アーマーガア - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

アーマーガア [編集]

No.823 タイプ:ひこう/はがね
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)※ココガラ、アオガラスの時「するどいめ」
     きんちょうかん(相手のポケモンは木の実が食べられなくなる)
隠れ特性:ミラーアーマー(自分が受けた能力ダウンの効果だけを跳ね返す)※ココガラ、アオガラスの時「はとむね」
体重:75.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アーマーガア9887105538567495プレッシャー/きんちょうかん/ミラーアーマー
エアームド6580140407070465がんじょう/するどいめ/くだけるよろい
テッカグヤ9710110310710161570ビーストブースト

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/でんき
いまひとつ(1/2)ノーマル/ひこう/エスパー/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/むし
こうかなしどく/じめん

第八世代の序盤鳥にして、エアームドテッカグヤに続くひこう×はがね複合。
合計種族値は序盤ポケモンらしく平凡だが、無駄が少なく調整の幅が広い。
非常に優秀な耐性に加え、耐久向けの技を数多く習得、専用特性のミラーアーマーによる崩し耐性まで備える。
総合的に、耐久ポケモンとして綺麗に纏まっており、居座り・サイクル双方に適性のあるポケモン。

ただし耐久指数自体はやや高め程度で、数値受けを務められるほどの性能は無い。
受け性能はあくまでも優秀な耐性と豊富な積み技ありき、かつ負担をかける手段に欠け、遂行速度は遅い。
特殊に対して有効な技がひかりのかべ程度しか無く、一致で弱点を突いてくる特殊アタッカー相手は退くしかなくなりがち。
交代際に負担をかける手段も乏しい為、流し性能が高いと同時に流されやすく、起点にされる対面も多い。
漫然と受け出すのではなく、編成や運用方法をきっちり明確にすることで真価が発揮されるだろう。

環境初期は物理アタッカーが主軸だったこと、同複合や天敵のサンダーが不在だった為、高い採用率を誇った。
現在は選択肢の増加や、不利な相手が勢力を伸ばしてきたことから中堅程度の立ち位置にいる。
鎧の孤島でダブルウイングを習得。威力は少々不安ながら、みがわりやミミッキュ対策が可能に。

ダイマックスとの相性はそれなり。一致技で素早さと物理耐久を底上げできるので、強みを尖らせやすい。
一方ではねやすめ等の優秀な補助技を使えなくなるので、予めダイマックスさせるか否かを決めた上での育成が推奨される。
専用のキョダイマックス技を持ち、効果そのものは悪くないのだがダイジェットが使えなくなる。
壁やフィールド、設置技が厄介になりやすいダブルでは、ダイジェットの素早さ上昇が味方全体に適用される。
結果としてトリパ構築など、素早さ上昇がマイナスになる場合に消極的に採用するのが散見される程度。

同複合の2種とは種族値傾向が全体的にやや近く、役割自体は被りがち。
しかし習得技の違いなどから差別化そのものは意外と容易。以下の特徴を参考にするといいだろう。

アーマーガアの優位点
リフレクター・ひかりのかべ・とんぼがえりの習得、ミラーアーマーによる能力ダウン耐性
エアームドの優位点
ステルスロックの習得、ボディプレスの威力、がんじょうによる一撃必殺技耐性
テッカグヤの優位点
特殊攻撃力・耐久の高さ、高体重による高火力ヘビーボンバー、豊富なサブウェポン、優良な変化技

アオガラスの考察はノートにあります。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイフウゲキひこう敵にダメージを与えた後に壁・罠・フィールドを消滅させる。
考察及びダイマックスとの比較
攻撃後にきりばらいと類似する効果を持つ。
パーティーにとって邪魔な壁などを除去出来るが、自分が相手側に設置したステルスロック等も除去するため注意。
また壁を破壊しながら攻撃できるかわらわりやサイコファングとは異なり、キョダイフウゲキそのものの威力は半減した状態になってしまう。
悪い効果ではないのだが、ダイジェットによる素早さ上昇の恩恵が大きいこともあり、キョダイマックスの優先度は低め。
非常に限定的かつ消極的な理由だが、トリックルームやあまのじゃく持ちの味方と組むなど素早さ上昇がデメリットになる場合、まねっこを利用する等の理由で行動順を変えたくない場合にも、素早さの変化が起きないようにこちらが採用される。
ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

