ナゲキ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ナゲキ [編集]

No.538 タイプ:かくとう
通常特性:こんじょう(状態異常の時にこうげきが1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視)
       せいしんりょく(怯まない・特性いかくを無効化する)
隠れ特性:かたやぶり(相手の特性を無視して技を出せる)
体重  :55.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
鈍足根性格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ナゲキ12010085308545465せいしんりょく/こんじょう/かたやぶり
カイリキー9013080658555505ノーガード/こんじょう/ふくつのこころ
ローブシン10514095556545505ちからずく/こんじょう/てつのこぶし

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

鈍足高耐久の単かくとうタイプ。合計種族値は低めだが特攻・素早さを切り捨てた無駄のない配分。
単純な耐久指数で考えると、同タイプとしては総合耐久でジャラランガに次ぐ高水準。
4倍弱点を持たないので、安定度で言えば更に上と言っても構わないほど。

ただし、ドレインパンチを相変わらず習得できず、再生回復もねむるのみ。搦め手も不得手で耐久を活用する手段に欠ける。
アタッカーとしては単タイプ、かつ攻撃種族値も低くは無いが高いとも言いづらく、明確な役割を持たせるのが難しい。
せいしんりょくやワイドガード、使用者の少ないやまあらし、ともえなげ等、ダブルの方が活躍はさせやすいか。
第八世代でせいしんりょくがいかくを無効化できるようになった点も一応は追い風と言える。

第八世代ではたたみがえしが過去作限定になり[1]、大きな個性が失われることに。
グロウパンチ、はたきおとすといった使いやすい技も失い、新規習得技も有用性の高いものは無い。
更に同世代において、単かくとうは禁止級を除いても12体も存在し、ローブシンコジョンドといった強豪も続投。
特性・習得技・種族値の全てにおいて、他を差し置いて採用する意義が見出し難いのが実情。
ダイジェットの跋扈、ゴーストの活躍など、元々かくとうタイプ自体が苦境に立っているのも逆風。



特性考察 [編集]

こんじょう
アタッカーとしての突破力が高まるが、カイリキーローブシンのほうが火力や習得技の適性で勝る。
かえんだまは持ち前の耐久力を削ってしまうデメリットもあるため、他の持ち物を採用しつつ火傷の保険と割り切ってしまってもいい。
せいしんりょく
鈍足なので怯みを無効化出来る点は相性が良く、とりわけねこだましの多いダブルで活きる。
第8世代でいかく無効の効果が内包されたことは嬉しい強化点。
かたやぶり
隠れ特性。特性に依存する行動保障や耐性の確保、能力の維持などを崩すことができる。
利点は大きいがやはりライバルが多く、単タイプ、火力も半端なナゲキに敢えてそれらを対策させるべきかは微妙なところ。
登場時にアナウンスが流れるため、上記2つでないことがすぐに見抜かれることもデメリット。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ばかぢから120(180)100攻撃・防御↓タイプ一致技。能力低下が痛い。
やまあらし60(90)100急所100%タイプ一致技。確定急所により実質威力135。リフレクターや積み技、いかくに強い。
ともえなげ60(90)90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。積み技対策や交代読みで。
ちきゅうなげ-100-攻撃無振りでも使える。
リベンジ60/120
(90/180)
100優先度-4タイプ一致技。後攻かつ被弾で威力倍増。鈍足との相性は良い。
からげんき70/140100-状態異常で威力倍増。こんじょうとあわせて。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。
じしん100100-対毒。ギルガルドにも。かたやぶりならふゆうを貫通できる。
しっぺがえし50/100100-対エスパー・ゴースト。後攻なら威力倍増。
どくづき80100毒30%対フェアリー。ミミッキュには等倍、クチートには無効。
れいとうパンチ75100凍り10%対飛行。4倍狙いで。
かみなりパンチ75100麻痺10%対飛行。ギャラドスペリッパーに4倍。ヤドランブルンゲルにも。
ほのおのパンチ75100火傷10%対虫。鋼/飛行にも。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100補助技対策。遅いので使いにくい。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。ドレインパンチは覚えない。
ねむる-回復技。こんじょう以外でも状態異常に強くなる。カゴのみとあわせて。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイナックルきしかいせい100(150)味方:A↑一致技。各種使いにくい技のデメリットを踏み倒せるが威力が下がる。
攻撃しながら積み技としては優秀。
けたぐり
ばかぢから95(142)
かわらわり90(135)
ともえなげ80(120)
やまあらし
リベンジ
ちきゅうなげ75(112)
ダイロックストーンエッジ130天候:砂嵐格闘技の相性補完に優れる技。砂嵐により耐久を削られてしまう。
いわなだれ
がんせきふうじ110
ダイアースじしん130味方:D↑かたやぶりならふゆうに命中する技。範囲は格闘技と被りがちだが追加効果が優秀。
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴4倍狙いで。
ダイサンダーかみなりパンチ130場:EF4倍狙いで。催眠対策になる他、MFとPFの塗り替えにも。
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰4倍狙いで。霰のHP削りに注意。
ダイアシッドどくづき90味方:C↑フェアリーの最高打点だが威力が低い。
ダイアークしっぺがえし100相手:D↓ゴーストエスパー。威力が低い上に追加効果も残念。
なげつける
ダイアタックからげんき120相手:S↓Sに振らない限り抜ける相手は少ない。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスによる攻撃を防ぐ。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

