オーベム - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

オーベム [編集]

No.606 タイプ:エスパー
通常特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
     シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常になる)
隠れ特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる)
体重  :34.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
鈍足単エスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
オーベム7575751259540485テレパシー/シンクロ/アナライズ
177特攻特化+アナライズ換算
ムシャーナ11655851079529487よちむ/シンクロ/テレパシー
ランクルス11065751258530490ぼうじん/マジックガード/さいせいりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

鈍足だが特攻が高め、更に特性アナライズによる火力が特徴の単エスパー。
アナライズ発動時の火力は相当なものであり、鈍足との相性も良いので高火力を引き出しやすい。

しかし耐久は並みで、単エスパーの宿命として耐性も少なく場持ちは悪い。技威力が乏しいため、火力も高めだが抜きんでる程のものではない。
場持ちをよくするためにはトリックルームが有用だが、先行を取ってしまうと肝心のアナライズが発動しなくなるため痛し痒し。
さらに、同じ鈍足超単にはより高耐久でテレパシー持ちのムシャーナや、耐久つぶし兼積みアタッカーとしての役割も担えるランクルスがいる。
それらと比べると、アタッカーとしてもサポートとしても中途半端で、なかなか採用機会を得づらいポケモンである。

ダブルではサイドチェンジや、特性テレパシーなどで独自の役割を持てる。
特にサイドチェンジは相性補完に優れた相方と組ませることで活きる優秀な技で、ライバルのムシャーナは覚えない。
ダブル運用する場合はこの技を軸に据え、戦術を組み立てるとよいだろう

第八世代では、攻撃技はメテオビーム・ラスターカノン、変化技でわるだくみ・こうそくいどう・みちづれ等を習得。
一方でシグナルビーム、チャージビーム、バリアー、じゅうりょく、マジックコート、めざパ、シンプルビーム、どくどく等は失ってしまった。
今までとは技範囲が大きく変わったため、新しい運用方法を模索したい。

環境ではドラパルトなどのゴーストの流行、それを追うあくなどエスパータイプには苦境が続いているが、
それはエスパー全般に言えることであり、オーベムとしてはライバルの不参戦により差別化がやりやすくなったため悪くない環境と言える。
ダイマックスにより耐久力・火力を底上げして撃ち合うことも可能になり、トリルエースとしては以前より運用しやすくなったか。



特性考察 [編集]

テレパシー
味方からの攻撃でダメージを受けなくなる。当然シングルでは候補外。
同特性、かつ同タイプにムシャーナが存在し、単にトリックルームを発動させるだけなら耐久の高いあちらが安定。
特攻の高さや技範囲、サイドチェンジといったこちらの強みもあるので、採用する際は意識しておこう。
ちなみにかたやぶりで貫通される。うっかり相方に選ばないよう注意。
シンクロ
毒・麻痺・火傷になったときに相手にも同様の状態異常を引き起こす。
第七世代で麻痺が弱体化、第八世代で不一致どくどくの使用者が激減しており、発動機会は少なめ。
火傷は元々使い手の大半が耐久型である等、いまいち噛み合わずタイプ特性も貫通出来ない。
オーベムに対してはこれらの状態異常を使う必要が薄いのもあり、活用できる盤面は少ない。
アナライズ
隠れ特性。鈍足と相性が良いが、わざわざ後手で殴るより先手で2回殴った方が合計火力は高い。
トリックルームとの相性はいまいちだが、相手の受け出しによる時間稼ぎにも強い負荷をかけられる。
他の特性が使い勝手が悪かったり、ダブル用だったりするのでシングルでは基本こちら。
剣盾では鎧の孤島のレイドバトルで入手可能。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
アシストパワー20(30)100-タイプ一致技。弱点保険発動で威力100(150)に。
ダイスチルで+20。こうそくいどうなどの各種積み技で+40。
みらいよち120(180)100-タイプ一致技。通常時は使いづらい。ダイサイコ素材としては最大威力。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー。ゴーストにも抜群。ノーマルには無効。
あくのはどう80100怯み20%シャドーボールと選択。無効タイプ無し。怯みは狙いにくい。
10まんボルト90100麻痺10%エスパー技とあわせて全18タイプに等倍以上。
エナジーボール90100特防↓10%水/地面やバンギラスに。
ラスターカノン80100特防↓10%対フェアリー。氷にも。
メテオビーム12090溜め攻撃
特攻↑
パワフルハーブと合わせれば攻撃しつつ積むことができる。
物理技タイプ威力命中効果解説
いわなだれ7590怯み30%モスノウウルガモスピンポイント。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%サポート用。
変化技タイプ命中解説
サイコフィールド-エスパー技の補強や、先制技対策に。
わるだくみ-特攻を強化。積むなら味方のサポートが欲しい。
めいそう-特攻・特防を補強。耐久も上げられる。
コスモパワー-防御・特防を補強。物理・特殊の双方に強くなる。
こうそくいどう-素早さ強化。最速で130族抜き抜き。アナライズとの相性はあまり良くない。
じこさいせい-使いやすい回復技。積み技とあわせて。
ねむる-状態異常に強い。カゴのみとあわせて。
でんじは90鈍足と相性が良いが、アナライズとの相性は悪い。
トリック100こだわりメガネとあわせて。今作では通りが良い。
かなしばり100起点作りに。遅いので使いづらい。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
みちづれ-1vs1交換を狙う。トリル時は使いやすい。通常時は行動保証として。
連続使用で必ず失敗。
トリックルーム-サポート用。鈍足と相性が良いが、アナライズとの相性は悪い。
テレポート-優先度-6。後続の無償降臨を狙う。みちづれとのコンボも。
ふういん-ダブル用。まもる、両壁、トリル、瞑想などを封印。
遅いので自分が封印されないように注意。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技威力元にする技効果解説
ダイサイコみらいよち140(210)場:PF一致技。フィールド補正はアナライズと同じ1.3倍。
トリル時にはふいうち・かげうち・であいがしらなどの先制技封じが生きる。
サイコキネシス130(195)
サイコショック
アシストパワー
ダイアークあくのはどう130相手:D↓ゴーストエスパー。耐久削りが優秀。基本こちら。
ダイホロウシャドーボール130相手:B↓ゴーストエスパーミミッキュに。
ダイロックメテオビーム140天候:砂嵐ほのおひこうこおりむし。パワフルハーブ消費後も速射できる。
ダイスチルラスターカノン130味方:B↑フェアリー。追加効果が優秀。
ダイサンダー10まんボルト130場:EFみずひこう。等倍範囲が広い。ダイサイコと相性×
ダイソウゲンエナジーボール130場:GFみずじめん。ダイサイコと相性×
ダイアタックトライアタック130相手:S↓使っても抜ける相手はほとんどいない。トリックルームと相性が悪い。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスのターン切れ狙いとして。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:アナライズ(推奨)/シンクロ
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:HC252ベースで耐久調整
持ち物:パワフルハーブ/いのちのたま/こだわりメガネ/オボンのみ/じゃくてんほけん
確定技:サイコキネシスorサイコショック(両立可)
攻撃技:メテオビーム/10まんボルト/シャドーボールorあくのはどう/エナジーボール
補助技:でんじは/じこさいせい/かなしばり/トリック

