アブソル - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

アブソル [編集]

No.359 タイプ:あく
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
     きょううん(全ての攻撃技の急所ランク+1)
隠れ特性:せいぎのこころ(あくタイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)
体重  :47.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ふいうち+悪アタッカーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アブソル6513060756075465プレッシャー/きょううん/せいぎのこころ
ウーラオス(一撃)100130100636097550ふかしのこぶし
キリキザン65125100607070490まけんき/せいしんりょく/プレッシャー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第三世代出身の単あく。攻撃は高いが一致技の威力は低め、他の数値も低いので漫然と使っても活躍は難しい。
第八世代ではメガシンカが廃止され、マジックミラーの存在による変化技の抑制能力を消失。
読み合いを強制する手段であったおいうちも廃止、新顔として攻撃種族値が同値のウーラオスも登場。
耐性の違いも元の耐久の低さから活用しづらく、総合的に環境としては逆風が吹いていると言わざるを得ない。

一方で、細かいが強化部分も結構多く、まずメガストーン、Zクリスタルの廃止で主力技であるはたきおとすの通りがよくなった。
地味にレベル技に追加されたことで育成難易度が低下。更にインファイトを新規習得、元々紙耐久なのでばかぢからよりもデメリットが小さい。
更にきあいだめを獲得し、きょううんと合わせて積む機会さえあれば、道具問わず確定急所を出せるようになった。

前述したウーラオスとの差別化が何よりの課題。あちらはかくとうを一致で使え、同値の攻撃、少し勝る特攻以外は数値で劣る。
ふいうちや確定急所といったアブソルの強みをあちらも備えているため、数値に沿って単純なアタッカーにすると劣化気味に。
幸いなことにはたきおとすは覚えず、また豊富な補助技も多くはアブソル側だけの強み。4倍狙いの特殊技も、一致技の等倍範囲の広さから候補に。
正面突破よりも、あくタイプらしい搦め手を用いた運用を心がけるとよいだろう。

新要素のダイマックスとの相性はそれなり程度。耐久も多少はマシに、技範囲の広さも有効活用しやすい。
ただし、一致技のダイアークは追加効果が噛み合わず、耐久もそれでも2耐えできない範囲が広い。

なお防御、特防が低いので努力値を攻撃特化、残りを耐久に振る場合はHPに全振りすると僅かながら無駄が出る。
余り256なら、H212残りBDに振り分けると総合耐久指数が最大に。どちらかに振り切らない場合は4余るので素早さにでも振っておこう。



特性考察 [編集]

プレッシャー
対象のPP消費を加速。耐久の低いアタッカーであるアブソルとは噛み合わない。
アナウンスの出る特性同士の対面で素早さを判定出来る。中速帯なので先手の可否は重要。
しかしメガシンカ廃止に伴い突破力が減少しており、先手を取れても確1にできる相手は限られる。
きょううん
急所ランク+1。新規習得したきあいだめと合わせれば確定急所になる。
ピントレンズを持たせると素で50%で急所に当たるようになり、ランク+1の技は確定。
元々突破力が中途半端なので、壁や積みを貫通できるのはありがたい。
ただし、カブトアーマーシェルアーマーには注意。
他の特性がアブソルと微妙に噛み合わないので、消去法的な採用も視野に。
せいぎのこころ
隠れ特性。一致で使われることの多いあく技に繰り出し、返しのインファイトで落とす動きが可能。
ただし耐久力が低く、半減でも無視できないダメージを貰うので、素早さで負けているとそのまま落とされる。
なお、今作に出現するトレース持ちは全て特殊型なのでついでに対策もできる。
やはり他の同特性と同様、相方のふくろだたきを受けられるダブルで用いるのが効果的。
それでも中速低耐久という弱点は無視できず、安定感は他の同特性に劣りがち。
唯一のあくタイプであり、いたずらごころ+変化技を防げる点で差別化したい。
ダブルバトルでの有用性についての議論はノートにあります。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。
つじぎり70(105)100急所ランク+1きょううん+ピントレンズorきあいだめなら確定急所。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除タイプ一致技。厄介な持ち物を排除。弱点保険には注意。
じゃれつく9090攻撃↓10%対格闘・悪。悪技との相性補完に優れる。
とびはねる8585溜め技
麻痺30%
対虫に。相手ダイマックスの時間稼ぎにも。
インファイト120100自防御・特防↓対悪・鋼。耐久低下は気にならない。
しねんのずつき8090怯み20%対格闘。
サイコカッター70100急所ランク+1きょううん+ピントレンズなら確定急所。
ストーンエッジ10080急所ランク+1悪/飛行やトゲキッスに。きょううん+ピントレンズなら確定急所。
いわなだれ7590怯み30%同上。素早さは程々ゆえ怯みはやや狙いにくいか。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%サポート用。
アイアンテール10075防御↓30%対フェアリー。からぶりほけんやダイスチル化でフォローしたい。
フェイント30100優先度+2きあいのタスキ潰しに。他の先制技より速い。ダブルでのまもる解除にも。
特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト55(82)95相手全体C↓100%身代わり貫通+全体攻撃+C低下。専らダブル用。
だいもんじ11085火傷10%基本4倍専用。ナットレイへの有効打が欲しい場合に。
れいとうビーム90100凍り10%同じく4倍対策。こおり4倍の強豪が大量復帰したので刺さりやすくはある。
命中難だが威力の高いふぶきとは選択。
こごえるかぜ5595相手全体S↓100%バークアウト同様、基本ダブル用。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。ふいうちで全抜きを狙う。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
みがわり-交代読みで。ふいうちと相性がよい。
ちょうはつ100補助技対策。ふいうちと相性がよい。
でんじは90高速アタッカーの足止めやS逆転に。ダイジェット対策にもなるので汎用性は高い。
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
ほろびのうた-耐久型対策。まもる・みがわり貫通かつ必中。
バトンタッチ-積み技やみがわりとあわせて。
マジックコート-ちょうはつと選択。ふいうちをおにびなどで透かそうとする相手にも。
ただし、低速低耐久なのでそのまま殴ってくることも多い。
きあいだめ-特性きょううん・つじぎりと合わせて確定急所。ただし、単純なダメージ量は剣舞>急所。
所詮は威力1.5倍なので壁や防御ランク無効を重視する場合に。
+  優先度の低い技

