サニーゴ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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サニーゴ [編集]

No.222 タイプ:みず/いわ
通常特性:はりきり(使用する物理技が威力1.5倍、命中率0.8倍になる)
     しぜんかいふく(手持ちに戻ると状態異常が治る)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :5.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
物理水/岩HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サニーゴ655595659535410はりきり/しぜんかいふく/さいせいりょく
(107)(462)はりきりA特化
カブトプス60115105657080495すいすい/カブトアーマー/くだけるよろい
ジーランス10090130456555485すいすい/いしあたま/がんじょう
アバゴーラ74108133836532495ハードロック/がんじょう/すいすい
ガメノデス72105115548668500かたいツメ/スナイパー/わるいてぐせ
(151)(546)かたいツメA特化
カジリガメ9011590486874485がんじょうあご/シェルアーマー/すいすい

ばつぐん(4倍)くさ
ばつぐん(2倍)でんき/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)ほのお
こうかなし---

サニーゴ(ガラルのすがた)の原種で、みず×いわ複合の一角。こちらは進化形態を持たない。
技レパートリーは豊富でカスタマイズ性は高いのだが、合計種族値の低さがどこまでも足を引っ張る。
鈍足で防御・特防に割り振っており無駄自体はそこまで多くないのだが、活躍させるには役割をしっかり定め、
更にそれを遂行できる盤面できっちり運用してやれるだけのスキルが求められる、玄人向けのポケモンとなる。
4倍弱点を持つので役割破壊に弱いが、くさはサブウェポンとしての採用は少なく、くさむすびも威力20(80)に抑え込む。

第八世代での新規習得技はハイドロポンプ、いのちのしずく、メテオビーム。うずしおも再習得。
特攻の種族値の低さから特殊アタッカー適性は低いが、サポート・耐久双方に役立つ選択肢が増加したのは間違いない。
一方でロックカット、がむしゃら、どくどくが過去作限定に。特にどくどくは耐久型で負担をかける手段の激減に繋がっている。
また、だいばくはつも喪失。自主退場技としてはじばくを習得しているが、与えられる負担は減少した。

新要素のダイマックスは、はりきりのデメリットを踏み倒せるので特性との相性自体はなかなか良い。
技範囲も狭くは無く、ダメージを与えながら追加効果を選びやすいのは確かな利点。
とはいえ、はりきりかつ攻撃特化でも、種族値に換算して107程度と、決して高いわけでは無い。
通常時の命中不安だけでなく、カジリガメの登場で「同複合最強のもろはのずつきの使い手」というアイデンティティーも消滅。
全体的に、前世代に引き続き相変わらず使い勝手の難しいポケモンという印象が強まってしまっている。
習得技自体はやはり前世代まで同様、かなり独特かつ代替の利きづらい技を豊富に揃えているので、それらを活かした差別化が鍵になるだろう。



特性考察 [編集]

