ドラピオン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

ドラピオン [編集]

No.452 タイプ:どく/あく
通常特性:カブトアーマー(攻撃を急所に受けない)
     スナイパー(攻撃が相手の急所に当たった際のダメージが2.25倍になる)
隠れ特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
体重  :61.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
毒/悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドラピオン7090110607595500スナイパー/カブトアーマー/するどいめ
スカタンク1039367716184479あくしゅう/ゆうばく/するどいめ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)くさ/どく/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

弱点がじめんのみのどく×あく複合。今回はベトベトンが不在で同複合はスカタンクのみ。
優秀な耐性はあるが全体的に種族値が中途半端。防御は高いもののHPが低く、物理耐久も中の上程度。
素早さも低くは無いがミミッキュにギリギリ届かず、中速帯上位という微妙な立ち位置。
ダストシュートを覚えないなど、一致技の威力、抜群範囲の狭さも合わさって攻撃性能も今ひとつ。
特性も然程珍しい訳ではなく、総じて明確な役割を持たせるのが難しい点が悩みどころのポケモン。

第八世代ではおいうちが技ごと削除され、エスパーゴーストを狩る手段を喪失。
ただでさえ役割が狭い点が更に強調された他、まとわりつく、アクアテール、つばめがえしを喪失。
一方でZワザとメガシンカの廃止により、はたきおとすの使い勝手は向上している。
教え技から消滅したことで習得者が激減、スカタンクも覚えず差別化要素としても優先度は高い。

また、新規習得技としてはてっぺき、すなじごく、きゅうけつ、じごくづき、はいよるいちげき辺りが採用圏内。
相変わらず威力自体は不足気味ながら、相手の起点化を防いだり、じわじわと追い詰める戦い方は強化傾向か。

ダイマックスは技範囲こそ広く、威力不足もある程度解消してくれるが一致技の追加効果はどちらも特殊向け。
ドラピオンの種族値と噛み合っておらず、また習得技が追加効果に期待して採用されるものが多い。
基本的にはエースに切る為に残しておき、自身は攪乱・起点作成を担当するのが中心となるだろう。

いたずらごころ+補助技無効、毒無効など、タイプ特性としてもサポーターを逆に起点化する手段が豊富。
必中のどくどく、ちょうはつ、前述のはたきおとす等、起点化を嫌って出てきた相手を妨害する手段も豊富。
ふきとばしを覚えるので積みエースに対しても、ダイマックス中以外であればリセットさせることもできる。
正面からの殴り合いは相変わらず不得手だが、相手の構築を妨害し、前提を崩す手段が多く、先発としての適性が高め。



特性考察 [編集]

