カビゴン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

カビゴン [編集]

No.143 タイプ:ノーマル
通常特性:めんえき(どく状態にならない)※ゴンベのとき「ものひろい」
     あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する)
隠れ特性:くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる)
体重  :460.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鈍足高耐久ノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カビゴン160110656511030540めんえき/あついしぼう/くいしんぼう
ヨクバリス1209595557520460ほおぶくろ/くいしんぼう
ゴンベ135854040855390ものひろい/あついしぼう/くいしんぼう
86138489しんかのきせき・B振り
一致自爆HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カビゴン160110656511030540めんえき/あついしぼう/くいしんぼう
ベロベルト1108595809550515マイペース/どんかん/ノーてんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

特性「あついしぼう」の場合、ほのおこおり半減


初代からおなじみノーマルタイプの重火力アタッカー。
高めの攻撃種族値に広い技範囲、無振りでH252ギルガルドを凌駕する圧倒的な特殊耐久を備える、『耐えて殴る』を体現したポケモンである。

第八世代ではおんがえしが技ごと削除。使いやすいメインウェポンを失い、のしかかりかすてみタックルの選択に。
他に喪失した技はどくどく、おいうち、ふきとばし辺り。耐久型の選択肢が減り、積みアタッカーへの対処が難しくなった。
一方でアームハンマー、DDラリアット、アンコール、ヒートスタンプを新規習得。範囲は然程変わってないが使いやすい技が増加。
また、どくどくの習得者が大幅に減少し、めんえきを採用せずとも機能停止しづらくなったのも追い風。
トゲキッスを始めとする特殊アタッカーは勿論、ドラパルト相手でも殴り合いに持ち込めれば安定して有利を取りやすいのが魅力。
Zワザ・メガシンカの廃止に伴って瞬間火力が全体的にデフレ傾向にあり、元が後手で殴り返す運用のカビゴンは環境との相性が良好。

第八世代の仕様変更として、混乱きのみの回復量が下降修正。
元の耐久が高い分、くいしんぼう+リサイクルのコンボは未だ実用性が高いが、前世代よりも調整はシビアに。
普通はダイマックスすると補助技が使えなくなるが、カビゴンは専用のキョダイマックスにより不安定ながら疑似リサイクルを使用可能。
通常のダイマックスも本人との相性はいまいちだが素早さの低下により後続の起点にしやすく、どちらも採用圏内。
技範囲がなかなか優秀なことからダイマックス自体との相性も良く、元が鈍足過ぎる為ダイジェットが使えないのも気にならない。

環境初期は弱点であるかくとうに仕様上の逆風が吹き荒れたこと、前述の火力デフレから高い採用率を誇った。
現在は選択肢の増加やリベロ解禁で一致かくとう技を使うトップメタエースバーンの登場。
また、逆風をものともせず活躍するウーラオスなどの苦手な相手も増えたことで大分落ち着いてきている。

おさきにどうぞが過去技となったためゴンベの型はノートに移動。



キョダイマックス [編集]

キョダイマックス技
キョダイマックス技変化する技タイプ解説
キョダイサイセイノーマル50%の確率で対戦中に使用したきのみを手に入れる。
発動すればリサイクルを使わずとも木の実を再利用でき、攻撃しつつ回復や強化が可能。
確率は50%と安定感は皆無だが、発動した場合の耐久性能は非常に高くなる。
スキルスワップで特性をてんのめぐみに変えても確率は増えない。また特性しゅうかくのように天候を晴れにして確率が上がる効果は無い。

くいしんぼうで回復木の実を持たせるならこちらが優先される。くいしんぼうや木の実を活用しないなら通常ダイマックスの方が良い。
木の実発動前にキョダイマックスするのは惜しいように思えるが、そこで渋って体力を減らしすぎては本末転倒なので、あまり考慮しなくて良い。
3ターンの間に一度も木の実を消費せず効果を発動させないまま終わる場合もあるが、「木の実を温存できている」と考えればその後も戦いやすい。
なお、きのみをやきつくす、はたきおとす等で使用できなくなった場合は再生できないので注意。
ダイマックスの詳細

特性考察 [編集]