はりきり
物理技が命中0.8倍になる代わりに威力が1.5倍になる。特殊技や変化技の命中率には影響しない。
はりきりA特化で実質火力は種族値107程度。もろはのずつきもあるので見た目より高火力。アタッカー型にするならこれ。
ただし、ただでさえいわ技は命中不安。最早普通に撃つだけでも博打となりかねない。
命中安定なみず技に関しては同タイプ間でレパートリーに大差がなく、火力はかたいツメを持つガメノデス、種族値が上回るカジリガメに劣る。
必中化の恩恵があるダイマックスとの相性は良いため、採用するならシナジーを活かしたいところ。
しぜんかいふく
毒・麻痺・やけどなどの状態異常を交代時にリセットできる。効果は耐久型とかみ合うが、多弱点かつメジャーなので繰り出し性能は低め。
相手がミラーコート読みで状態異常技を使ってくる可能性はあるが、その場合でも交代するよりステルスロック等を撒いた方が無難。
元々行動回数を稼ぎやすいタイプでもなく、耐久を直接底上げできる訳でもない。基本的にはさいせいりょくが優先される。
さいせいりょく
隠れ特性。交代時に最大HPの3分の1を回復する。能動的に活用出来るので、多少は受けだししやすくなる。
耐久に余裕のないサニーゴにとって回復ソースは非常に有り難く、軽微なダメージを回復してタスキ圏内に持ち直せることも。
とつげきチョッキをもたせた場合の貴重な回復ソースにもなるため、各種持ち物との相性がよく、役割に沿った運用をしやすくなる。
しぜんかいふく同様交代時に発動する特性だが、得られる恩恵や発動機会は圧倒的にこちらが上であるため、優先度は高い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中
(はりきり)
効果解説
もろはのずつき150(225)80
(64)
反動1/2物理最高火力。命中不安だが特性はりきりで高火力。
反動技なのできあいのタスキ持ちでは採用できない。
ストーンエッジ100(150)80
(64)
急所ランク+1反動ダメージのない物理岩技。命中不安。
いわなだれ75(112)90
(72)
怯み30%命中が若干マシになるが、サニーゴでアタッカーをやるなら高威力技が欲しい。
はりきりでなくても、ダブルでのトリルパならサポートに使える。
ロックブラスト25(37)*2~590
(72)
-威力は不安定だがきあいのタスキやみがわりに対して強い。
メイン採用は厳しいのでもろはのずつきと両立し、サブ技感覚で使用するのがベスト。
がんせきふうじ60(90)95
(76)
素早さ↓100%威力は控えめだが追加効果により後続へのサポートが行える。
アクアブレイク85(127)100
(80)
防御↓20%唯一の水物理技。物理型のメインウェポン。
じしん100100
(80)
-岩技と比較的相性補完のよいサブ技。
じだんだ75/150100
(80)
-じしんに比べて威力は劣るが、はりきりによって技が外れやすいのでシナジーはある。
じならし60100
(80)
素早さ↓100%がんせきふうじと選択。ダブルでは周囲全体攻撃。
つららばり25*2~5100
(80)
-対草。水との補完に。じしんと合わせて幅広いタイプの弱点を突ける。
じごくづき80100
(80)
音技封じ霊・超やジャラランガストリンダーアシレーヌなどに。
ダブルでの音技封じにも。
じたばた20~200100
(80)
-鈍足なのでHP管理が難しい。
最大威力ならそれなりの火力は出るが、一致技や他サブウェポンで良さげ。
じばく200100
(80)
使用後瀕死最後っ屁として撃つ他、壁貼り後などに自主退場に使うこともできる。
チョッキ型の起点回避にも。だいばくはつは過去作限定になった。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-特殊最高火力。命中不安。
なみのり90(135)100-性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ねっとう80(120)100火傷30%なみのりにやや威力は劣るが、追加効果が優秀。
うずしお35(52)85拘束ダメージ定数ダメージ源として。釣り出し防止にも。
パワージェム80(120)100-特殊岩の一致技。
げんしのちから60(90)100全能力↑10%追加効果に賭けるなら。
メテオビーム120(180)90溜め技
特攻↑
タイプ一致技。パワフルハーブと合わせて。自身の特攻も上がる。
ふぶき11070凍り10%水・岩技との相性補完がよく、呼びやすい草タイプなどに有効。
命中不安だがCが低いので威力が欲しい。
れいとうビーム90100凍り10%命中安定を重視するなら。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%攻撃技としてはより高威力のれいとうビームを覚えるので味方のサポート用。
だいちのちから90100特防↓10%電気や鋼などに有効だが、水技とは範囲が若干被る。
サイコキネシス90100特防↓10%対格闘。
シャドーボール80100特防↓20%対霊・超。威力が足りない。
ミラーコート-100優先度-5サニーゴの個性の一つ。耐久は平均に毛が生えた程度なので、
きあいのタスキやとつげきチョッキを持たせるとより安定する。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特殊型の積み技。特殊耐久を上げつつ火力を補強できる。
のろい-物理型の積み技。物理耐久を上げつつ火力を補強できる。
元々鈍足なので素早さダウンはあまり気にならない。
てっぺき-物理耐久を底上げする。素の耐久はあまり高くなく鈍足なので対面で積むのは難しい。
ドわすれ-特殊耐久を底上げする。同上。
じこさいせい-使いやすい回復技。積まないと耐久が足りず居座りにくい。
いやなおと85物理受け対策。みがわり貫通。
リフレクター-自身の耐久力上昇の他味方へのサポートにもなる。ミラーコートを誘う際にも。
ひかりのかべ-ひかりのねんどを持たせてリフレクターと一緒に壁貼りの仕事もこなせる。
ステルスロック-撒くだけでも一定の仕事を果たせる。
すなあらし-自身の特殊耐久上昇の他、定数ダメージ稼ぎや天候の妨害などにも。
なお、天候技はすべて覚える。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
こらえる-ダイマックス枯らしに。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームアクアブレイク130(195)天候:雨
ダイロックもろはのずつき150(225)天候:砂嵐
ストーンエッジ130(195)
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ110(165)
ダイアイスつららばり130天候:霰
ダイアースじしん130味方:D↑
じだんだ
じならし110
ダイアークじごくづき130相手:D↓
ダイアタックじばく150相手:S↓
じたばた130
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。
+  特殊技