カブトアーマー
急所に攻撃を受けない。基本的に居座る事が多いので被弾回数は多くなりがち。
他の特性がドラピオンの種族値傾向といまいち噛み合ってないのもあって、優先度は高め。
特にウーラオスに強く出られるのは特筆すべき事項。安定感では一番。
かたやぶりには貫通されるが、前述の通り急所に当たる確率自体が低い。
敢えてそれを想定した調整にする必要は薄いだろう。
スナイパー
急所時の倍率が1.5倍から2.25倍に。急所に当たりやすい一致技を習得し相性は良い。
これらの技はきあいだめをバトンタッチすると確定、ピントレンズを持たせても50%で急所に当たる。
他の同特性持ちとはタイプの違いで差別化は容易だが、技威力の問題もあり突破力は高くはない。
するどいめ
隠れ特性。回避率の上昇、命中率の低下を無視する。
元々どくタイプなのでどくどくが必中、ふきとばしも習得するので優先度は低い。
今作ではダイマックス技が必中なのもあって回避戦術自体が下火気味。基本的には候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。性能安定。
クロスポイズン70(105)100急所率+1
毒10%
タイプ一致技。スナイパーとあわせて。
はたきおとす65/97
(97/145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
かみくだく80(120)100防御↓20%タイプ一致技。性能安定。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。性能安定。ストリンダーや特殊虫に。
つじぎり70(105)100急所率+1タイプ一致技。スナイパーとあわせて。
じしん100100-対毒・岩・鋼。高威力・広範囲。
いわなだれ7590怯み30%リザードンマルヤクデに。スカーフなら怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。交代読みや、サポートに。
かわらわり75100壁破壊対岩・悪・鋼。壁構築に強くなる。
きゅうけつ80100HP吸収1/2唯一の回復技。しかし、半減されやすいうえ一致技と範囲が丸被り。
はいよるいちげき7090特攻↓100%追加効果が優秀。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
ナットレイアイアントに。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍ドラゴンランドロスに。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
ギャラドスペリッパーに。
アイアンテール10075防御↓30%高威力・命中不安。
特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト55(82)95相手全体C↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。みがわり貫通。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。抜き性能の向上に。
てっぺき-防御を強化。物理流しを意識するなら。カブトアーマーなら急所無効。
こうそくいどう-素早さ強化。無補正無振りでも準速スカーフ100族抜き。
こわいかお100素早さ2段階低下。後続サポート用。ダイジェットを積まれてもマイナスにできる。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。
どくびし-サポート用。ふきとばしとあわせて。
どくどく必中耐久型対策。自身のタイプにより必中。
ふきとばし-積み技対策や、どくびしとあわせて。まもる・みがわり貫通かつ必中。
つぼをつく-ランダムでいずれかの能力を強化。ダブルでは相方にも使用可能。
まもる-どくどくやくろいヘドロのターン稼ぎに。
こらえる-ピンチ系きのみの発動や、ダイマックス枯らしに。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみやねごととあわせて。
ねごと-催眠技対策や、ねむるとあわせて。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイアシッドどくづき90(135)味方:C↑一致技。威力が低く、追加効果も自分では上手く活かせないばかりかシングルではほぼ意味がない。
現環境ではダイスチル優勢だが不要ではない。
クロスポイズン85(127)
ダイアークかみくだく130(195)相手:D↓一致技。追加効果は活かしにくい。後続サポートにはなる。
元技の追加効果がなくなる点に要注意。
じごくづき
つじぎり120(180)
はたきおとす
どろぼう110(165)
ダイワームきゅうけつ130相手:C↓サブ技。疑似特殊耐久強化。
ミサイルばり
はいよるいちげき120
とどめばり100
ダイアースじしん130味方:D↑対毒岩鋼。一致技との補完性と追加効果の双方が優秀。
ダイバーンほのおのキバ120天候:晴れ対虫鋼。4倍狙いでナットレイシュバルゴに。味方の水や相手の炎に注意。
ダイアイスこおりのキバ120天候:霰対地竜。4倍狙いでタルップルアップリューに。スリップダメージに注意。
ダイサンダーかみなりのキバ120場:EF対水飛。4倍狙いでギャラドスウッウに。ミストフィールド除去にも。
ダイナックルかわらわり90味方:A↑威力はイマイチ。火力補強に。
ダイロックいわなだれ130天候:砂嵐4倍弱点を突きやすいが、スリップダメージに注意。
がんせきふうじ110
ダイスチルアイアンテール130味方:B↑対岩氷。追加効果で物理耐久底上げ。
ダイアタックからげんき120相手:S↓激戦区なので抜きたい相手は多い。
一方で元にする技がからげんきぐらいしかない。
ダイウォール変化技-まもる状態相手のダイマックスのターン切れを狙う。

型考察 [編集]

アタッカー基本型 [編集]

特性:カブトアーマー(推奨)/スナイパー
性格:ようき/いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:HAベースに耐久・素早さ調整
持ち物:とつげきチョッキ/くろいヘドロ/オボンのみ/ラムのみ/ピントレンズ
確定技:はたきおとす
攻撃技:どくづきorクロスポイズン/つじぎり/じしん/いわなだれ/ほのおのキバ/こおりのキバ/がんせきふうじ/かわらわり
補助技:どくどく/ちょうはつ/つるぎのまい/こらえる

役割遂行対象に合わせてある程度調整するのがベターだが、特に指定しないのであればHAベースで調整し、
メジャーな高速アタッカーとの撃ち合いを想定するのが無難。
A252はたきおとすで無振りドラパルトがちょうど確定1発になる。

