バクオング - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

バクオング [編集]

No.295 タイプ:ノーマル
通常特性:ぼうおん(音に関係する技が無効になる)
隠れ特性:きもったま(ゴーストタイプにノーマルと格闘タイプの技が当たるようになる、いかくも効かない)※ゴニョニョのとき「びびり」
体重  :84.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
特殊ノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性特徴
バクオング1049163917368490ぼうおん/きもったまきもったまばくおんぱ、きあいだま
ポリゴンZ8580701357590535てきおうりょく/ダウンロード/アナライズ火力強化特性
ジジーロン7860851359136485ぎゃくじょう/そうしょく/ノーてんきぎゃくじょう、トリル向きの鈍足、多耐性
高火力ばくおんぱ使いHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バクオング1049163917368490ぼうおん/きもったま
ストリンダー7598701147075502パンクロック/プラス/マイナス/テクニシャン

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

第三世代出身の単ノーマル。種族値のバランスは良くないが、第八世代では唯一の一致ばくおんぱ使い。
特化ばくおんぱの火力は、同条件のウルガモスのだいもんじと同程度であり、命中安定・みがわり貫通。
きもったまによりゴーストにも通せる。特化+いのちのたまで無振りドラパルトが確1。
更にかくとうほのおこおりとサブウェポンも広範囲のものが多く、種族値とは裏腹に高い攻撃性能を持つ。
相性のよい新アイテムとしてのどスプレーが登場。特殊アタッカーとして更に磨きがかかっている。

とはいえ鈍足中耐久、かつ耐性に優れない単ノーマルということに変わりは無く、撃ち合いには不安が残る。
自身より速いアタッカーには刹那的な運用に陥りがちで、如何に攻撃機会を確保するかが課題。
なお、HPに大きく偏った種族値を持つのでC特化して残りを耐久に振る場合、Hに振りすぎると無駄が出る。振る場合は116以下で。

第八世代ではハイドロポンプ、だいちのはどうを習得。どくどく、おんがえし、でんげきは等を失った。
めざめるパワーは廃止されたが、元々技範囲に優れるのであまり影響は大きくない。
ただしじめん技は物理のみとなり、特殊アタッカーとして運用する場合ヒードランへの最大打点は命中不安なきあいだまに。

新たなライバルとして同じく音技を主軸にし、特攻・素早さが上回り変化技もバクオングより豊富なストリンダーが登場。
パンクロック込みのばくおんぱの威力は同条件のバクオングの一致ばくおんぱとほぼ同等。
更に専用技・オーバードライブにより、ばくおんぱが通らない相手にもなかなかの打点を叩き出せる。
バクオングの長所はきもったまの一貫性の高さと、サブウェポンの範囲の広さ。
ばくおんぱが通らない相手には一致火力でゴリ押すストリンダーに対し、こちらは抜群を取ることで対処する形になる。
ばくおんぱ+ほのお+みずの組み合わせを、単独で全て半減以下に抑えられるポケモンは現在存在しない。



特性考察 [編集]

ぼうおん
ハイパーボイスやバークアウト、ほろびのうた等の音技を無効化できる。
これらの技が多いダブルで有用だが、トレースされると自身のばくおんぱが通らなくなる。
ストリンダーには強くなるがややピンポイント気味、売りである一貫性の高さを落とすのもありシングルでは優先度が低い。
ダブルではバークアウト対策に有効。ゴーストを相方にする場合、ばくおんぱを実質相手全体攻撃に出来る。
きもったま
隠れ特性。メインウェポンのばくおんぱはもちろん、相性補完のきあいだまもゴーストに無効化されなくなる。
シングルではぼうおんが役立つ場面が少なく、基本的にこちら。ダブルでもばくおんぱが全体攻撃になるので有効。
ただし、ばくおんぱは味方にも当たる。ぼうおんテレパシーで対策しておこう。
いかくも効かなくなったが、技レパートリーは特殊寄りなので基本的に無関係と考えていいだろう。
ちなみにばくおんぱ+かくとう技は、特性まで考慮してもヌケニン、ぼうおんバリヤード以外に等倍以上で入る。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ばくおんぱ140(210)100みがわり貫通バクオングの採用理由となるタイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
ハイパーボイス90(135)100みがわり貫通ダブルでぼうおんテレパシー持ち以外の味方を巻き込みたくない場合にのみ採用。
きあいだま12070特防↓10%対岩・鋼。高威力・命中難。
かえんほうしゃ90100火傷10%ハッサムナットレイヌケニンに。命中重視。
だいもんじ11085火傷10%威力重視。C特化でH振りナットレイを確1。
オーバーヒート13090特攻↓↓連発は効かない。撃ち逃げ向き。
れいとうビーム90100凍り10%ぼうおんジャラランガに有効。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
ハイドロポンプ11080-対岩、ヒードラン。きあいだまより威力が下がるが命中はやや高い。
ダイマックス時の威力も1.5倍近くある。
物理技タイプ威力命中効果解説
けたぐり20~120100-D>Bのバンギラスへの打点として有効。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100補助技対策。鈍足なので使いにくい。
ふきとばし-タマゴ技。積み技対策や、交代読みで。
ねごと-催眠対策。ばくおんぱ+格闘+炎の3枠で補完はほぼ完璧なので技スペースは余り気味。
他のサブウェポンを搭載するよりは有用であることが多い。
+  折りたたみ

