カラマネロ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

カラマネロ [編集]

No.687 タイプ:あく/エスパー
通常特性:あまのじゃく(自分の能力ランクの変化が逆転する)
      きゅうばん(相手から強制交代させられない)
隠れ特性:すりぬけ(リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる)
体重  :47.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
あまのじゃくHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カラマネロ869288687573482あまのじゃく/きゅうばん/すりぬけ
ラランテス7010590809045480リーフガード/あまのじゃく

ばつぐん(4倍)むし
ばつぐん(2倍)フェアリー
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

通常ポケモン唯一のあくエスパータイプ。
互いに耐性を打ち消しあい、弱点は2つしか無いが耐性もエスパーのみ。
種族値も中途半端で尖った強みは薄いが、特性と技範囲だけで勝負をかけられる独自性を持つ。
一致技+かくとうは非常に補完が良く、この3タイプだけで全タイプに等倍以上。
ただしあく、エスパーは抜群範囲も狭めな点は忘れずに。積まずに撃っても確2以上になりがち。

あまのじゃくは本作では他にツボツボラランテスしか持たない希少特性。
ダイマックス技で能力低下が頻発する第八世代においては非常に強力な効果を発揮できる。
ツボツボは完全に役割が異なり、ラランテスも素早さ、タイプ、技範囲で差別化は容易。
流石に4倍のむしには無力だが、元々特殊アタッカー向きではなく、役割対象外と割り切れば然程問題無い。
元よりむしタイプは通りが悪く、一致以外の採用はほぼとんぼがえりのみであることから使用者の予測も立てやすい。

第八世代ではバトンタッチを獲得。あまのじゃくと組み合わせて高めた能力を引き継ぐことが可能に。
わるだくみを習得しており、あまのじゃく以外での採用も考えられるがその場合他のバトン役との差別化は必要。
攻撃範囲も広がったがはたきおとす、つばめがえしを喪失。特にはたきおとすの喪失は痛い。

ダイマックスとの相性はいまひとつ。相手のダイマックス技で崩されないのはいいが、自分もダイマックスで能力を上げられない。
一致技は双方自身の能力に関与せず、また元の威力不足をカバーする為に切るタイミングはあるか。
あまのじゃくが主流であることからダイマックス技を牽制する能力は素で高いので、敢えてあまのじゃく以外を採用するのもアリ。
ただし種族値の中途半端さをカバーするのが難しくなるので、1ターンの利益を最大限にリターンにする必要がある。



特性考察 [編集]

あまのじゃく
能力変化が反転する事で、ばかぢからと併せて攻撃しながら能力を上げられる。カラマネロの個性でもあり、基本的にはこれ。
その他、いかくギルガルドのキングシールド、ダイマックス技による能力下降など、発動機会はかなり多い。
勿論、自身の積み技で能力が低下する点は注意。ダイマックス技も例外ではない。
また、かたやぶり持ちのポケモンが使う能力下降技は通常通り受けてしまう。
きゅうばん
強制交代技を無効化。みがわりや積み技を使って居座る型には有益で、バトン役としても仕事をしやすい。
ただし、自身と相性の良い積み技が少なく、この特性を使ってまで居座りたい状況はあまり多くない。
ダイマックスに強制交代が不発である都合上、強制交代技自体が下火にあるのも向かい風。
すりぬけ
隠れ特性。みがわりやリフレクターを無視できる。
どちらかというと積み技やさいみんじゅつ+からぶりほけんを採用する際に消去法的に選択される。
素の火力は低く、単に積むだけならばかぢから+あまのじゃくの方が種族値傾向とも噛み合う。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ばかぢから120100A・B↓あまのじゃくならA・B上昇。じごくづきと同威力、サイコカッターより高威力。
サイコカッター70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。性能安定。しねんのずつきは覚えない。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。性能安定。むしのさざめきを封じられれば美味しい。
しっぺがえし50(75)/
100(150)
100-タイプ一致技。後攻なら高威力。
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。A無振りでも使える。サポート型で。
なげつける-100-黒い鉄球や技レコードを持たせて。トリル型でも。
だが、どろぼうと合わせたとしても確実に高威力を出せるのは一度きり。
どろぼう60(90)100道具奪取タイプ一致技。敵の撹乱に。
アクアブレイク85100防御↓20%対炎・地・岩。待望の水タイプの攻撃技。
いわなだれ7590怯み30%対虫・飛行。ばかぢからとの相性補完に優れる。
ついばむ60100相手のきのみ消費対虫やダイジェットに。回復用木の実を食べられれば美味しい。
つばめがえしは過去作限定。
特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%一致技。わるだくみ前提。ダイジェット等と併せないと怯みは狙いにくい。
サイコショック80(120)100-一致技。わるだくみ前提だが、B寄りの相手に刺さる。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%一致技。対D重視なら。
かえんほうしゃ90100火傷10%アイアントなどの虫/鋼ピンポイント。ナットレイの鉄の棘を嫌う際にも。
10まんボルト90100麻痺10%わるだくみを積む前提。
変化技タイプ命中解説
わるだくみ-あまのじゃく以外の特性用。バトンタッチと合わせて。
つぼをつく-ギャンブル性があり、基本はバトンタッチ用か。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。
すりかえ100こだわりハチマキやこだわりスカーフとあわせて。メガストーンやZクリスタル廃止で通りやすくなった。
ひっくりかえす-対象の能力ランクを逆転させる。積み技対策に。ダブルでは味方のサポートにも。
自身とオトスパスしか覚えない貴重な技。あまのじゃくとあわせてダイマックスメタ。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続使用で必ず失敗。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
さいみんじゅつ60起点作りに。空振り保険で空振ったときに素早さ補強。
トリックルーム-素早さは中途半端だが読まれづらい。
バトンタッチ-ばかぢからやわるだくみ等で上昇した能力を引き継ぐ。
こわいかお100ダブル用。縛りの解除に。
サイドチェンジ-ダブル用。毒タイプの味方と弱点をカバーしあう。