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアークじごくづき130(195)相手:D↓高い一貫性を持つ一致技。追加効果は自身への恩恵はない。
ふいうち
つじぎり
はたきおとす
120(180)
ダイフェアリーじゃれつく130場:MF対闘悪竜。一致技との補完に優れる。
一方でMF展開と電磁波や鬼火は相性が悪い。
ダイジェットとびはねる130味方:S↑対虫闘。追加効果で加速。
最速で使うと準速86族まで抜ける。
ダイナックルインファイト
ばかぢから
95味方:A↑反動を踏み倒せるが初撃は元技より威力が下がる。
負担を与えつつ火力補強に繋がる。
ダイサイコしねんのずつき130場:PF対闘。フィールド展開で2回目から威力1.3倍。
虫や格闘の先制技を封じるメリットはあるが自身の悪技がふいうち採用なら相性が悪い。
サイコカッター120
ダイロックストーンエッジ
いわなだれ
130天候:砂嵐対虫飛行。砂嵐のスリップダメージの発生に注意。
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑対妖。追加効果がシンプルに優秀。
ダイワームメガホーン140相手:C↓他技と範囲が被りがち。追加効果は優秀。
ダイホロウシャドークロー120相手:B↓ダイアークと範囲が被る。
ダイアタックすてみタックル140相手:S↓抜群が取れない。追加効果もダイジェットで十分。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックス切れを狙う。
+  特殊技

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:きょううん(推奨)/せいぎのこころ
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ/むじゃき
努力値:AS252orHA252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/ラムのみ
確定技:はたきおとすorふいうち(両立可)
優先技:インファイト
物理技:とびはねる/がんせきふうじorストーンエッジ/じゃれつく/フェイント/しねんのずつき
特殊技:だいもんじ/れいとうビーム
変化技:つるぎのまい/でんじは/おにび/ちょうはつ/ほろびのうた/バトンタッチ

種族値に沿った物理アタッカー型。鈍足を補うふいうち、補完に優れたインファイトは優先度が高い。
物理アタッカーではあるが、4倍弱点狙いで高威力の特殊技を採用する余地はある。
低耐久で場持ちが悪く、変化技を1つぐらい入れておくと汎用性も高まる。
元々あく技は通りが良いため、つるぎのまい、きあいだめが決まれば一致技だけでゴリ押せる場合も。

耐久に振る余裕は薄く、メガシンカを失ったことで素早さの判別に価値が薄れている。
何か理由が無ければ特性についてはきょううんが推奨される。

確定急所型 [編集]

ピントレンズ型 [編集]

特性:きょううん
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ/むじゃき
努力値:AS252/HA252
持ち物:ピントレンズ
確定技:つじぎり
優先技:つるぎのまい/ふいうち/インファイト
急所技:ストーンエッジ/サイコカッター
物理技:とびはねる/じゃれつく/フェイント/はたきおとす
特殊技:だいもんじ/れいとうビーム
変化技:でんじは/おにび/ちょうはつ/ほろびのうた/バトンタッチ

予備動作無く、出た途端に急所が狙えるのが強み。つじぎり、サイコカッター、ストーンエッジが確定急所。
ダイマックスすると確定でなくなるが、それでも急所率が5割ある為、突破力はかなり高い。ネギガナイトを思い浮かべれば分かりやすいか。

一方で持ち物が固定され、タスキが持てないので相手に先手を打たれると出落ちになりやすいのが難点。
また確定急所技は威力か命中に不安が残り、ダイマックスしないと常にそれらへの不安が残る。

きあいだめ型 [編集]

特性:きょううん
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ/むじゃき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/くろいメガネ
確定技:きあいだめ/はたきおとすorふいうち(両立可)
優先技:インファイト
物理技:とびはねる/じゃれつく/フェイント/がんせきふうじorストーンエッジ/しねんのずつき
特殊技:だいもんじ/れいとうビーム
変化技:つるぎのまい/でんじは/おにび/ちょうはつ/ほろびのうた/バトンタッチ

きあいだめ+きょううんで全ての技が確定急所になる。
積む隙を作る必要がある為、タスキがあるとはいえ先手で落とされやすく、初動が遅いのが難点。
一方で積むことに成功さえすれば、はたきおとすやふいうち、ダイマックス技も全て確実に急所に当たるのは魅力的。
ダイジェットで素早さを補強しやすくなるので、嵌った時の抜き性能についてはこちらが上回るか。


対アブソル [編集]

注意すべき点
攻撃すればふいうちを撃たれるが、交代すればつるぎのまいを積まれる。
はたきおとす・おにびでの妨害、特殊技での役割破壊にも注意が必要。
総じて行動が読みあいになりやすく、安直な行動は付け入る隙を与える恐れがある。
対策方法
耐久は低いため、一致等倍技でも確1を狙える。
フェアリーには有効打がアイアンテールしか無く、悪技を半減で受けられる。特殊アタッカーならおにびも怖くない。
スカーフカプ・テテフならふいうちを無効化しつつ上から叩ける。
悪技に対して受け出される特性せいぎのこころの存在も留意しておこう。

外部リンク [編集]