ムーランド - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ムーランド [編集]

No.508 タイプ:ノーマル
通常特性:いかく(相手の攻撃を1段階下げる) ※ヨーテリーのとき「やるき」
     すなかき(砂嵐の時に素早さが2倍になる。砂嵐ダメージを無効にする) ※ヨーテリーのとき「ものひろい」
隠れ特性:きもったま(ゴーストタイプにノーマルと格闘タイプの技が当たるようになる、いかくも効かない) ※ヨーテリーのとき「にげあし」
体重  :61.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
きもったま物理NHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ムーランド8511090459080500いかく/すなかき/きもったま
ガルーラ1059580408090490はやおき/きもったま/せいしんりょく
ミルタンク95801054070100490あついしぼう/きもったま/そうしょく
いかく物理NHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ムーランド8511090459080500いかく/すなかき/きもったま
ケンタロス75100954070110490いかく/いかりのつぼ/ちからずく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

特攻以外すべて80以上と高水準、かつ無駄のない種族値を持つ物理単ノーマル
耐久を上昇させるいかく、素早さを上昇させるすなかき、攻撃範囲を広げるきもったまと役割が被らず、優秀な特性を3種持つのも魅力。
サブウェポン、補助技の選択肢もなかなか豊富で、編成に合わせ役割をカスタマイズできる器用さが強み。

ダイマックスとの相性は非常に良好。
おんがえしを喪失し癖の強い一致技しか使えなくなったが、ダイアタックにすれば条件やデメリットを無視して高火力を実現できる。
豊富なサブウェポンで様々な効果を得られる点も優秀で、中でもダイロックで自発的にすなかきを発動できるようになった点は特筆に値する。
このため、現環境ではもっぱらすなかき型が主で、一致ギガインパクトの火力と等倍範囲の広さも功を奏して非常に止まりづらいエースに仕上がっている。

逆に言うとダイマックスを使用しない状況では一致技の癖の強さがフォローできず、途端に小回りが効かなくなる。
サブウェポンも豊富とはいえばかぢから以外は低威力、一致技も等倍範囲こそ広いが抜群を突けないので火力難に陥りやすい。
防御面に関しても単ノーマルの宿命で耐性が少なく、素の素早さも中速なので行動回数には限界がある。
明確な役割を定めて運用し、欠点をフォローしながら戦っていきたい。



特性考察 [編集]