こんじょう型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかん
特性:こんじょう
努力値:A252 BorD252
持ち物:たつじんのおび/こだわりハチマキ/オボンのみ/ゴツゴツメット/かえんだま/とつげきチョッキ
確定技:ともえなげorやまあらし
攻撃技:リベンジorばかぢから/ストーンエッジ/しっぺがえし/じしん/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/どくづき
補助技:ちょうはつ/ビルドアップ

他の鈍足高火力格闘との差別化のため、ともえなげorやまあらしを確定とする。
ともえなげは必ず後攻になる技だが、もともと鈍足のためさほど問題無い。
ただともえなげだけだと威力が心許ないので、リベンジやばかぢからとの両立も考えられる(ばかぢから1発=ともえなげ2発)。
やまあらしなら、いかくを受けたり、のろいやビルドアップなどの積み技を使われても火力を維持して攻撃できる。
ゴロンダとはタイプや特性、耐久で差別化可能。

格闘技が弱点の相手に対してともえなげを選択すれば、交代で受けに来た場合は相手を追い返せ(ゴースト以外)、
相手が交代しなければそのまま格闘技を当てられるので、安定行動となる(ただし威力は控えめ)。
ステルスロックやどくびし等のサポートがあればより強力。
格闘技はドラゴンテールと違い、弱点を突けるタイプが多いのでプレッシャーを与えやすい。
また一致ともえなげ持ちの中では耐久・攻撃力の面で最も使いやすく、ほぼナゲキ専用の戦法となっている。

ともえなげを充分に活かすのであれば、格闘弱点を呼びやすくゴーストを呼びにくいパーティ構築が必要といえる。
例えばドラゴンを入れると、鋼・氷を呼びやすくなる。ただしそれ以上にフェアリーを呼びやすいので交代読み用にどくづきを入れておくべきか。

かたやぶり型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかん
特性:かたやぶり
努力値:A252 BorD252
持ち物:たつじんのおび/こだわりハチマキ/オボンのみ/ゴツゴツメット/とつげきチョッキ
確定技:やまあらし
攻撃技:ばかぢから/ともえなげ/ストーンエッジ/しっぺがえし/じしん/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/どくづき
補助技:ちょうはつ/ビルドアップ

第六世代で強化されたやまあらしを活かす型。
かたやぶりでシェルアーマー、カブトアーマーを無視して急所に当てられ、
ばかぢからの火力ダウンも無視して攻撃できる。
同じくかたやぶり+やまあらしを持つゴロンダとは耐久面で差別化したい。


対ナゲキ [編集]

注意すべき点
おにびに強い特性こんじょう、壁や積み技に強い確定急所技やまあらしを持つ。
ともえなげがあるので安易な受け出しは危険。
対策方法
耐久は高めだが火力は並程度、鈍足で先制技も持たないので攻撃性能は低い。
ゴーストなら格闘無効。ともえなげで流される恐れが無いので後出ししやすい。

外部リンク [編集]


[1] 第一習得者だったゲッコウガ不在が理由と思われるが、技自体は廃止されていない。