あついしぼう
ほのおこおり半減。元の耐性が無効1・弱点1と平坦なので、相対的に恩恵は大きい。
無難に優秀な特性であり、とつげきチョッキやたべのこしを持たせた特殊流し型は基本的にこれ。
かたやぶりに貫通されるが、かたやぶり所持者のほのお・こおり技はほとんどが不一致低威力。
採用率の高いキョダイエースバーン、禁止級だがレシラムには貫通される為、対面時は注意。
めんえき
どく・もうどく無効。高耐久のカビゴンと好相性で、居座って積みたい場合の選択肢。
こちらもかたやぶりに貫通されるが、直後に回復するので実質無効で問題なし。
ただし第八世代でどくどく習得者は大幅に減少。特性自体は変化ないが、優先度は低くなった。
くいしんぼう
隠れ特性。ピンチ時に発動するきのみの発動が、残りHP1/4から1/2に変化。
リサイクルとの相性は抜群で、高い耐久と合わせ第七世代ではメジャーな特性だった。
第八世代で混乱きのみの効果が低下したが、キョダイサイセイの追加により今なお高い有用性を誇る。
ストライクハッサムがむしくいを失い、トリック対策としてフィラのみ(攻撃低下性格で混乱)が一般的。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
すてみタックル120(180)100反動1/3一致技。高威力だがせっかくの耐久が削られる。
一方で木の実発動前まで削ってから積もうとする相手の計算を崩す事ができる。
のしかかり85(127)100麻痺30%一致技。追加効果が優秀。小さくなるに必中+威力2倍。
からげんき70/140
(105/210)
100-一致技。火傷対策。特にねむるを入れない場合に。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対鋼・岩。居座りには不向き。
アームハンマー10090素早さ↓こちらは連発できる。素早さ低下も気にならない。
じしん100100-対鋼・岩。使いやすいサブウェポン。
10まんばりき9595-ダブル用の単体地面技。グラスフィールドに妨害されない。
ワイルドボルト90100反動1/4ギャラドスに。威嚇持ちが減ったので有効打になる。
DDラリアット85100相手の能力変化無視対霊。耐久系の積み技にも強い。
かみくだく80100防御↓20%同上、防御ダウンを狙える。
アイアンヘッド80100怯み30%対妖・岩。威力安定でダイマックスにも当たる。
ヘビーボンバー40~120100-軽いフェアリーなどに。ダイマックス相手に無効。
れいとうパンチ75100凍り10%4倍狙い以外では火力不足か。
ほのおのパンチ75100火傷10%対鋼。ナットレイなどに刺さるが威力不足。
ヒートスタンプ40~120100-同上、威力は出しやすいがダイマックス相手に無効。
じわれ-30一撃必殺高耐久により試行回数は稼げる。がんじょうには効果無し。
初代技マシン経由でも遺伝可能になった。
カウンター-100優先度-5役割を放棄する事になるが、ヨプのみを持たせて格闘を返り討ちに。
じばく200(300)100自分瀕死役割を終えた後に。今世代より自力取得可能。
タネばくだん80100-水や地面がパーティーで重いなら。
変化技タイプ命中解説
あくび-交代読みや、積み技を使ってくる相手を流す。
アンコール100積み技読みで。
のろい-攻撃・防御を高めて要塞化。遅くなるのは気にならない。
ねむる-唯一の回復技。状態異常にも強くなる。カゴのみ、ねごとなどと合わせて。
まもる-たべのこしによる回復とあくびのターン稼ぎ。とびひざげり透かしにも。
リサイクル-Lv技。くいしんぼうと合わせてフィラのみを再利用する。疑似再生回復技。はたきおとすに注意。
はらだいこ-攻撃力を急上昇。フィラのみとくいしんぼうと合わせれば使いやすい。HP偶数調整推奨。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
キョダイサイセイギガインパクト150(225)50%で消費
木の実回収
キョダイマックス時の一致技。混乱実、オボンのみなどとあわせて。
トリルで使うなら必然的にこちらになる。
じばく
すてみタックル140(210)
のしかかり130(195)
からげんき120(180)
ダイアタックギガインパクト150(225)相手:S↓ダイマックス時の一致技。追加効果が発動しても抜ける相手は少ない。
トリックルームと相性が悪い。トリルで使う際はキョダイサイセイ推奨。
じばく
すてみタックル140(210)
のしかかり130(195)
からげんき120(180)
ダイアークDDラリアット130相手:D↓ゴースト。追加効果が自身に生きる事は少ない。
かみくだく
ダイアースじしん130味方:D↑いわはがね。追加効果で特殊耐久アップ。
10まんばりき
じわれ
ダイバーンほのおのパンチ130天候:晴れはがね。2発目から威力1.5倍。
ダイマックス相手に無効となるヒートスタンプの弱点を解消できる。
ヒートスタンプ
ダイスチルアイアンヘッド130味方:B↑フェアリーいわ。追加効果の防御アップも優秀。
ダイマックス相手に無効となるヘビーボンバーの弱点を解消できる。
ヘビーボンバー
ダイサンダーワイルドボルト130場:EFギャラドス。ワイルドボルトの反動を嫌う場合に。2発目から威力1.3倍。
かみなりパンチ
ダイアイスれいとうパンチ130天候:霰4倍弱点狙いで。スリップダメージには注意。
ダイナックルばかぢから95味方:A↑いわはがね
ばかぢからやアームハンマーは元の威力より弱くなってしまう。
耐久型同士の殴り合いを制する際に使うと効果的。
アームハンマー90
かわらわり
カウンター75
ダイウォール変化技-まもる高いHPを活かして相手のダイマックスによる猛攻を凌ぐ。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

