ミュウツー - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ミュウツー [編集]

No.150 タイプ:エスパー
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる)
体重  :122.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
禁止級高速エスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミュウツー1061109015490130680プレッシャー/きんちょうかん
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

高い特攻と素早さを持つ初代出身の禁止級伝説。
耐久も十分で、専用技もあり、特殊アタッカーとして完成した能力を持つ。
第七世代までは禁止級最速だったが、第八世代でより高速の禁伝が多数登場した。

難点はエスパー単という攻防共に不遇なタイプ。
専用技の性能は高いが、抜群範囲が狭いこともあって数値ほどの火力を出しづらいのが頭を悩ませる。
防御面でも耐性のある格闘・エスパーは環境的に少なく、逆に弱点の悪・ゴーストが多い。
一致技だけでなく、初代特有の習得技の豊富さを活かして戦いたい。

第八世代では強化要素・弱体化要素のどちらも多い。

まず、自身より高速の禁止級が多数登場、禁止級最速というアイデンティティを失った。
特に黒馬バドレックスは自身と似通って更に上を行く種族値を持ち、高威力の一致技で弱点を突いてくるため、
採用枠・対面どちらの意味でも天敵と言える存在。

技方面がプラスが大きく、念願のわるだくみを新規で習得。下準備は必要ながら突破力自体は上昇したと言える。
じばく、こうそくいどう、ぼうふうは、配布や特定のソフト限定だったが技がわざマシン、わざレコードで覚えられるように。
一応、ワイドフォースで条件付きだが一致技最大火力も更新した。
逆に失った技で有用なものはリサイクル、どくどく、めざめるパワー、じゅうりょく程度。
おいうちの廃止、メガシンカ・Zワザの廃止に伴うトリックの通りの向上など、技については追い風が大きめ。

廃止されたメガシンカの代用とでもいうように、ダイマックスとの相性も抜群。
自身が覚えられない先制技をダイサイコで牽制、ぼうふうで無理なくダイジェットも使用出来る。
一致技に不安があるとはいえ技範囲自体は良好で、実用圏にあるものだけでも相当数の弱点を突ける。
勿論シンプルに耐久が上昇するのも大きく、予めわるだくみを積んでおくと圧倒的な火力を発揮する。

総じて欠点の少ない高レベルなオールラウンダー。
一方で、明確に有利な相手と言うのも少なく、禁止級解禁ルールにおいても中堅に留まっている。
単なるアタッカーではなく、カスタマイズ性の高さを活かして柔軟に運用したい。

なお、ランクでも禁止級が解禁されるルールが登場したが、当然過去作限定技は忘れさせる必要がある。
特にBW配布のいやしのはどう持ち個体は貴重な為、出来ればそれ以外の世代で確保した個体を採用したい。

主要な過去作限定技(廃止技除く)
つばめがえし/でんじほう/チャージビーム/すてみタックル/グロウパンチ/きあいパンチ/ばくれつパンチ/ちきゅうなげ/カウンター/のろい/かげぶんしん/じこあんじ/どくどく/いばる/じゅうりょく/マジックコート/みきり/なりきり/リサイクル/テレポート/いやしのはどう(BW配布)


特性考察 [編集]