特性はアナウンスが出るもの2つと出ないもの1つなので、どの特性かは必然的にバレる。

プレッシャー
耐久型としては優秀な特性であり、アーマーガアとの相性も悪くはないが、環境を考えるとミラーアーマーの方が活きる機会が多い。
ドリュウズなどの一撃必殺技持ちや、有効打がだいもんじなどの役割破壊技しかない物理相手の試行回数を減らせるのは利点。
特に前者はこちらの積みの成否に関係なく強行突破を許しかねないため、採用する場合大きな利点になる。
特性発動順が素早さに左右されるため、相手の素早さを見極めるのにも使える。
対耐久ポケモンを強く意識するならこちらか。
きんちょうかん
回復きのみなどを使えなくして、確定数をズラされなくなる。
だが、発動機会を考えれば優先度は他の2つに大きく劣る。
特性アナウンスが必ず最初に出るため、きんちょうかんで素早さ判別はできない。
ミラーアーマー
隠れ特性。基本はこれ。いかくや技の追加効果の能力ダウンを跳ね返せる。
ダイホロウを始めとしたダイマックス技の追加効果が飛び交う環境であるため、発動機会は非常に多い。
安定してビルドアップを積む意味でも、この特性の優先度は高い。
なお、かたやぶりで貫通されるのは忘れずに。
また、跳ね返した能力ダウンで相手のまけんきかちきが発動する点は注意が必要。
そのためクリアボディの完全上位互換とはならず、特にこれらの採用が多いダブルではデメリットになることも。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。最高威力。反動が痛い。
ドリルくちばし80(120)100-タイプ一致技。癖の無い安定技。
ダブルウイング40(60)*290-タイプ一致技。2回攻撃。命中が少し不安だがタスキ潰しや対ミミッキュ対策に。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。怯みも狙える。妖・岩への役割遂行に。
はがねのつばさ70(105)90防御↑10%タイプ一致技。アイアンヘッドよりPPが多い。
ボディプレス80100-Aの代わりにBの値でダメージ計算。鉄壁と好相性。
とんぼがえり70100自分交代追い風、挑発後の退場に。相手の交換読みにも。
つけあがる20~100-弱点保険+ダイジェット1回で威力120に。速攻アタッカー型での選択肢。
しっぺがえし50/100100-対霊。アタッカーなら。ダイジェットと相性が悪い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
てっていこうせん140(210)95最大HP1/2反動タイプ一致技。先発サポート型の退場用に。
変化技タイプ命中解説
ビルドアップ-耐久と抜き性能を強化。アタッカー向け。
てっぺき-相手の剣舞などに対抗する。ボディプレスの威力アップにも。
こうそくいどう-低めのSを補強。
はねやすめ-耐久型なら必須。先手で回復するとじめんかくとうが刺さるので注意。
ちょうはつ100耐久型や積み技を妨害。ナットレイなどに。
おいかぜ-後続のサポート用、とんぼ返りやアイアンヘッドとも好相性。
リフレクター-後続のサポート用。
ひかりのかべ-同上。
うらみ100プレッシャーと合わせてPPを狩る。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイフウゲキブレイブバード140(210)壁・罠・
フィールド消滅
キョダイマックス専用技。相手の壁・設置物や各種フィールドを除去する。
壁構築やフィールド戦術を用いてくる相手に有効だが、
ダイジェットの追加効果も優秀なのでどちらを選ぶか悩みどころ。
主に耐久型や先発サポート型での使用を勧める。
ステルスロックと相性が悪いので注意。
そらをとぶ130(195)
ドリルくちばし
ダイジェットブレイブバード140(210)味方:S↑キョダイマックスでは使用不可
一致技。一貫性が高く、追加効果で抜き性能を向上できる。
アタッカー型の主軸。最速で1回使えばマニューラまで抜ける。
そらをとぶ130(195)
ドリルくちばし
ダイスチルアイアンヘッド130(195)味方:B↑一致技。フェアリーへの役割遂行に。
追加効果が優秀でボディプレスとも相性がいい。
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑抜群をとりやすい補完技。
アタッカー型や受けながら殴る型と相性がいい。
ボディプレスは通常時と違いA換算で攻撃するので注意。
ボディプレス90
リベンジ80
ダイワームとんぼがえり120相手:C↓エスパーあく。疑似特殊耐久上昇。電気を無理矢理突破するなら。
ダイアークつけあがる130相手:D↓エスパーゴースト。追加効果は恩恵がない。
後続サポートにはなる。
ダメおし110
しっぺがえし100
ダイアタックのしかかり130相手:S↓使えば抜ける相手は多いが、抜群をとれないのでダイジェットで十分。
からげんき120
ダイウォール変化技-まもる状態体力を2倍にして相手の猛攻を凌ぐ。

