シャワーズ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

シャワーズ [編集]

No.134 タイプ:みず
通常特性:ちょすい(水タイプの技を受けた時、その技を無効化し、最大HPの1/4を回復する)
隠れ特性:うるおいボディ(雨のときに、ターン終了時に状態異常が治る)
体重 :29.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高耐久特殊単水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
シャワーズ13065601109565525ちょすい/うるおいボディ
スイクン100751159011585580プレッシャー/せいしんりょく
ミロカロス95607910012581540ふしぎなうろこ/かちき/メロメロボディ
145606B特化ふしぎなうろこ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性ちょすいの場合、みず無効


ブイズ:イーブイ シャワーズ サンダース ブースター エーフィ ブラッキー リーフィア グレイシア ニンフィア


イーブイの進化系、通称ブイズの一角に当たるみずタイプ。
HPと特防が高いので特殊耐久は勿論、ねっとうの習得により物理にもある程度渡り合える優秀なポケモン。
単純なHB極振りでも、H=B+Dの実数値となる無駄のない配分も魅力。
ブイズらしく攻撃範囲は狭いが、一致技と補完しやすいこおり技を習得、特攻も高めなので火力も最低限はある。
ただしみず相手はまともな有効打が無く、みず・こおり以外の技は威力が不足気味。

第八世代ではめざめるパワーの廃止、どくどくの剥奪と、こおり等倍にならないみず対面で出来ることがほぼ無くなった。
また、種族値や役割が近いミロカロスも引き続き登場しており、スイクンも復帰。
タイプは異なるとはいえ、強力な特性を持つカプ・レヒレも登場しており、競合相手のパワーは相変わらず。
幸い、ブイズの補助技や優秀とは言い難いながら異なる範囲の攻撃技を持つので、仮想敵によってはこちらが優先されるだろう。

新技としてはバトンタッチと相性の良いきあいだめ、みず版とんぼがえりことクイックターンなど。
天候に左右されるもののサブウェポンとしてウェザーボール、ダイマックス前提だがめざめるパワーの代わりとなるどろかけも習得。
新要素のダイマックスにより能動的に雨を降らせることが可能になり、火力を補強する手段が増加した。
一方で相手も天候を容易に変えられるようになっており、またシャワーズの耐久を強引に突破出来るようになった相手も存在する。
Zワザ、メガシンカの廃止により特殊相手の数値受けが大分安定するようになったので、環境的にはそこそこ悪くは無いか。



特性考察 [編集]