ダイマックス技考察 [編集]

あまのじゃくの場合は、能力上昇がマイナスになってしまうため相性が悪い。
とは言え、一致技の威力不足を改善できるのは強力で、こだわりアイテムを解除して撃ち分けられる点も有り難い。
能力上昇する技を撃たざるを得ない場合は、ダイウォールで時間を稼いで元の状態に戻る戦術も頭に入れておきたい。
単純なダイマックスアタッカーとして利用したいなら、初めからすりぬけを選択した方が良い。

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアークイカサマ
じごくづき
130(195)相手:D↓一致技。元技の優秀な追加効果を殺してしまうが、威力は格段に上がる。
イカサマでも自身の攻撃力で撃てる。
しっぺがえし100(150)
ダイサイコサイコカッター120(180)場:PF一致技。フィールド展開で2回目から威力1.3倍。
自身は先制技を覚えないのでデメリットは無く、相手のであいがしらなどを封じられる。
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑はがね。威力が低く、あまのじゃくとの相性は最悪。
ばかぢから95
ダイジェットついばむ110味方:S↑むし。最速ならカマスジョーの1つ下(135族相当)まで加速できる。
あまのじゃくと相性が悪いが、トリル下では利用できる。
ダイロックいわなだれ130天候:砂嵐むし。基本は4倍狙いで。スリップダメージに注意。
ダイバーンかえんほうしゃ130天候:晴むしはがね。役割破壊。アクアブレイクとの両立は難しい。
無振りアイアントは素の火炎放射で十分。
H振りナットレイは最大火力補強しても低乱1が精一杯。
ダイストリームアクアブレイク130天候:雨炎や地面の弱点を突きたい場合に。火炎放射との両立は難しい。
ダイサンダー10まんボルト130場:EF役割破壊。催眠術と相性が悪い。
C下降補正無振りで無振りパルシェン高乱数1発。+珠で無振りギャラドス確1。
あまのじゃく型ならパルシェンはばかぢから、ギャラドスはいわなだれで十分。
ダイアタックきりさく120相手:S↓微妙なSを補う。呼ぶゴーストに注意。技スペースが厳しい。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン終了を狙う。

型考察 [編集]

耐久アタッカー型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:いじっぱり
努力値:HA252ベース
持ち物:回復きのみ/たべのこし/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/ラムのみ
確定技:ばかぢから/しっぺがえしorじごくづき
選択攻撃技:サイコカッター/いわなだれ/アクアブレイク/ついばむ/かえんほうしゃ
選択補助技:ひっくりかえす/さいみんじゅつ/ひかりのかべ/リフレクター/すりかえ/バトンタッチ/みちづれ

ばかぢからで能力を上げながら攻めていく。闘・超・悪で全ポケモンに等倍以上を取る事ができる。
催眠やこだわりすりかえのような搦め手も可能。

持ち物は回復用のきのみや食べ残しを優先したい。
D方面をカバーできるとつげきチョッキも相性は良い。
序盤から火力を求めるならこだわりハチマキも候補。

隙を見てバトンタッチを使用すれば上がった攻撃と防御を味方に渡す事ができる。
ひっくりかえすは、相手に鉄壁などを積まれた場合にも突破できるようになり、受けに強くなる。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ばかぢから/サイコカッター/じごくづき
選択技:いわなだれ/ついばむ/かえんほうしゃ/アクアブレイク/すりかえ/みちづれ

こだわりスカーフで素早さを補い、ばかぢからで攻撃を上げながら全抜きを狙う型。
最速スカーフで、最速135族と同速。130族やそれを目安に調整しているスカーフ勢を抜くことができる。
先制してばかぢからを撃つことで、ある程度の物理耐久を確保することもできる。速さは硬さともいえる。
無振りバンギラスをばかぢからで確1。