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:ミラーアーマー
性格:わんぱく
努力値:HBベースにS微調整
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/回復実
確定技:はねやすめ
優先技:てっぺき
攻撃技:ブレイブバードorダブルウイングorドリルくちばし/アイアンヘッド/ボディプレス
変化技:ちょうはつ

優秀なタイプを生かした物理受け。相性有利なアタッカーに後出ししてサイクルを回す。
ミラーアーマーのおかげでダイマックスなどの能力下降付加技に強く、妖のマジカルフレイムを受けながら相手の特攻を下げ続けたり、ミミッキュのダイホロウを受けつつアイアンヘッドで反撃したりといった芸当が可能。
万が一ダイマックスする場合を考慮し、攻撃技がボディプレスのみの場合でも性格はわんぱく+A個体値V推奨。
特防もそれなりのため、不一致弱点程度ならはねやすめ連打でPP切れを狙えることもある。ただし、急所もあるため、できれば控えで対処したほうがいい。
また、ちょうはつを採用することで攻撃技を1つしか持たない受けポケモンのPP切れを狙うこともできる。プレッシャーであれば迅速にPPを枯らすことができるので、役割に合わせて選ぶと良い。
ボディプレスはてっぺきとの相性がよく、積めば受けとは思わせない火力を出せる。シーズン1初期よりアーマーガアの基本形となっている。ドリュウズバンギラスなどを意識するなら。

特殊受け型 [編集]

特性:ミラーアーマーorプレッシャー
性格:しんちょうorようき
努力値:HDベースにS調整
持ち物:タラプのみ
確定技:はねやすめ
優先技:ビルドアップ
攻撃技:ブレイブバードorドリルくちばしorそらをとぶorダブルウイング/アイアンヘッド/ボディプレス
変化技:ちょうはつ/うらみ

シーズン1終盤から使用者が出てきた型。不一致サブウェポンや等倍以下の特殊技を受けることでタラプのみを発動させ、その後はねやすめを使い居座る。
本来物理受け型では突破されてしまう相手を受けることができる。その分物理アタッカーには弱くなるが、一撃でやられなければビルドアップかダイジェットによるS上昇からのはねやすめで受けることもできる。
この型は、一度タラプのみが発動した後はあまり交換せず居座る都合上、PPが少ない特殊大技を削りきれば急所や状態異常等による負け筋を潰せるので、他の型よりはプレッシャーも一定の有用度がある。
性格はしんちょうの方が安定するが、ようきならば先制はねやすめで一致電気技を凌いだり、仮想外の敵やミラーの際に上からちょうはつを入れやすくなる。

先発サポート型 [編集]

特性:ミラーアーマー(推奨)orプレッシャー
性格:ようき/わんぱく/しんちょう
努力値:H252 + BDS252 (1つ選択)
持ち物:ひかりのねんど/メンタルハーブ/オボンのみ/混乱実/ラムのみ/オッカのみ/ソクノのみ/たべのこし
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:おいかぜ
選択技:とんぼがえり/ブレイブバード/てっていこうせん/ちょうはつ

おなじみの、壁を貼ったり追い風を吹かせたりした後、後攻とんぼがえりでエースアタッカーを無償降臨させる型。
堅いので全く仕事ができずに退場といった事態がないのはメリット。しかし、挑発はかなり撃たれやすい。
退場技としては、相手に負担を与えるブレイブバードか、繰り返し仕事のできる可能性のあるとんぼがえりがある。

てっていこうせんを追加、威力は期待できないが速やかで安定した退場が可能。

キョダイマックス個体では飛行技としてキョダイフウゲキが使用できる。壁ミラー対策として一考の余地あり。


アタッカー型 [編集]

