の余り4はHPに振ると156(4n)となってしまい、ステルスロックを踏んだ際のダメージが最大になってしまうため非推奨。
また、みがわりを採用する際も3回しか使えなくなってしまうため、意図的にきのみを発動させたい場合を除き、余りはBかDに振ること。

先発ステルスロック撒き型 [編集]

特性:プレッシャー or きんちょうかん
性格:ようき
努力値:S252 HorA252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ステルスロック
攻撃技:がんせきふうじorストーンエッジorいわなだれ/ダブルウイング/じしん/ほのおのキバ/こおりのキバ/かみくだく/アイアンヘッド
変化技:ちょうはつ/ふきとばし/おいかぜ/はねやすめ

先発のサポートに特化させた型。ステルスロック使いでは最速であり、ちょうはつも受けにくい。
他にもちょうはつやおいかぜなども覚えるため、状況に応じて使用する順番を組み換えることで相手の妨害&味方のサポートの回数を増やせる。

努力値は、行動回数をきあいのタスキに頼る前提ならAS振り、タスキを他の味方に回したいのであればHS振りがオススメ。

先発でサポートを行うのが前提の型であるため、特性は状況次第で素早さ判定に使えるプレッシャーの優先度が高い。
しかし、対先発サンダー等を意識した際に、相手もプレッシャーだった場合は素早さ判定情報が相手にもばれてしまう。
また、サンダー自体が特性せいでんきでの採用が増えていること、アッキのみを発動させずにがんせきふうじを使えることを考えると、
きんちょうかんを選択する余地も存在するため、対応したい状況を想定した上で選択するとよい。


対プテラ [編集]

注意すべき点
恵まれた素早さと攻撃範囲の広さ、ステルスロック、ちょうはつ、ふきとばし、おいかぜなどの優秀な補助技。
上からちょうはつを撃たれにくいため、シングルではステルスロックやちょうはつなどによる先発補助型が多い。
タイプ一致いわなだれとおいかぜ、ワイドガードなどがあり、ダブルバトルへの適性が極めて高い。
きのみに依存した戦術もきんちょうかんで大きく狂わされる。
対策方法
バレットパンチ、アクアジェット、こおりのつぶてなどの弱点を突ける先制技。
ハッサムのバレットパンチや火力アイテム持ちのマリルリのアクアジェットなら、耐久無振りを一撃で倒せる。
しかし大抵きあいのタスキ持ちなので、仕事をされたくないならいたずらごころのちょうはつ持ちを先発させるとよい。
火力は高くはないので、4倍弱点を突かれない、弱点を突けるポケモンなら殴り勝つこと自体は楽。
ダブルではねこだましで動きを止めてる間に倒すか、トリックルームが最大の対策となる。麻痺も有効。

外部リンク [編集]