いかく
物理耐久を補強する、最早説明不要の優秀な特性。
タイプ上、耐性が少なく高速再生も持たないので物理受けにはあまり向かないが、
サブウェポンや流し技を複数持つので起点の作成、後続への負担の軽減等用途は多い。
無天候で運用する場合は基本はこれ。第八世代で無効化される相手が急増した。トレースにも注意。
この特性の場合自ずとサポート寄りになるとは思うが、アタッカー運用の場合ケンタロスとの差別化は意識しておきたい。
すなかき
単ノーマルでは唯一の特性で、ダイロック(がんせきふうじ)で能動的に発動可能。
ドリュウズには攻撃種族値と素早さで劣るものの、一致ギガインパクトが使えるため等倍最大火力では僅かに上回る。
電気・氷・炎・妖といったサブウェポンも独自のもので自身の弱点も少ないため、差別化はそう難しくないだろう。
すなかき唯一のおさきにどうぞ使いなのでダブルのサポーターもこなせる。
なお、タイプ相性関係なく砂嵐ダメージを無効にする効果もある。
きもったま
隠れ特性。ゴーストタイプに一致技、かくとう技が当たるようになる。
いかくに強くなる上、一致技の一貫性を大きく高められるので相性自体は非常に良い。
問題点はこの特性を選んだ場合概要欄にもある耐性面や素早さの問題を一切フォローできないこと。
更にガルーラ、ミルタンクも同じ特性を持つため、それらとの差別化も考える必要がある。
ほか2つが欠点のフォローや差別化を自然とクリアできることもあり、有用性は十分だが採用率は低い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ギガインパクト150(225)90行動不可タイプ一致技。高威力だがスキが生じるため、ラス1やダイアタックで。
からげんき70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。状態異常対策になるが、素だと火力不足。
かたきうち70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。死に出しで威力倍増。
味方のだいばくはつやほろびのうたとあわせて。
とっておき140(210)100-タイプ一致技。工夫が要るが高威力で連発可。
ワイルドボルト90100反動1/4ノーマル技とあわせて全18タイプに等倍以上。反動が痛い。
かみくだく80100防御↓20%対ゴースト。岩・鋼にも等倍。
じゃれつく9090攻撃↓10%範囲は広いが対ドラゴンとしては火力不足。
バンギラスなど悪タイプにはばかぢからのほうが有効。
サイコファング85100壁破壊壁構築に強くなる。範囲は他の技より狭い。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍ドラゴンに。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
対鋼。ハッサムナットレイに。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対岩・鋼。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
じだんだ75/150100-ノーマルとの相性補完に優れる。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%唯一覚える岩技。ダイロックで砂嵐を撒くことですなかきを起動できる。
特殊技タイプ威力命中効果解説
なみのり90100-味方のじゃくてんほけんの発動用。すなかきで上から発動を狙える。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
あくび-流し技。起点作りに。
あまえる100相手の攻撃を半減。いかくとあわせて物理対策に。
つぶらなひとみ100相手の攻撃を弱化。素早さ無振りでも先制できる。
ほえる-積み技対策や麻痺撒きに。まもる・みがわり貫通で必中。
まもる-あくび・どくどくのターン稼ぎに。
ふるいたてる-AC1段階上昇。積み技はこれだけ。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアタックギガインパクト150(225)相手:S↓一致技。追加効果が優秀。
きもったまなら一貫性が高く使いやすい技になる。
とっておき140(210)
からげんき120(180)
かたきうち
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴れ鋼への有効打。2発目は威力1.5倍。
すなかきの場合天候変化に注意。
ダイサンダーワイルドボルト130場:EF対水飛。フィールド補正で電気技威力1.3倍。催眠対策にもなるが自身のあくびにも影響する。
かみなりのキバ120
ダイアイスこおりのキバ120天候:霰抜群範囲は魅力だがスリップダメージを受けるほか、すなかきの場合天候干渉が痛い。
ダイナックルきしかいせい100味方:A↑対鋼。威力はいまいちだが攻撃しつつ火力を補強。エース向き。
ばかぢから95
ダイアースあなをほる130味方:D↑対鋼を始め有効な相手は多い。追加効果の恩恵も大きい。
じだんだ
ダイサイコサイコファング130場:PF有効なタイプがかなりマイナー。フィールド補正で超技威力1.3倍。サポート型の場合つぶらなひとみが影響を受ける。
ダイロックがんせきふうじ110天候:砂嵐すなかきの始動に。
ダイアークかみくだく130相手:D↓対霊。補完は優秀だが追加効果がいまいち。
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑物理耐久を補強。
ダイフェアリーじゃれつく130場:MF対竜・悪など。状態異常対策になるが自身のあくび・でんじはにも影響する。
ダイウォール変化技-まもるすなかきの場合砂始動から通常時技に繋ぐ。

型考察 [編集]

すなかきアタッカー型 [編集]

特性:すなかき
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 S252
持ち物:いのちのたま/とつげきチョッキ/ヨプのみ/オボンのみ
確定技:ギガインパクト/がんせきふうじ
優先技:ばかぢから
選択技:じゃれつく/あなをほるorじだんだ/からげんき/かみくだくorしっぺがえし/ワイルドボルト/ほのおのキバ/こおりのキバ
補助技:でんじは/あくび/ふるいたてる

すなかきを発動させて高威力のノーマル技で上から叩く、単純かつ強力なアタッカー。
ドリュウズと比べると弱点が少なく、サブウェポンの選択肢が豊富なことが利点。
一方でダイマックス運用と自前で砂嵐を起こすことがほぼ前提となる性質上、長期戦には非常に弱い。

メインウェポンとダイロック用のがんせきふうじは当然だが、対鋼・岩かつダイナックル化で火力補強できるばかぢからも優先的に採用したい。
じゃれつくは対竜。特に一致技を無効化するドラパルトに有効で、ダイフェアリー化で状態異常対策も兼ねられる汎用性が優秀。