  • 主に積みアタッカー型、サイクル戦型の2種類がある。

ビルドアップ型 [編集]

特性:ミラーアーマー
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:HA252orHB252orHD252、素早さ調整
持ち物:ラムのみ/たべのこし
確定技:ブレイブバード/ビルドアップ
優先技:はねやすめ
選択技:アイアンヘッド/ボディプレス/しっぺがえし

積んで殴る物理アタッカー。ダイマックスと非常に相性が良い。
ミラーアーマーのおかげで一度積んでしまえば対処し辛く、足りない素早さはダイジェットで補う事ができる。
アイアンヘッド/ボディプレスもダイマックス後の積み技を兼ねている。

弱点保険ダイジェット型 [編集]

特性:ミラーアーマー
性格:ようき/いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:AS252ベースで耐久調整
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:ブレイブバード/アイアンヘッド/きしかいせいorボディプレス
選択技:つけあがる/とんぼがえり/ビルドアップ/ちょうはつ/みがわり/はねやすめ

アーマーガア=受けのイメージを逆手に取り、弱点保険とダイジェットで能力を向上させ速攻アタッカーに転じる型。
バンギラストゲキッスよろしく、ダイマックスを利用してほのおでんき技を数値受けする。
素の攻撃種族値は87なので弱点保険が発動しないと圧倒的火力不足。ボディプレスがあればダイナックルで補うことも可能。

一致技が電気で止まってしまうのが難点。電気タイプは耐久の低いポケモンが多いため、ダイワームで攻撃しつつ粘ったりアイアンヘッドでの怯みを狙う。

サイクル導入型 [編集]

特性:ミラーアーマー
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HAS調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/こだわりスカーフ/オボンのみ
確定技:ブレイブバード/アイアンヘッド
優先技:とんぼがえり
選択技:ダブルウイング/ボディプレス/ちょうはつ/みがわり/はねやすめ

優秀な流し性能を生かし、交代先に負担をかけていくサイクル戦に特化した型。
とんぼがえりは味方の無償降臨を狙える便利な技。交代読みで使えば有利対面を作ることもできる。


相性考察 [編集]

ランターン
アーマーガアの苦手とするほのおでんき技を半減・無効化できる。
ランターンの苦手なくさじめん技もアーマーガアが4分の1化・無効化できるため、相性抜群。
アーマーガアはとんぼがえりを、ランターンはボルトチェンジを覚えることができるため、物理・特殊両方のダメージを与えながらサイクルを回すことが可能。
耐久型に対応するため、アーマーガアにはちょうはつを入れておきたいところ。もしくは他のポケモンで対応できるようにしておこう。

パッチラゴン
アーマーガアの苦手な炎技半減、電気技1/4もしくはちくでんで1/4回復。
パッチラゴンの苦手な竜妖地もアーマーガアが半減・無効化してくれる。
上から撃ち分けてくる竜や氷の一貫性が心配。3体目でカバーしたいところである。


対アーマーガア [編集]

注意すべき点
高い防御とひこうはがねの耐性が優秀で、一致のほのおでんき以外の技では一撃で仕留めることは難しい。
また、各種防御低下技・マジカルフレイムやダイドラグーンやダイホロウの追加効果は跳ね返されるため、強行突破も難しい。
てっぺきとボディプレスのコンボで高火力アタッカーに転じられることもあるので、格闘タイプの苦手なポケモンは注意。
壁やステルスロックもキョダイフウゲキで吹き飛ばされることもある。
対策方法
ほのおでんきタイプのポケモンがいるならそれらの一致技で仕留めるのが一番。
ただし、相手も「もらいび」や「ひらいしん」のポケモンを控えさせていることが多いため、安易に打つのは危険。
はねやすめで粘られることが多いので、突破できる見込みがないときに安易にダイマックスを使用しないようにしよう。
はねやすめした後はかくとうじめんが抜群となるため、着地時を狙ってみるのもあり。
時間(ターン)をかけながら徐々に相手のHPを減らしていくコンセプトのポケモンのため、一撃必殺技を連発するのも手。
また、やけどやまひは相手の遂行速度を遅らせることができる。鬼火や電磁波を持っているならとりあえず撃ってみるのもいい。

外部リンク [編集]