とつげきチョッキは特殊型のドラパルトへの対応をはじめ、特殊アタッカー全般を意識する場合に。
特殊地面技を使えるポケモンは少ないので、行動回数を確保しやすくなる。
ただし、補助技にも有用なものが多くそれらが使用できなくなるため、慎重に検討したい。

特性はカブトアーマーなら不意の急所で崩されないので行動回数を稼ぎやすく、耐久・素早さ調整が活きる。
一撃ウーラオスのあんこくきょうだを安定して受けられる、数少ないポケモンである点も魅力。
スナイパーの急所ヒット時の威力は魅力だがピントレンズ(+1)とつじぎりorクロスポイズン(+1)だけだと5割。
5割の急所率を有用と捉えるか不安定と感じるかは主観にもよるが、基本的にはカブトアーマーが役割遂行上安定する。

どくびしサポート型 [編集]

特性:カブトアーマー
性格:ようき
努力値:HS252ベースでB調整
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ/シュカのみ/ふうせん/イバンのみ
確定技:どくびし/はたきおとす
優先技:ちょうはつorふきとばし/がんせきふうじorこわいかお
選択技:どくどくorどくどくのキバ/かわらわり/はいよるいちげきorバークアウト/ほのおのキバ/かみなりのキバ/こおりのキバ/まもるorこらえる

主に毒菱構築の先発に使われる型。
耐性が優秀なうえに素早さも低くはないため、行動回数を確保しやすく使いやすい。
コンセプトのどくびしは確定として、+アルファで何をさせるかによって構成は大きく異なってくる。

+  技考察

確定急所型 [編集]

特性:スナイパー
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 H20ベースで4N調整 余りS
持ち物:サンのみ
確定技:つじぎり/クロスポイズン/みがわり
優先技:つるぎのまい
攻撃技:じしん/がんせきふうじ/こおりのキバ/いわなだれ/ほのおのキバ
補助技:つるぎのまい/ちょうはつ/こらえる

サンのみ(+2)とクロスポイズン・つじぎり(+1)で確定急所が狙える。
確定急所でスナイパーを能動的に発動させて攻めるアタッカー型。
みがわり3回でサンのみを発動させるため、HPは4N調整が必須。

威力が上がるだけでなく、壁や鉄壁、いかく、キングシールドに強いのが利点。
A特化+スナイパー発動時の火力はつじぎりでH252ギルガルド確1。
クロスポイズンでH252カプ・レヒレ確1。無振りギャラドスを確2(+ステロで確定圏内)。
急所率は5割だが、こおりのキバでH252霊獣ランドロスボーマンダも確1となる。

あくタイプでいたずらごころ無効なのでオーロンゲを起点にみがわりを展開できる。
壁も無視して攻撃できるため、ねばねばネットなどでお膳立てした上で上手く起動できれば全抜きも十分にありえる。
サンのみが上手く発動できない状況(=みがわりでHPをむやみに減らさないほうが良い状況)も十分あり得る。
ダイマックス時は確定急所ができない点も考慮して、無難に火力補強できるつるぎのまいの優先度が高い。


対ドラピオン [編集]

注意すべき点
毒無効、弱点が地面のみの優秀な耐性と、カブトアーマーによる安定した耐久性能を持つ。
高めの物理耐久と合わせてウーラオスの確定急所技も安定して受けられるポケモン。
こちらの耐久型にも滅法強く、一致はたきおとすや必中どくどく、高めの素早さからのちょうはつで妨害される。
一致技の等倍範囲が広く、スナイパーで確定急所を狙うアタッカー型も。
対策方法
弱点の少なさを活かした先発運用が多い。地面技を使うのが最も簡単な対策だが、その際は後続をちゃんと意識すること。
等倍でもダイマックスワザなら突破できる場合も多いが、そうやってダイマックスを先に消費させることが相手の狙いである場合もある。
高威力の技を覚えないため火力は低く、ある程度耐久のある特殊アタッカーなら等倍技でも押し切れる。
はたきおとすの搭載率が非常に高いため、アイテムに依存しきった味方のポケモンに注意。
じしん以外の殆どの攻撃技が接触なので、ナットレイガブリアスで受け出しするのが有効。
前者ははたきおとすとほのおのキバ以外打点が無く、後者は一致地面技で押し切れる上スケイルショットの起点にもできる。

外部リンク [編集]