ビークイン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ビークイン [編集]

No.416 タイプ:むし/ひこう
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)※ミツハニーのとき「みつあつめ」
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる)※ミツハニーのとき「はりきり」
体重  :38.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
虫/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ビークイン70801028010240474プレッシャー/きんちょうかん
ストライク70110805580105500むしのしらせ/テクニシャン/ふくつのこころ
130130(600)しんかのきせき・無振り換算
バタフリー604550908070395ふくがん/いろめがね
テッカニン6190455050160456かそく/すりぬけ

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)ほのお/でんき/こおり/ひこう
いまひとつ(1/2)むし
いまひとつ(1/4)くさ/かくとう
こうかなしじめん

第四世代より登場しているむし×ひこう複合タイプのポケモン。
同複合の中では珍しい鈍足耐久型の種族値配分を持つ。
唯一性は高いものの、この複合タイプは防御面でかなり劣悪であるため種族値との噛み合いが非常に悪い。

第八世代でははねやすめ・かいふくしれい・おいかぜ・がむしゃら等の有用な技を剥奪されてしまった。
高速再生技が無くなり、耐久型は事実上の消滅。サポート型も機能しづらくなってしまう羽目に。
新規習得技自体は多いがほとんどが攻撃技であり、頼り無い攻撃・特攻種族値では活用が難しい。
ゴースト以外では珍しくみちづれを習得するが、鈍足なうえに、現環境ではダイマックスに無効化されるため扱いにくい。
総じて根本的な問題は解決されず、むしろ問題点がより露見、仕様との相性も恵まれないと過去最大級の逆風を受けている。

数少ない評価点としてはどくびしの新規習得、技マシンから消滅し多くのポケモンが失ったどくどくを引き続き習得する点。
きんちょうかんと両立出来るのはビークインのみで、ラムのみを無視して毒を撒ける。
ただし前述の通り耐性面がかなり劣悪なタイプであり、種族値に反して場持ちが悪く、いまいち活かしきれていない。



特性考察 [編集]