プレッシャー
耐性は微妙で耐久も禁止級伝説としては今ひとつ。
本来の効果よりも、アナウンスにより対面からならスカーフを察知できる点が重要。
きんちょうかんも然程強力な訳ではないので、先発運用ならば十分候補に。
きんちょうかん
隠れ特性。オボンのみや半減実による耐久調整、ラムのみによる状態異常回避を許さない。
フルアタに近い構成ならば、半減実を気にせずに豊富な技範囲で弱点を突けるようになる。
こちらは素早さ判定は出来ず、ミュウツーが退場する(倒れる、交代する)と無効。
元々対面性能の高いミュウツーなので、誤魔化しを許さないのは嬉しい。
完全上位特性を持つバドレックス黒馬の存在は意識しておくように。
過去の配布(第5世代産は通常色、第6世代産は色違い)、VC、BDSPのハマナスパークで入手できるほか、通常特性の個体にもとくせいパッチを使用して変更できる。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコブレイク100(150)100-専用技。相手の防御に依存する技となっているため特殊受けを突破できる。
ダイサイコで特殊計算になるので、この技一本で両刀が可能に。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100-一致技。条件を満たしていればサイコブレイクより高火力かつ全体攻撃。
ぼうふう11070混乱30%ダイジェットと合わせて。単体の使い勝手はいまいち。
はどうだん80-必中悪、鋼に抜群をとれて必中。メインウェポンと合わせてエスパーに半減。
きあいだま12070特防↓10%高威力格闘技。バンギラスに対して確定数が変わるが命中難。
だいもんじ11085火傷10%鋼対策。伝説戦はドラゴンが多く半減も多いので一般ポケモンに対する遂行技として。
ソルガレオギルガルドザシアンに有効。
かえんほうしゃ90100火傷10%命中安定の炎技。HDナットレイは低乱1。
ふぶき11070氷10%ドラゴン対策。霰で必中になる。
れいとうビーム90100氷10%命中安定の氷技。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%サポート用。相手全体攻撃。
かみなり11070麻痺30%対みず・ひこう。雨状態で必中。
10まんボルト90100麻痺10%命中安定の電気技だが半減が多く通りにくい。
ソーラービーム120100溜め技対水・岩・地。ダイソウゲンでも。
エナジーボール90100特防↓10%命中安定の草技だが半減が多く通りにくい。
シャドーボール80100特防↓20%エスパー、格闘と相性のよいサブウェポン。
格闘、ゴーストで全てのポケモンに等倍以上が取れる。
アローラの禁伝やバドレックスに通るので価値はますます上がった。
物理技タイプ威力命中効果解説
しねんのずつき80(120)90怯み20%一致技。基本的にサイコブレイクの方が優秀だがどうしても物理メインが欲しい場合に。
じしん100100--レシラムザシアンなど禁止級では刺さる相手も多い。だいちのちからは覚えない。
ストーンエッジ10080急所率+1炎/飛やレシラムに。げんしのちからやいわなだれと選択。
いわなだれ7590怯み30%ダブルバトル用。素早いので怯みは狙いやすい。
アイアンテール10075防御↓30%ラスターカノンやてっていこうせんは覚えないのでダイスチルを使いたい場合に。
けたぐり20~120100-エスパーを受けに来るバンギラスに。基本は交換読みで当てる。
かわらわり75100壁破壊サポート用。
じばく200100自分瀕死退場技。
変化技タイプ命中備考
わるだくみ-一回積めば突破力大幅アップ。
めいそう-CD↑ 特殊攻撃を受けつつ反撃に出る。
みがわり-状態異常受けやめいそうを積む暇を作れる。
じこさいせい-回復技。めいそうを積めば半端な特殊アタッカーでは突破できなくなる。
おにびやリフレクターと合わせれば物理受けも可能。
ねむる-状態異常および体力回復技。カゴのみとあわせて。
トリック100教え技。130族のこだわりトリックは決まりやすい。
メモリシルヴァディなど、トリックが無効な相手には注意。
かなしばり100みがわりと合わせて特にこだわり持ちを無力化できる。
ちょうはつ100補助技対策。
ひかりのかべ-素早いので先発で壁張り役として使える。
リフレクター-後続へのサポートに加え物理耐久が上がるのでふいうち対策としても兼用できる。
ドわすれ-D↑↑ 特殊受けを狙う。
でんじは90自身より早い禁止伝説が増えたので有用性が向上。まれに外すのが玉に瑕。
おにび85対物理で効果を発揮する。ふいうち対策としても優秀だがたまに外れる。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイサイコサイコブレイク130(195)場:PF一致技。サイコフィールド展開で超技1.3倍&先制技封じ。
サイコブレイクと違い特殊判定。任意のタイミングでダイマックスを切れば撃ち分けも可能。
ワイドフォース同じくサイコフィールド展開。
ダイジェットぼうふう140味方:S↑すばやさ上昇によって抜き性能を向上させる。
ダイバーンだいもんじ140天候:晴れ対鋼。ザシアンザマゼンタメルメタル・虫/鋼と
刺さる相手は多いがぼうふうとの相性は悪い。
かえんほうしゃ130
ダイサンダーかみなり140場:EF対水・飛。PFと相性が悪い。
10まんボルト130
ダイソウゲンソーラービーム140場:GF対水・地。PFと相性が悪い。
エナジーボール130
くさむすび
ダイアイスふぶき140天候:霰対竜/飛・地/飛。ダイマックス後の吹雪必中化。スリップダメージ発生。
れいとうビーム130
ダイナックルけたぐり100味方:A↑対悪・鋼だが低威力。Aアップによりイカサマリスク増大。
きあいだま95
はどうだん90
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐対炎/飛。スリップダメージ発生。
げんしのちから110
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓対超。ソルガレオルナアーラバドレックスに。
追加効果はサイコブレイクに活きる程度。
ダイウォール変化技-まもるダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。
フェイントを受けるものの守りを解除されない。
+  物理技