種族値に沿った特殊アタッカー型。
C特化+アナライズのサイコキネシスの火力指数は34047で、ダイサイコ化すれば49179に。
前者は無振りエースバーンが低乱数1、後者ともなればガブリアスを高乱数1発圏内に捉えるほどの超火力。

C特化前提の場合残り努力値をH228B28でA252エースバーン@いのちのたまのかえんボール確定耐え。
A特化ギャラドスのダイジェット(とびはねる)も持ち物補正がなければ確定で耐える。
とはいえそれでも耐久は最低限の域を出ない。アナライズを活かすためにも可能な限り壁サポートがほしい。

+  折りたたみ

トリックルーム型 [編集]

特性:シンクロ/テレパシー(ダブル)
性格:れいせい
努力値:H252 + BCD調整
持ち物:パワフルハーブ/じゃくてんほけん/メンタルハーブ/半減実/ルームサービス/くろいてっきゅう
確定技:アシストパワーorサイコキネシスorサイコショック(後2つは両立可)/トリックルーム
攻撃技:メテオビーム/10まんボルト/シャドーボールorあくのはどう/エナジーボール/ラスターカノン
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/かなしばり/トリック/テレポート/サイコフィールド/みちづれ/サイドチェンジ(ダブル)

トリルの使用を前提とした型。
オーベム自身は後続に繋がる技を両壁くらいしか覚えない。
壁を貼る時間もないので、シングルでは弱点保険からの全抜きを狙う。霊と悪の流行、とんぼがえりの多さから弱点保険が発動する機会はかなり多い。
ダブルでは高い火力での負担かけを中心に両壁やかなしばり、サイコフィールドで補助や妨害を行う。

シングルでの持ち物はメテオビームで火力補強ができるパワフルハーブや、ダイマックス時に早期処理を狙う相手へのカウンターになるじゃくてんほけんが有力。
トリル展開に核を置き、道連れやテレポートで後続に繋ぎたい場合はメンタルハーブ。

最鈍で無振り20族のナットレイシュバルゴコータスヨクバリスと同じ。
コータスヨクバリスとの対面はともかく、ナットレイには不利、シュバルゴに至っては相手に無双する機会を与えてしまうので
これらが相手にいるときはトリルの使用を控える。もしくはそもそも選出しないようにすること。


対オーベム [編集]

注意すべき点
鈍足と相性のよい特性アナライズにより、数値以上の火力を出せる。
アナライズは交代時にも発動するので、安易な受け出しで痛手を負うことも。
鈍足と相性の良いトリックルームを展開してくる場合も多い。
対策方法
超火力のエスパー技もあくタイプには無効。さらに悪へ弱点を付ける技を覚えないのでそのまま居座れる。
サザンドラならラスターカノン以外のすべての技をいまひとつ以下に抑え込める。
また、アイアントバンギラスなどエスパー技に強い高火力物理アタッカーでの速攻も有効。
耐久調整されていることが多く、A130の一致120技はH振りで耐えるが、A特化+珠以上の火力補強アイテムならば落とせる。
ただし、みちづれの存在は留意しておくこと。

外部リンク [編集]