通常アタッカー型 [編集]

特性:いかくorきもったま
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 HorS252
持ち物:ヨプのみ/オボンのみ/いのちのたま/こだわりハチマキorスカーフ/とつげきチョッキ
確定技:からげんきorかたきうちorギガインパクト
攻撃技:ばかぢから/かみくだくorしっぺがえし/ワイルドボルト/ほのおのキバ/こおりのキバ/がんせきふうじ/じゃれつく
補助技:でんじは/あくび/ほえる/ふるいたてる

普通のアタッカー型。
いかくなら物理アタッカーへの繰り出し性能が高まり、きもったまならゴーストに強くなる。どちらを選ぶかはパーティと相談で。
素早さは80族なので、こちらもパーティや仮想敵に合わせて調整。

とっておき型 [編集]

特性:きもったまorすなかき
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252をベースに耐久調整
持ち物:シルクのスカーフ/いのちのたま/ラムのみ/ノーマルジュエル
確定技:とっておき
選択技:かたきうちorあくび

あくびor死に出しからのかたきうち→次ターン以降とっておきで大火力の一致ノーマル技を連発することができる。
きもったまならゴーストにも通り、またそれが他のとっておき使いとの差別化にもなる。

ギガイアスのすなおこし+だいばくはつ→すなかきムーランドのかたきうち→とっておきの流れが狙える。
ただしギガイアスのだいばくはつを読まれやすく、呼ぶゴーストには完全に無力である。

物理流し型 [編集]

特性:いかく
性格:わんぱく
努力値:HB252をベースにS調整
持ち物:オボンのみ/ヨプのみ/ゴツゴツメット
確定技:つぶらなひとみ
攻撃技:からげんき/じゃれつく/こおりのキバ/ほのおのキバ/かみくだく/がんせきふうじ
補助技:でんじは/あくび/ほえる/こらえる

いかくとつぶらなひとみを駆使して物理を受け流す。
あくびやほえるがあれば、特殊相手でも流し性能が向上し、でんじはが入り易くなる。
素早さは激戦区の80族なので、ギャラドス等を意識した素早さ調整もあり。

特殊流し型 [編集]

特性:いかく
性格:しんちょう
努力値:HD252をベースに調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし
攻撃技:からげんき/バークアウト/じゃれつく/こおりのキバ/ほのおのキバ/ワイルドボルト/かみくだく/がんせきふうじ
補助技:でんじは/あくび/ほえる/まもる

特殊ポケモンを受け流しつつ状態異常を撒いてサポート。パーティに合わせて攻撃技を選択。
物理が来ても特殊が来てもある程度対処できるので先発サポートとしても使いやすい。

【ダブル】すなかきサポート型 [編集]

特性:すなかき
性格:しんちょう
努力値:HD252ベースに素早さ調整
持ち物:回復きのみ
確定技:でんじは
優先技:あまえる/バークアウト
攻撃技:かたきうち/からげんき
補助技:まもる/あくび/てだすけ/おさきにどうぞ

上からでんじはを撒いたり能力ダウン技を放ったりして相手アタッカーの機能停止を狙う型。バンギラスとセットで使う。
バンギラスにはじゃくてんほけんを持たせて先発ダイマックスで使うか、タスキを持たせて後投げするといい。
すばやさはすなあらし前提で調整し、52振りで最速ドラパルト抜きか68振りで追い風下ドラパルト抜き抜き抜き調整が耐久を削りすぎず程良い。


対ムーランド [編集]

注意すべき点
いかくによる耐久性能。すなかきやきもったまによるアタッカー性能。
からげんき・かたきうち・とっておきなど、条件次第で高火力のノーマル技が多数。
他にも攻撃技ではかみくだくやじゃれつく、補助技ではでんじはやあくびなど優秀な技が揃う。
対策方法
攻撃を上げる便利な積み技や特性はなく、ノーマル技以外は低火力。
いかくやつぶらなひとみがあるので、特殊技で攻めるのがオススメ。
ラム持ちなら状態異常にも強いが、ほえるがあるので積みの起点にはしない方がよい。

外部リンク [編集]