くいしんぼう型 [編集]

特性:くいしんぼう
性格:いじっぱり/わんぱく/ゆうかん
努力値:B252 HorA252ベース
持ち物:混乱実(フィラのみ推奨)
確定技:すてみタックルorのしかかりorからげんき
選択攻撃技:DDラリアット/ヒートスタンプ/ヘビーボンバーorアイアンヘッド/ワイルドボルト/じしん/じわれ
選択補助技:のろい/はらだいこ/あくび/リサイクル

※この型ではキョダイマックス個体の使用を基本とする

第七世代のリサイクル型が変化した積みアタッカー型。環境に多い物理に対応するためにB振り推奨。

くいしんぼうにより混乱実がHP1/2以下で発動し、最大HPの1/3回復するためオボンのみの上位互換として扱える。
木の実で回復しながらのろいを積み、キョダイマックスして殴りながら木の実を回収するのが基本の動きとなる。
特殊アタッカーに対しての流し性能が強く、物理に退く隙に積む事ができる。
のろい+ダイマックスでかなりの耐久性を誇るが、キョダイサイセイで木の実を拾ってくる確率は50%なため安定はしない。
それでも、高火力・高耐久かつ技範囲も広いため、多くの相手に圧力を与えられる。

はらだいこ型は積むタイミングがよりシビアになるが、基本的な動きは変わらない。
事前におにびを撒いたり、トリックルームやこうこうのしっぽトリックなどのサポートがあるとなお良い。

リサイクルで拾うアイテムは『味方が最後に使ったアイテム』なので、はたきおとすやついばむには弱い。

イバンのみ [編集]

性格:いじっぱり/わんぱく/ゆうかん/しんちょう…など
努力値:B252ベースに調整
持ち物:イバンのみ
確定技:すてみタックル(推奨)orのしかかりorからげんきorじばく
選択攻撃技:じしんor10まんばりき/ほのおのパンチorヒートスタンプ/ワイルドボルト/DDラリアット/ばかぢから/アイアンヘッドorヘビーボンバー/しねんのずつき/カウンター/じわれ
選択補助技:はらだいこ/あくび/リサイクル

高耐久、鈍足だけでなく特性くいしんぼうも相まってイバンのみとの相性はかなり良い。イバンのみは次以降の攻撃を耐える為のHP確保に必要になる混乱実とは違い、50%を上振れと捉えられるのがメリット。ダイマックスしていれば残りHPが半分でも元の耐久と同じなので、一回目では回収出来なくてももう一度キョダイサイセイを撃つチャンスもある。
一致技にしてキョダイサイセイの種となるノーマル技も確定となる。あとの攻撃技は仮想敵に合わせての採用。
補助技では一度積むことが出来れば上から4倍の火力で叩くことが出来るはらだいこがおすすめ。A実数値159以上あればHB特化クレセリアすらすてみタックルで確定1になる火力。壁やおきみやげなどでサポートしてあげると尚良い。
カウンターはダイナックルの種になる他、カビゴンの苦手な物理技で殴ってくる相手に刺さる。あくびやリサイクルは撃っている暇があまりない。
くろいきりを撃たれると非常に痛い為、ドヒドイデ抜きのラインまでSに割いても良いかもしれない。