ちょすい
通常特性。みず技を無効で受けられるようになる。
HP回復に加え、ねっとうやたきのぼり等の追加効果も無効化出来るので半減とはいえ恩恵は大きい。
特に一部の水ポケモンは、攻撃技がねっとうのみというケースもあるため、場合によっては完封も可能。
強力なウオノラゴンの「エラがみ」も無効化できるが、シャワーズ側からウオノラゴンへの打点も乏しい点には注意。
かたやぶりには貫通されるが、水技持ちはバスラオくらいなので一応覚えておく程度で良い。インテレオンのキョダイソゲキも半減とはいえ貫通されるので注意。
トレースサーナイトにはシャドーボールを持たせるか、あくびで誤魔化すぐらいしかできないので注意。
うるおいボディ
隠れ特性。雨天候時ターン終了時に状態異常を回復できる。
今作はダイストリームで自発的に雨を降らせられるようになり、発動機会が増えた。
とはいえおにびやでんじはを撃たれることはまず無く、どくどくも技マシン消滅により使用者が激減したため、状態異常になる機会は少ない。
あくびに対しては『眠り判定がうるおいボディの発動よりもに処理』されるので対策にならない。
ねむると併用するにしても、ダイマックス中はねむるを使用できないのがネック。
ただ、シャワーズ自身高めのHPと特攻を持つことからダイマックスと相性が良いことと、この特性が前作より使いやすくなったことは確かである。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-高火力の一致技。命中不安・PPが少ないので耐久には不向き。
なみのり90(135)100-命中・威力ともに安定した水技。
ねっとう80(120)100火傷30%威力は低いが追加効果がおいしい。
耐久向けだが、あくびを入れたい場合は邪魔になる可能性も。
だくりゅう90(135)85命中↓30%ダブルでは二体攻撃。命中不安。
うずしお35(52)85拘束ダメージ相手のつり出し防止や有利な相手をキャッチして積みの起点にする場合に。
れいとうビーム90100凍り10%水との相性補完に優れたサブウェポン。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求める場合に。
こごえるかぜ5595素早↓100%主にダブル向け。追加効果が優秀。
シャドーボール80100特防↓20%ブルンゲル等に有効。水が効かない相手への一貫性は高い。
ハイパーボイス90100-教え技。抜群は取れないが一貫性は高い。みがわり貫通。
アシストパワー20~100-バトンで能力上昇を受け継ぐ事やダイサイコを前提に。自分でとけるを積んでもよい。
どろかけ20100命中率↓100%追加効果も優秀だが、ダイアースが威力90になる。
ウェザーボール50/100
(150)
100天候準拠雨でメインウェポン、晴れで威力150命中100となり、霰・砂嵐でも威力100に。
物理技タイプ威力命中効果解説
クイックターン60(90)100自分交代後攻で使えばダメージを稼ぎつつ後続を安全に繰り出せる。
ねがいごととのコンボにも。ちょすいよびみずかんそうはだに注意。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。少しでも被ダメージを抑えてとどめを刺したいときに。
変化技タイプ命中解説
あくび-起点作りや苦手な相手を流すことができる。
とける-防御力を強化。
あまえる100居座るよりも流す場合の選択肢。
アクアリング-耐久向け。バトン可能。
バトンタッチ-積み技やみがわりを味方に引き継ぐ。交代読みにも便利。
ねがいごと-回復兼サポート用。HPが高いので回復量は多い。
H無振りの場合の後続回復量は102、全振りで118となる。
ねむる-回復用。カゴのみやねごとが必要だが状態異常にも強くなる。うるおいボディと好相性。
まもる-あくびの眠り待ち、たべのこしやねがいごとでの回復などに。
あまごい-うるおいボディでねむると合わせて。水技の火力補強にもなる。ダイマックス技で代用可能。
くろいきり-能力変化解除。自身も積み技を使いにくくなるが、ダブルで真価を発揮する。
てだすけ-ダブル専用。味方のサポートに。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイストリームハイドロポンプ140(210)天候:雨メインウェポン。雨で2発目から威力1.5倍。
うるおいボディの発動にも。
なみのり130(195)
ねっとう130(195)
ダイアイスふぶき140天候:霰水タイプ定番のサブウェポン。
あられのダメージとふぶきの必中化で火力を強化できるが自身の耐久も削れる。
追加効果で雨を消してしまう点にも注意。
れいとうビーム130
ダイアースどろかけ90味方:D↑対電毒鋼。ほか、4倍狙いの奇襲としても。
ダイサイコアシストパワー130場:PF先制技封じ。グラスフィールドやエレキフィールドの除去に。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対霊超。
ダイバーンウェザーボール130天候:晴れ晴れ限定。対草虫氷鋼。水技と相性が最悪。
ダイロックウェザーボール130天候:砂嵐砂嵐限定。対氷虫飛。スリップダメージに注意。
ダイアタックハイパーボイス130相手:S↓S低下で後続に繋げる。自身も激戦区なので抜ける相手は多い。
ダイウォール変化技-まもる状態フェイントで解除されないが、ダメージは受ける
相手のダイマックスターン枯らしに。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ちょすい
性格:ひかえめ
努力値:BC252ベースでS調整
持ち物:こだわりメガネ/オボンのみ/たつじんのおび/たべのこし
確定技:なみのりorハイドロポンプ/れいとうビーム
攻撃技:シャドーボール/アシストパワー/でんこうせっか
変化技:あくび/くろいきり

高い特攻と耐久を活かした重火力特殊アタッカー型。
HPは十分に高いので努力値はできるだけ防御と特攻に回すのが基本。
水+氷技のみで水タイプ以外には広く範囲確保できるので、その2つは確定となる。

S65という素早さは低速ポケモンの中ではかなり絶妙な値。
すぐ下にはバンギラスがおり、同速にはブラッキー、すぐ上にアーマーガアがいる。
これらには上を取れればかなり有利になるのでSは要調整。