2つとも場に出た時に発動する特性なので、出た瞬間必然的にバレる。

プレッシャー
まもる・みがわりとあわせて相手のPPを削り、こちらへの有効打を無くす。
ストーンエッジやだいもんじなら命中率・PP共に低めなので狙いやすい。
素早さが低いので恩恵は薄いが、特性の発動順で素早さ判定も可能。
きんちょうかん
隠れ特性。相手のオボンのみやラムのみを発動させずに技を出せるが、攻撃性能が低く相手を状態異常にする粉技も覚えない。
どくどくとは好相性であるものの、自身が引っ込むときんちょうかんの効果が切れるため、場持ちの悪いビークインではやや活かしにくい。
場に出ると素早さに関係なく最初にアナウンスされるので、素早さ判定は不可。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
こうげきしれい90(135)100急所ランク+1タイプ一致専用技。
威力命中ともに安定で非接触、かつ急所ランク付きと優秀だが、半減されやすい。
れんぞくぎり40(60)
→80(120)
→160(240)
95連続命中で
威力上昇
一致技。耐久力に任せて連続使用する。
3段階目からは半減でも一致120技相当。
外すか別の技を挟むと威力がリセットされる。
ミサイルばり25(37)*2~595-タイプ一致技。連続攻撃。
3発でとんぼがえり、4発でこうげきしれい超え。期待値は3発。
むしくい60(90)100相手のきのみ使用タイプ一致技。威力は低いが特性と好相性。意地でも毒を治されたくないなら。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
とどめばり50(75)100相手瀕死で
攻撃↑↑↑
タイプ一致技。追加効果が強力だが、アタッカー型は厳しい。
ダブルウイング40(60)*290-タイプ一致技。便利な連続技だがたまに外れる。
アクロバット55/110
(82/165)
100-タイプ一致技。なげつけるや消費アイテムとあわせて。
クロスポイズン70100毒10%
急所ランク+1
対フェアリー。一致技と半減範囲が被る。
リベンジ60/120100優先度-4後攻かつ被弾で威力倍増。対岩・鋼だが鈍足相手でも上から殴れない。
範囲は広いものの、一致技の補完としては半減範囲が被り気味。
きしかいせい20~200100-こらえると併せられるが、おいかぜがない現状使い勝手は悪い。
なげつける-100道具消費でんきだま等とあわせて。道具を消費するので一度きり。
どろぼう60100持ち物奪取無力化したきのみを奪える。なげつけるなどと併せて。
ダメおし60/120100-主にダブル向けの技だが、シングルでもゴツメと併せれば使えなくはない。
ふくろだたき-100-ダブル用。せいぎのこころの発動に。鈍足なので使いにくい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。追加効果狙いで。ダブルでは全体攻撃。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。
ヘドロばくだん90100毒30%対フェアリー。追加効果もまずまず優秀。
ベノムショック65/130100-どくびしやどくどくを撒く前提なら。
たたりめ65/130100-状態異常の相手に威力倍増。虫との等倍補完が優秀。どくびし・どくどくとあわせて。
パワージェム80100-対炎・飛行。
さわぐ90100行動固定
眠り解除
あくび対策、あるいはダブルでの催眠対策として。
ただしシングルではC特化でもないと起点にされる。みがわり貫通。
変化技タイプ命中解説
どくびし-先発サポートで。ただし、自身は流し性能に乏しい。
どくどく90居座って直接撒くならこちら。きんちょうかんならラムも無効。
あやしいひかり100一応の流し技。確実性には欠ける。きんちょうかんならラム無効。
いばる85同上。ハイリスクだがリターンもある。
ぼうぎょしれい-防御↑特防↑。耐久面を補えるが回復技に乏しいのであまり悠長に積めない。
ねむる-ガラル産唯一の回復技。状態異常も含め全回復。カゴのみやねごととあわせて。
ねごと-ねむると併せて。回復しつつ居座るなら。
いやなおと85相手防御↓↓。疑似的な火力補強。物理受けの妨害にも。
あまいかおり100相手全体の回避率↓↓。ダブルでの補助に。
アロマセラピー-味方全員の状態異常回復。味方の機能停止を挽回する。
みちづれ-虫タイプでは唯一。苦手な相手を無理やり倒す。連続で使うと失敗する。ダイマックスに無効。
まもる-どくどく・たべのこしのターン稼ぎや、プレッシャーとあわせて。
みがわり-時間稼ぎや様子見に。交代読みで出せるとおいしい。
こらえる-対ダイマックスの時間稼ぎに。
にほんばれ-場作りを任せる場合の選択肢。
あまごい-場作りを任せる場合の選択肢。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイワームこうげきしれい
むしのさざめき
130(195)相手:C↓一致技。疑似特殊耐久強化。
とんぼがえり120(180)
とどめばり100(150)
ダイジェットエアスラッシュ
ダブルウイング
130(195)味方:S↑一致技。すばやさ上昇。
1抜きで最速だと86族(ロトム)、準速だと74族(カジリガメ)相当。
2抜きで最速だと130族抜き、準速だと115族抜き。
アクロバット110(165)
ダイアシッドヘドロばくだん90味方:C↑特殊型での火力補強に。
クロスポイズン
ベノムショック
85
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑物理型での火力補強に。
4倍狙いでの奇襲もあり。
リベンジ80
ダイロックパワージェム130天候:砂嵐対炎飛。砂嵐は耐久を削られるので残念。
ダイアークなげつける
ふくろだたき
100相手:D↓ゴースト
ダイホロウたたりめ120相手:B↓ゴースト
ダイアタックきりさく120相手:S↓等倍範囲の広い技。追加効果で抜ける相手はダイジェットの項を参照。
ダイウォール変化技-まもる状態ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
連続使用で失敗しやすくなる。

型考察 [編集]

どくまも型 [編集]