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックはかいこうせん150(225)相手:S↓きもったまゴーストにも通り、半端な素早さを補強してくれるため優秀。
ただしばくおんぱは威力据え置きで、音技でなくなってしまう。
ばくおんぱ140(210)
ハイパーボイス130(195)
ダイバーンオーバーヒート140天候:晴れはがね。反動や命中難を補える。
ただしヒードランには無効。
だいもんじ
かえんほうしゃ130
ダイストリームハイドロポンプ140天候:雨いわヒードランにも抜群。
なみのり130
ダイソウゲンソーラービーム140場:GFいわ。HP回復。
ダイアイスふぶき140天候:霰ドラゴン。スリップダメージに注意。
れいとうビーム130
こごえるかぜ110
ダイナックルきあいだま95味方:A↑いわはがね。必中になるが威力は元より下がる。
シングルでは追加効果の恩恵を受けることはほぼない。
けたぐり100物理技。威力が固定される。
ダイウォール変化技-まもる状態相手のダイマックスターン枯らしに。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:きもったま
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S調整or252 残り耐久
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/とつげきチョッキ/のどスプレー
確定技:ばくおんぱ
優先技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/ハイドロポンプorなみのり
攻撃技:ふぶきorれいとうビーム
補助技:ねごと

きもったまにより強烈な一貫性を持つ一致ばくおんぱを軸に攻める特殊型。
こだわりメガネと相性がよい。
半減でもH振りギルガルドをこだわりメガネ持ちで高乱数3に捉えられるので、後出しは容易ではない。
技範囲を活かしたい場合ならのどスプレーを検討してもいいが、
初撃の威力が大幅に低くなることや発動には必ずばくおんぱを選ばなければならないリスクをよく考えること。

サブウェポンは非常に豊富だが、大抵の鋼はメガネばくおんぱで確2~3圏内。
さらに炎技と格闘(水)技があればノーマル半減の岩・鋼にも弱点が突けるので、他のサブウェポンを搭載する利点は薄く、技スペースは余りやすい。

H92振りで各種定数ダメージが最も小さくなる(実数値191)。
上記HP調整の場合さらにB84振りでA特化ギルガルドのせいなるつるぎを確定耐え。

素早さは70未満だがS70~80族周辺には先手を取れると優位に立ち回れる相手が多いため、CS振りも十分候補。
準速でS実数値120、C特化@メガネのばくおんぱでH252FCロトムを中乱1。

AもCと同値なので、特殊メインの両刀型も候補。無補正無振り@珠のけたぐりでH振りバンギラスを高乱1。
この場合性格をれいせいにし素早さを捨てることになるが、元々高くないからと開き直るならS無振りにしその分をAに振っても良い。
但し、それだけに相手の攻撃をある程度受けきらなければならないので、BとDに振る分も最低限残す必要がある。

スカーフ型 [編集]

特性:きもったま
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ばくおんぱ
優先技:だいもんじorオーバーヒート/きあいだま/れいとうビーム
攻撃技:なみのり

スカーフを巻けば最速マニューラなど125族と同速。
特殊に薄めの相手なら先発で起用してガンガン削っていける(タスキには注意)。
中~終盤にかけては、きもったまによる一貫性を活かして高いフィニッシャー性能を期待できる。

準速スカーフなら最速112族(ペンドラー)と同速になる。


対バクオング [編集]

注意すべき点
高威力かつみがわり貫通のばくおんぱをタイプ一致で撃て、きもったまによりゴーストでも無効化できない。
C特化@こだわりメガネのばくおんぱはH252ポリゴン2@きせきを確2なので、低速ポケモンに対する崩し性能に長けている。
半減読みで岩・鋼を出してもDに薄いとかなり削られ、きあいだまやだいもんじで弱点を突かれる場合もある。
種族値は並程度で積み技にも乏しいが、それを感じさせないほどの攻撃性能を持つため、後出しで安定して受けるのは難しい。
対策方法
C特化メガネばくおんぱを確3以下に抑えるにはハピナスラッキーバンギラスレベルの耐久が必要。
攻撃範囲も広いので基本はバクオングより遅いポケモンは選出を控え、素早いポケモンで先手を取って縛るのが定石。
素早さが低く耐久も並程度。上を取るのは容易く、高速格闘タイプなら先制確1が取れる。
ぼうおんやじごくづき持ちならばくおんぱを無効化できる。

外部リンク [編集]