型考察 [編集]

HDミラコ型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:おだやか/しんちょう/なまいき
努力値:HD252ベースで調整
持ち物:とつげきチョッキ/リンドのみ/ソクノのみ/たべのこし
確定技:ミラーコート
選択物理技:ストーンエッジorロックブラスト/つららばり/じしん
選択特殊技:なみのりorねっとう/パワージェム/れいとうビームorこごえるかぜ
選択補助技:リフレクター/ひかりのかべ/じこさいせい

特殊相手に繰り出し、ミラーコートを主軸にして立ち回っていく型。
サニーゴのミラーコートは比較的有名なため、読みが求められる。
その際、いかに補助技で味方のサポートをしていくかが鍵となる。

型サンプル・使用感
性格 :なまいき
努力値:H252 D252
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ねっとう/パワージェム/つららばり/ミラーコート

とつげきチョッキによって、草以外の技ならほとんど耐えられる。
サニーゴのミラーコートは知られていても、耐久が薄いイメージから高火力技で殴ってくる相手は多く、
とつげきチョッキで耐えてからのミラーコートにより突破できる相手は多い。
ただし、積み技にはかなり弱く、補助技を持たないとつげきチョッキサニーゴではパーティにかかる負担が大きい。
とつげきチョッキをもたない場合には、豊富な補助技でどう対処していくかが鍵。

はりきり型 [編集]

特性:はりきり
性格:ようき/いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252orAS252
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:もろはのずつき(推奨)orストーンエッジorいわなだれ/アクアブレイク
優先技:つららばり
選択技:じしん/じたばた/ロックブラスト/ミラーコート/のろい

はりきりを生かした物理アタッカー型。
耐久はそこまで高くないのでようき最速か、ゆうかん最遅×トリルサポートが推奨される。

ダイマックスすることで必中になる上、反動も踏み倒せる。
岩半減の相手へはサブウェポンで弱点を突きやすい。
最低1度は行動しやすくなるきあいのタスキも考えられるが、もろはのずつきを搭載できないため、今度はカジリガメとの差別化が難しくなる。

また、こだわりハチマキは岩技以外も強化されるが、小回りが利かないことと命中不安はどうにもならない。またダイマックス中にはこだわりアイテムが無効になるのも逆風。
いのちのたまは小回りこそ利き、ダイマックス中にも効果が適用されるが、素では命中不安と反動・珠ダメが痛い。

トリル下で使う場合は決定力アップ・物理耐久アップ・素早さダウンを同時に行えるのろいも有用。


対サニーゴ [編集]

注意すべき点
種族値は低いものの、様々な技を覚えるためカスタマイズ性能が高い。
特に注意すべきなのはミラーコート。4倍の草技でもとつげきチョッキ等で耐えて返してくることもある。
また隠れ特性さいせいりょくの存在でサイクル戦でも実力を発揮する。
はりきりを活かした物理アタッカー型も存在し、一致もろはのずつきが命中すれば大ダメージを負うことになる。
対策方法
補助技持ち個体がかなり多く、ちょうはつでの機能停止を狙いやすい。
ナットレイのような草の物理攻撃持ちならミラーコートを恐れることなく楽に倒せる。
はりきり+もろはのずつきを軸に攻めるアタッカーサニーゴには、みがわりやおにびが有効。

外部リンク [編集]