バタフリー - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

バタフリー [編集]

No.012 タイプ:むし/ひこう
通常特性:ふくがん(技の命中率が1.3倍になる)※キャタピーのとき「りんぷん」 トランセルのとき「だっぴ」
隠れ特性:いろめがね(相手に半減される技のダメージが2倍になる)※キャタピーのとき「にげあし」 トランセルのとき「だっぴ」
体重  :32.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ちょうのまい
+バトンタッチ
HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バタフリー604550908070395ふくがん/いろめがね
キレイハナ7580959010050490ようりょくそ/いやしのこころ
アブリボン6055609570124464みつあつめ/りんぷん/スイートベール

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)ほのお/でんき/こおり/ひこう
いまひとつ(1/2)むし
いまひとつ(1/4)くさ/かくとう
こうかなしじめん

むし×ひこう複合の一体で、元祖ふくがん+ねむりごなの使い手。
序盤ポケモンとあって種族値は低く、タイプも不遇ながら実質命中率97%のねむりごなが強力。
粉技無効のくさタイプにも一致技で弱点が突けるため対策されにくい。
ちょうのまいやたべのこしと組み合わせた無限型は無対策のパーティを崩壊させうる性能を持っている。

もう一方の特性であるいろめがねも効果は優秀で、ダブルではスキルスワップで特性を相方に渡せる。
とはいえ、ふくがん+スキルスワップはじゅうりょくで代用でき、いろめがね+スキルスワップはシンボラーも可能。
他にもいかりのこな、おいかぜといった技も習得するので、差別化を意識するなら優先度は高め。特にいかりのこなはシンボラーが習得できない。

第八世代では、ほぼ同様の戦法を使用可能、かつ種族値が高く目の上のタンコブであったビビヨンが不在。
これによりふくがん+ねむりごなのコンボが扱える唯一の存在となり、差別化の問題が解決。
更に念願のぼうふうを新規習得し、課題であった火力も大幅強化。
種族値不足は否めないものの、独自の個性を発揮し採用意義に関する問題はほぼ消滅した。

他にダブルにおける回復技としてかふんだんご、後続の無償/低負荷降臨を補助するバトンタッチも習得。
はねやすめを失い、高速でみがわりのHPを補強する手段は失ったが他にめぼしいものは見当たらない。
逆風となりそうなのはダイマックスの追加に伴い、エレキフィールド、ミストフィールドが張りやすくなった点。
本人は種族値の問題や、豊富な補助技がダイウォールになってしまうことからダイマックスとの相性は今ひとつ。
また、環境に蔓延しているダイジェットに弱く、その強力さからひこうタイプ自体がメタられやすくなっているのにも注意が必要。

専用のキョダイマックスも存在。ダイワームよりは活きる盤面が多いが、上述の通りダイマックス自体がバタフリーには切りづらい。
効果自体は優秀だが刺さらない盤面も多く、無理にキョダイマックス個体を使用したいという状況はそこまで多くない。
ただし、ダブルであれば相手両方に同時に状態異常を撒くことが出来るので、シングルより有効活用しやすい。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイコワクむし相手をどく、まひ、ねむりのいずれかの状態異常にする。
考察及びダイマックスとの比較
攻撃しつつ相手に状態異常を付与出来るというもの。
発動率は100%だが、どの状態異常になるかはランダムのため戦略的に使うのはやや難しい。
また耐性のある相手を状態異常にすることは出来ない。例えばマヒ無効のでんきタイプなら、33%でどく、33%でねむり、33%で何も起きない。
エレキフィールドやミストフィールドにも無効化されるが、草技かエスパー技がフィールドを張り替えて対応出来る。

ランダム要素はあるが効果自体は強力なため、基本的にはキョダイマックス個体が選ばれる事が多い。
ダブルでは単体攻撃だが、状態異常を敵全体に撒けるため更に強力。

DLC配信前まではコンペボールとキョダイマックスは両立できなかったが、ダイスープでキョダイマックス個体にすることができるようになった上、「鎧の孤島」ではコンペボールそのものを入手できるようになった。

ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

ふくがん
通常特性。ねむりごなの命中不安を解消でき、無限戦法の要となる。
第八世代で習得したぼうふうも恩恵を受けられる。
ビビヨン不在の今バタフリーのアイデンティティであるため、基本はこちらを選択。
いろめがね
隠れ特性。むしのさざめきが性能優秀で一貫性の高い一致技となる。ひこう技とあわせれば全ポケモンに等倍以上を取れる。
しかし攻撃が等倍で通ったところで、元の種族値が低く不利な相手に勝てるようになるかというと微妙なところ。
キョダイマックス個体ならばダイマックス前提の運用になり、ふくがんの意味が薄くなることから採用圏内ではある。
が、元々特性自体が攻撃技の枠を節約できる点が強みとなる性質上、ダイマックスの仕様とはこちらも少々相性が悪い。
+  前世代におけるいろめがねの有用性についての議論

技候補 [編集]