ばかぢからで攻撃が上がるとは言え、攻撃補正なし+技の威力が低いので出だしの火力は高くない。
また「カラマネロ=ばかぢから」というイメージは強く、読まれやすいのでばかぢから以外の行動で何をするか、が重要になってくる。
ゴーストタイプへの交代読みではたきおとすなど)

第八世代のダイマックスでは、スカーフ型でもばかぢからで上げた攻撃を使って他の技を打ち分けることができるようになった。
しかし、ダイマックスしている間はスカーフの効能が発揮されない、つまり、すばやさが大幅に下がってしまうので注意したい。
あまのじゃくでばかぢからをダイマックス化すると威力95+反動で攻撃低下のショボい技になってしまう。間違ってもダイナックルを撃たないように。

からぶり催眠術型 [編集]

特性:すりぬけ(推奨) or きゅうばん
性格:いじっぱり
努力値:A252 S調整 H
持ち物:からぶりほけん
確定技:さいみんじゅつ
優先技:じごくづき/サイコカッター
選択技:ばかぢからorきしかいせい/いわなだれ/かえんほうしゃ/アクアブレイク/ついばむ/みちづれ

命中率の低い催眠術を使うことによってからぶりほけんを発動させ大幅なSアップを狙う型。
後攻さいみんじゅつ→先制さいみんじゅつで84%の確率で相手を眠らせることができる。
準速でスカーフ100族(リザードン)と同じ、無振りで117族のエンニュートまで抜ける。
準速だとS過剰、無振りだとやや物足りないのでS調整を推奨。ドラパルト抜きの108振りなどがいいか。

カラマネロのアイデンティティであるあまのじゃくを殺してしまうのは痛いが、ダイマックスを有効活用できる。

確定技のほか、一致技2つもなるべく入れたいが、素早さが上がり読まれにくいためみちづれも使いやすく、こちらも十分候補。

トリックルーム使用型 [編集]

特性:あまのじゃく
性格:ゆうかん/のんき/なまいき
努力値:耐久・素早さ調整 残りA
持ち物:オボンのみ/半減実/くろいてっきゅう
確定技:トリックルーム
攻撃技:ばかぢから/サイコカッター/じごくづき/いわなだれ/かえんほうしゃ/アクアブレイク/なげつける
補助技:ちょうはつ/さいみんじゅつ/ひかりのかべ/リフレクター/すりかえ/みちづれ/ひっくりかえす/バトンタッチ

半端な素早さを切り捨て、トリックルームを活用して先手を取る。
やはり中途半端な火力や耐久に努力値を多く割くこともできる。
ばかぢから等でそのまま戦うもよし、みちづれで1:1交換を狙うもよし。

最遅にすると無振り50族と同速になる。
少し下にはローブシンなど、素早さを見誤ると危険な相手がひしめくため、最遅に限らず調整の余地がある。

+  議論スペース

【ダブル】トリックルームサポート型 [編集]

特性:きゅうばん/あまのじゃく
性格:ゆうかん/のんき/なまいき/いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:耐久調整 残りA
持ち物:オボンのみ/半減実/くろいてっきゅう/メンタルハーブ/きあいのタスキ
確定技:トリックルーム
攻撃技:ばかぢから/サイコカッター/じごくづき/いわなだれ/かえんほうしゃ/なげつける
補助技:さいみんじゅつ/まもる/みちづれ/ちょうはつ/ひかりのかべ/リフレクター/すりかえ/ひっくりかえす

きゅうばんならほえるで退場しないトリックルーム起動役。ほえるを防げるトリックルーム使いにはバリヤードもいるが、耐久の高さ、弱点の少なさに加えてふきとばしも防げることから差別化の必要はない。(ドラゴンテールはあちらは耐性上無効。)
あまのじゃくならトリパの障害となりやすいガオガエンをばかぢからで処理しやすい。ただしA1段階上昇ばかぢからでは特化してもH252振りガオガエンは高乱数1発に留まる。


対カラマネロ [編集]

注意すべき点
かくとうエスパーあくの3技を駆使しすべてのポケモンに等倍以上をとってくる。
あまのじゃくのせいで、いかくやキングシールドが逆効果。
あまのじゃく+ばかぢからのコンボが強力。ばかぢから無効のゴーストは一致悪技で弱点を突かれる。
さらにエスパー技をあわせると全ポケモンに等倍以上の有効打となり、攻撃範囲が広い。
トリックルームやみちづれ、さいみんじゅつ、ひっくりかえす等の搦め手も嫌らしい。
対策方法
一致技は威力が低く、ばかぢからは不一致なので、積まれる前なら処理しやすい。
弱点は少ないが耐性にも乏しく、エスパー以外は全て等倍以上。素の耐久も並程度。
いばるで攻撃半減+混乱と弱体化。ピクシー等のてんねん持ちやメタモンも有効。
フェアリータイプなら一致で抜群を取れる。さらに、カラマネロは弱点の毒鋼技を覚えない。
また、むし技が4倍のためとんぼがえりを使われただけで致命傷になる。

外部リンク [編集]