ねがいごと耐久型 [編集]

特性:ちょすい
性格:ずぶとい
努力値:B252 H252(実値237)orH156(実値225) 残りCDS
持ち物:たべのこし
確定技:ねっとう/ねがいごと
優先技:まもる
選択攻撃技:シャドーボール/れいとうビーム/アシストパワー(とける採用時)/クイックターン
選択補助技:とける/アクアリング/あくび

シャワーズの耐久と特攻を存分に活かし、ねっとう(+やけど)で体力を削っていく型。
まもるは必須ではないが、ねがいごとやたべのこしとの相性がよく、やけどのターン稼ぎにもなるので優先的に採用したい。

ねっとうだけでは決め手にかけるので、もう1枠は攻撃技を搭載したほうが、相手にできるポケモンも増えるだろう。
水技との相性補完なられいとうビームだが、差別化やミミッキュを意識するならシャドーボール。
ただしねっとう+シャドーボールだとトレースポリゴン2に完封されるため、解禁後は要警戒。

シャワーズのHPは高いので、ねがいごとをして交換し控えのポケモンを回復するなど役割は多いだろう。
使い方次第ではパーティの潤滑油になれる。
クイックターンがあるとサポート性能が高まる。

努力値振りについては、HPと防御に振ることにより大体のポケモンを相手にできる。
HPは最大の237調整と、16n+1に合わせた225調整の2パターンが考えられる。
ねがいごとの回復量を優先するなら252振り、細かい無駄をなくしてほかを補強するなら156振りとなる。
特攻に振るなら、「特定のポケモンのみがわりをねっとう1発で確定破壊」など明確な目標を定めておこう。

サイクル型 [編集]

特性:ちょすい
性格:のんき
努力値:HB252
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:あくび/クイックターン
攻撃技:うずしおorなみのりorねっとう/れいとうビーム/シャドーボール
補助技:まもる/くろいきり/ねがいごと

新習得したクイックターンとあくびを利用して対面操作とサイクル回しを兼任する。
ちょすいにより水への後出しで高い安定感を持つ点が他のあくび+クイックターン使いに対する優位点。
火力もそこそこあり、いざとなれば眠った相手をダイストリームで押し流す程度の働きも担える。

後攻クイックターンを狙うためSは最遅推奨。
水技はあくびと相性の良いうずしおか、癖が無く使いやすい波乗りが基本。
ねっとうはあくびと相性が悪いのでパーティにおける役割をよく考えた上で採用したい。

うるおいボディ活用型 [編集]

特性:うるおいボディ
性格:ずぶとい/ひかえめ/おだやか
努力値:防御252 HP 特攻 特防 素早さ調整
持ち物:たべのこし/しめったいわ/ゴツゴツメット
確定技:ねっとうorなみのりorハイドロポンプ
優先技:ねむる
選択技:シャドーボール/れいとうビーム/こごえるかぜ/あまえる/とける/バトンタッチ/あくび/あまごい

今作ではダイストリームで攻撃しつつ雨を降らせられるようになった。
ダイマックス中はHP倍増で高い耐久力を得られ、ダイマックスが切れたらねむるで即回復ができる。
中火力アタッカー・鈍足催眠持ち、どくどく耐久には滅法強い。雨のおかげで無振りねっとうでも結構な威力になる。
自身の氷技や相手のダイロックなどによる天候上書きには注意。

素早さは65となかなかの激戦区。先制で行動したいので思い切って無振り85族まで抜いてしまうのも手。
ダイマックス前提ならダイアタックでS操作、ダイサイコで先制技封じもできる。


対シャワーズ [編集]

注意すべき点
高いHPによる優秀な耐久力とブイズ特有の豊富な補助技を武器に立ち回ってくる。
特攻もそれなりにある為、アタッカーとしても十分運用可能。
ねがいごとを覚え、かつHPが高い為傷ついたアタッカーを回復させるサポートをしてくることも。
対策方法
物理・特殊共に耐久力が優れているので一撃で倒すのは厳しい。
なので毒を入れてジワジワ削っていくのがいい。ただし雨下だとうるおいボディで回復されてしまう危険性も。
補助技を入れているケースが少なくないので、ちょうはつがかなり有効。

外部リンク [編集]