あついしぼう型 [編集]

特性:あついしぼう
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう/ゆうかん
努力値:A252 BorD252
持ち物:ラムのみ/たべのこし/オボンのみ/カゴのみ/とつげきチョッキ/ヨプのみ(カウンター採用時)
優先技:あくび/まもる/鋼技(ヘビーボンバーorアイアンヘッド)
攻撃技:すてみタックルorのしかかりorからげんき/DDラリアット/じしんorじわれ/ワイルドボルト/ヒートスタンプ/カウンター
補助技:ねむる

素の状態でも高い特殊耐久を活かした特殊流し型。厚い脂肪により炎・氷相手にはめっぽう強い。
テンプレはたべのこしを持たせてあくび+まもるで起点作りするパターン。環境初期ではカビコンのあくび対策でラムのみやみがわりを仕込むカウンター型も流行したほど。
単純な特殊流しならとつげきチョッキで補助技無しでも十分だが。

この型の場合すかされやすい無技は必須ではなく、安定感がありダイマックスとも好相性な鋼技の採用率が高い。
のしかかりはあくびとの相性が悪いため、併用する場合はからげんき推奨。

A振りはサイクルで交代先に負荷をかけていく場合に。
流しや起点作りに徹するなら耐久振り。
Bに振れば物理相手ともある程度殴り合いができる。ダイマックス時のダイスチルのB上昇も好相性。
D振りは一見過剰気味に思えるが、特化+チョッキでC↑↑臆病トゲキッスのダイジェットが確3になるほどなので、特殊を確実に処理できる。

【ダブル】トリルはらだいこ型 [編集]

特性:くいしんぼう
性格:のんき/ゆうかん
努力値:HP2n調整 攻撃・耐久調整
持ち物:混乱実
確定技:はらだいこ
攻撃技:すてみタックルorのしかかりorからげんき/10まんばりきorじしん/ほのおのパンチorヒートスタンプ/アームハンマー/いわなだれ/ヘビーボンバー/れいとうパンチ/じばく
補助技:リサイクル/まもる

味方がトリックルームを、自身ははらだいこを決め、トリル下から高火力で制圧していく型。
ばけのかわによりトリルの行動保障があり、じこあんじを覚えるミミッキュとよく組まれる。
また、相手のトリックルームの対策として用いられることも多い。

じばくとはらだいこの両立について
はらだいこ対策にちょうはつを使用する相手にはじばくが刺さり、
じばく対策に守るを使用する相手には無償ではらだいこが決められるという相補関係を持ち、
再戦有りのルール・技構成がオープンとなるルールで一方的な対策を許さないことが強み。
また、トリル展開でカビゴンより後続の方が分が良いなら自主退場することも可能となる。
相方はゴーストやテレパシーなど、自爆に巻き込まれないポケモンに限られる。

対カビゴン [編集]

注意すべき点
圧倒的な特殊耐久。高めの攻撃と広い攻撃範囲。
くいしんぼう+リサイクルの疑似再生回復により、特殊アタッカーでの突破は困難。
積み技ののろいやはらだいこ、やけど対策のからげんきも有し、処理が遅れると手が付けられなくなる。
あついしぼう型だとほのおこおり技がメインのポケモンが止められ、めんえき型にはどくどくが悪手となる。
オーソドックスな攻撃技以外にもタイプ一致じばく、カウンター、じわれ、あくびなど厄介な技を多数習得する。
対策方法
ルカリオエースバーンGヒヒダルマなどの高火力物理かくとう技で上から殴る。
パッチラゴンウオノラゴンのような超火力の物理アタッカーも有利で、後続にも圧力を与えられる。
てっぺき持ちのアーマーガアなら対処しやすいが、交代際のヒートスタンプやはらだいこ型のDDラリアットには注意。
積み型にはくろいきりが有効で、ドヒドイデなどは再生回復で完封できるが、じわれに注意。
はたきおとすを使えば木の実の再利用不可となる。

外部リンク [編集]