型考察 [編集]

基本型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252 H4 or CS調整残り耐久
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/とつげきチョッキ/ラムのみ/半減実(カシブ・ナモ)
確定技:サイコブレイク
選択攻撃技:ぼうふう/きあいだまorはどうだん/シャドーボール/かみなりor10まんボルト/ふぶきorれいとうビーム/かえんほうしゃorだいもんじ
選択補助技:わるだくみ/めいそう/おにび/みがわり/ちょうはつ/かなしばり/ひかりのかべ/リフレクター/トリック

典型的な特殊速攻アタッカー型。メガシンカとZワザ廃止でトリックの通りがよくなった。
ダイマックスにより火力補強と先制技対策を同時に行える他、特殊アタッカーながらサイコブレイクとダイサイコにより物理、特殊に対する撃ちわけが可能。
ぼうふうを技レコードで覚えられるようになったことで、配布産以外でもダイジェットを扱えるようになった。

壁貼りサポート型 [編集]

性格:おくびょう/ようき
努力値:A252orC252 S252
持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつボタン
確定技:ひかりのかべorリフレクター(両立可)
選択肢:サイコブレイク/じばく/はどうだん/だいもんじ/れいとうビーム/でんじは/おにび/ちょうはつ/しんぴのまもり

ひかりのねんどを持たせて壁張りとアタッカーの両立という使い方も可能。必ずしもひかりのかべとリフレクターを両方採用する必要はなく、あくまでパーティとの相談。
伝説ポケモンのミュウツーをサポートに使うという非常に贅沢な使い方だが、そこそこの耐久に高い素早さと攻撃性能ゆえの腐りにくさやちょうはつやトリックをされない型の読まれにくさでミュウツーにしかできないサポート性能といえる。

第8世代では、わるだくみを習得し、対わるだくみのついでにミュウツーの補助技を対策される可能性が今までよりも上がった。
わるだくみ・ダイジェットからの全抜きエース型は、第8世代ミュウツーの主流な型の一つであり、多少なりとも意識する必要があるだろう。

サポートで運用するなら退場技のじばくも一考。今作では習得が容易になった。
壁貼り後も高ステータスでそのまま殴っていけるので努力値や技構成等は、耐久寄りにするのではなく上と一緒で問題ない。


対ミュウツー [編集]

注意すべき点
習得する技の範囲が非常に広く、素早さ・特攻が高い上、型の多さもあって初見では何をしてくるのか判別がつかないことが多い。
今作ではわるだくみを習得し、ダイジェットも使用可能な為強引な突破を許しかねない。
対策方法
低耐久を突いて上から叩く
最も安全かつ効果的な方法だが、ダイサイコによるサイコフィールド発動により先制技を持つポケモンは撃ちづらく対策として機能しない事も。
また、ダイジェットが1度でも決まれば並大抵のポケモンではスカーフを持っていても先手を取られてしまう。
言うまでもないが、低耐久といってもあくまで「禁止級のなかでは低い」ということには注意。
(ラグラージより高くトドゼルガとHP4の差しかないくらい)
一般ポケモンではある程度以上に火力がないと一撃で仕留めるのは困難。
具体的にはシャンデラのおくびょうシャドーボールで中乱数1発。一撃で仕留めるならばこれ以上の火力が欲しい。
有利タイプで選出を縛る
ミュウツーが一撃で倒せるポケモンは多くないので、選出段階から縛ってやるのも手。
チョッキガオガエンは主力であるエスパー技を無効化してかつそれなりの耐久力があるので安定した対策と言える。
ただしD特化チョッキガエンでもC特化ミュウツーのきあいだまが低乱2なので過信は禁物。
また前作同様ミミッキュも非常に有効。ただしダイサイコを展開されるとかげうちが通らなくなるので注意。

外部リンク [編集]