特性:きんちょうかん/プレッシャー
性格:ずぶとい/わんぱく/おだやか/しんちょう
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし/カゴのみ
確定技:どくどく/まもる
優先技:みがわり
攻撃技:たたりめ/ベノムショック/むしくい/ダブルウイング/エアスラッシュ/とんぼがえり
変化技:いばる/ぼうぎょしれい/ねむる/こらえる/みちづれ

ビークインに残された最後の差別化要素であるきんちょうかんorプレッシャー+どくどくを活かした型。
耐久特化でとにかく耐えて毒を撒いて時間を稼ぐ。
きんちょうかんなら自分が居座る限り木の実の発動を抑制でき、プレッシャーならまもみがで毒ダメージを与えるついでにPPを削れる。
無振り80族の上を取れる最速も候補になりそうだが、耐久が減るぶん役割破壊が致命傷になるため扱いは難しいと思われる。

当然ながら上からのちょうはつ・みがわり、毒タイプ・鋼タイプで詰む。
起点化回避の手段としてとんぼがえりがあると便利か。
他の技候補としては、遂行速度を速めるたたりめ、木の実を確実に潰せるむしくい、無駄死にを防ぐみちづれ、生存力を伸ばすねむカゴあたりが考えられる。
B特化すれば、陽気ドラパルトのそらをとぶベースダイジェットくらいはみがわりを置けるHPを残して耐えられる。

サポート型 [編集]

特性:プレッシャー/きんちょうかん
性格:ようき/おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:S252 HAC調整
持ち物:きあいのタスキ/でんきだま/かえんだま
攻撃技:なげつける/ふくろだたき/こうげきしれいorむしのさざめき/ダブルウイング
変化技:みちづれ/アロマセラピー/あやしいひかり/ねむる/どくびし/どくどく

おいかぜもがむしゃらもない苦し紛れのサポート型。
一応特性きんちょうかんのおかげでラムのみを持った相手を毒にすることもできるが
こちらが交代してしまえばしっかり回復されてしまうので、その場しのぎの手。

どくびしとみちづれの両立だけなら4倍弱点がなく素早いハリーセンでも可能。

ゴツメ物理アタッカー型 [編集]

特性:プレッシャー/きんちょうかん
性格:いじっぱり
努力値:H252 A252 B4
持ち物:ゴツゴツメット
優先技:こうげきしれい/ダブルウイング/リベンジ
攻撃技:ダメおし/クロスポイズン/とんぼがえり
変化技:こらえる/どくどく/みちづれ/ぼうぎょしれい/みがわり

まずまずある耐久力を活かして足りない火力をゴツメで補い負荷をかける型。
条件付きだが高威力のサブを得たのでそれを使って戦う。
特性はどくどくを持たせるならきんちょうかん、それ以外ならどちらでも良いか。
こうげきしれいが最高火力だが通りが悪いため一致技はダブルウイング一本という選択も考えられる。

耐久はH252B4振りでA特化ドリュウズのアイアンヘッドが低乱数2(2.7%)、
火力はA特化被弾リベンジでB36振りドリュウズまでゴツメ込み確1といった具合。
いわなだれ持ちは無理だが対物理ならまずまず戦えるか。
サブ技は耐久型対策のどくどく、積んでくる相手にみちづれ、あくび対策のみがわり、接触してくる相手にこらえるでゴツメダメージを上乗せなど好みに合わせて。

クロスポイズンは虫闘悪が通らない妖対策だが、H4振りトゲキッスが確定3なので基本的にはとんぼで逃げたほうが良さそう。


対ビークイン [編集]

注意すべき点
無効耐性1つと1/4耐性を2つ持ち、数値的な耐久力もまずまずある。
特性プレッシャーとまもるの併用でPPの少ない技を枯らされないよう注意。
みちづれの存在や、毒タイプでないどくどく使いである点も頭に入れておきたい。
対策方法
鈍足で攻撃性能は高くなく、耐久力があるとはいっても上からいわ技で攻撃すればあっさり落ちる。
一致技以外は然程恐くないので、鋼タイプなど耐性のあるポケモンなら起点化することすら難しくない。
どく状態に耐性があるポケモンで相手ができればより好ましい。

外部リンク [編集]