攻撃技タイプ威力命中
(ふくがん)
効果解説
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。ぼうおんで防がれる。
かふんだんご90(135)100タイプ一致技。ダブルでは味方に使うと回復。ぼうだんで防がれる。
ぼうふう110(165)70(91)混乱30%
雨下必中
高威力一致技。ふくがんなら命中率上昇。
エアスラッシュ75(112)95(100)怯み30%ちょうのまいとあわせれば怯みを狙える。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。
エナジーボール90100特防↓10%対岩。性能安定。
ギガドレイン75100HP回復回復効果付き。ちょうのまいとあわせて。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト。ギルガルドにも。
エレキネット5595(100)素早↓100%対飛行。追加効果が優秀。サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。おいかぜとあわせて。
変化技タイプ命中
(ふくがん)
備考
ちょうのまい-特攻・特防・素早さ補強。抜き性能の向上に。
ねむりごな75(97)催眠技。ふくがんとあわせて。草やぼうじんには無効。
しびれごな75(97)妨害技。サポート用。草や電気、ぼうじんには無効。
バトンタッチ-ちょうのまいやみがわりとあわせて。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。
みがわり-無限戦法用。たべのこしとあわせて。
ふきとばし-積み技対策や、ねむりごな・しびれごなとあわせて。
スキルスワップ-サポート用。相手の弱体化やいかくの再発動などに。
いとをはく95(100)サポート用。相手の素早さを2段階低下。ダブルでは相手全体対象。
いかりのこな-サポート用。ダブルで相方を守る。

ダイマックス技考察 [編集]

ちょうのまいやねむりごなを入れることが多い都合上、技スペが厳しくキョダイコワクとダイジェットのみ持たせることも少なくない。

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイコワクむしのさざめき
かふんだんご
130相手:状態異常100%
(毒・麻痺・眠り 各1/3)
キョダイマックス時の一致技。状態異常の判定を先に行うため、
麻痺が決定された後にでんきタイプの処理が行われれば無効。
ダブルではたたりめ持ちと組ませるとどれを引いても影響がない。
ダイワームむしのさざめき
かふんだんご
130相手:C↓ダイマックス時の一致技。追加効果は悪くないがキョダイコワクを差し置いてまで採用するメリットは薄い。
ダイジェットぼうふう140味方:S↑一致必須技。蝶舞1回での全抜きは厳しめ。ダブルでは味方の素早さ補強に。
エアスラッシュ130
ダイアタックはかいこうせん150相手:S↓ちょうのまいやダイジェットで十分。等倍目的で。
ダイサンダーエレキネット110場:EF撃つ相手はテッカグヤ程度か。フィールドの恩恵は得られず、キョダイコワクとの相性が悪い。
ダイソウゲンエナジーボール
ギガドレイン
130場:GF岩に通るがフィールド効果は得られず。草技の所持率は低いため裏をかけるか。
ダイアシッドベノムショック85味方:C↑攻撃しながら火力増強できるが、通りが悪く技スペ的に厳しい。
ちょうのまいで十分か。
ダイサイコサイコキネシス130場:PF基本的にダイジェットの方が使いやすいうえ、浮いているためフィールドの恩恵が得られない。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓追加効果を活かせない。
ダイフェアリードレインキッス100場:MF威力が低く、キョダイコワクと相性が悪い。
ダイウォール変化技-まもる敵のダイマターン切れ等に。

型考察 [編集]

無限型 [編集]

特性:ふくがん
性格:おくびょう
努力値:S252 H252or調整 残りC
持ち物:たべのこし
確定技:ねむりごな/ちょうのまい/みがわり/ぼうふう
攻撃技:エアスラッシュ/むしのさざめき/サイコキネシス/シャドーボール

ふくがん+ねむりごなの命中率は97%と、キノコのほうしにも迫る高さ。
相手を眠らせた隙にちょうのまい・みがわりを使い、圧倒的優位な状況で戦う。
安全に展開するには、味方の壁張り・S操作などのサポートが必須。
攻撃技は基本的にぼうふう。特性も生かせて、混乱で自傷も期待できる。
ねむりごな無効の草に抜群。

HPは76振りで145、204振りで161となる(いずれも16n+1)。
基本的にはCに多く回せる前者だが、音技や先制技を考慮するなら後者もあり。

相手に行動させるとダイジェットやダイストリーム+すいすいなどで誰にS逆転されるか分からないので常に眠らせておくこと。
天候変化は晴れだとぼうふうの命中率が下がり砂や霰だとたべのこしの効果が相殺される点でも厄介なので特に注意が必要。

サポート型 [編集]

特性:ふくがん
性格:おくびょう/ようき
努力値:S252 AorC252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねむりごな
攻撃技:エアスラッシュ/かふんだんご/むしのさざめき/サイコキネシス/シャドーボール/とんぼがえり
補助技:しびれごな/おいかぜ/いとをはく/ふきとばし

ねむりごなをはじめとした各種補助技でパーティをサポート。
ダブルならいかりのこなやスキルスワップも候補になる。

ちょうはつ対策に攻撃技が1つは欲しい。
とんぼがえりはおいかぜ、エアスラッシュはしびれごなと相性が良いが、火力は期待できない。
かふんだんごはちょうはつ状態でも相方への回復技として使える。


対バタフリー [編集]

注意すべき点
ふくがん+ねむりごなから無限戦法やサポートを展開。粉技無効の草にも強い。
高性能の技が多く行動を許すと爆アドを取られてしまう。
対策方法
パーティ全体とプレイングでバタフリーにねむりごなの起点を与えないようにしたい。
そうしょくやぼうじん、ラムのみなどでも良いが上からちょうはつするのが一番。ちょうのまいやみがわりも封じられる。
無限戦法に持ち込まれたときのために先制技や連続技もあれば万全。
ダブルではいかりのこなの影響を受けないいわなだれやねっぷうが有効。

外部リンク [編集]