モロバレル - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

モロバレル [編集]

No.591 タイプ:くさ/どく
通常特性:ほうし(接触技を受けた際に各10%の確率で相手を毒、麻痺、眠り状態にする)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :10.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
能力値HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
モロバレル1148570858030464ほうし/さいせいりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/ひこう/エスパー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/かくとう/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

くさ×どく複合であり、貴重なキノコのほうしの使い手。他に解禁されているのはマシェードのみ。

種族値合計は控えめながら、素早さを切り捨てた分耐久はそこそこ高水準。
具体的には、特防特化なら無補正リザードン(C109)のダイバーン(だいもんじベース)を無天候なら確定耐えする。
4倍弱点もないため、高火力の一致弱点以外ならば一撃耐えて、そこからキノコのほうしで切り返していける。
こうごうせいに加え、さいせいりょくもあるためサイクル戦では粘り強く戦える。

一方で種族値上は中程度ある攻撃性能については、一致技の範囲に難があり、威力も低め。
足りない火力はイカサマで補う必要がある。幸いクリアスモッグがあるため起点にはならない。
やどりぎのタネが習得できない点が惜しい。

ダブル適性が高いことでも知られ、第六世代ダブルでは結論の一つとされた『CHALK』の一員として実績がある。
キノコのほうし以外に、いかりのこなによる妨害、低い素早さを逆手に取ったトリル適性・対トリル適性などが評価される。

無警戒、対策されてない状況での制圧能力は目を見張るものがあり、嵌れば一匹で相手を詰ませる事も可能。

しかし第八世代では環境がかなりの逆風。
ダイマックス技の登場でフィールド展開が容易になり、最大の強みのキノコのほうしによる催眠戦術が安定しなくなっている。
ミストメイカーエレキメイカー持ちもGマタドガスバチンウニが登場し、冠の雪原以降はカプ神も復帰している。
ダイジェットの跋扈により弱点を突かれやすくなったばかりか、起点にされる機会も大幅に増加してしまった。
一方で自身は、補助技が主体のためダイマックスと相性が悪く、逆風ばかりが目立つ。
新規習得技もかふんだんご、たたりめ程度。一方でいえき、おさきにどうぞが剥奪されてしまった。

ダブルにおいても、人気のイエッサンブリムオンの並びに対して非常に弱く、対トリパの地位も揺らいでいる。
天敵ナットレイも相変わらず多い。

総じて第八世代では仕様・環境との相性が悪く、厳しい立場にあると言わざるを得ない。
それでも役割対象となる相手へのプレッシャーは非常に高く、有利対面からのキノコのほうしはやはり脅威。
編成全体でモロバレルの弱点をカバーする運用を行う事で本領を発揮してくれるだろう。



特性考察 [編集]

ほうし
接触技に対し、ねむり、まひ、どくがそれぞれ10%の確率で発動する。
発動タイミングと状態異常を選べず、タイプや特性の影響を受けるので安定しない。
更にくさタイプ、ぼうじんに対しては特性自体が無効。キノコのほうしとの相性も悪い。
本人の性能と噛み合っておらず採用は稀。ダブルでは交代が少ないので、キノコのほうしとの兼ね合いが出来るなら採用圏内。
さいせいりょく
隠れ特性。自身のサイクル性能・高耐久と相性がよい。基本的にはこちら。
同特性としては唯一の複合であり、毒や粉技で機能停止させられないので差別化は自然と為される。
特性を変更させる技を受けると、交代時に回復しなくなるので一応注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。回復効果が優秀。
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
くさむすび20~120
(30~180)
100-タイプ一致技。威力不安定。100.1kg以上ならエナジーボール超え。
ダイマックスには無効なので注意。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。良くも悪くも毒の追加効果が出やすい。
クリアスモッグ50(75)必中能力変化解除タイプ一致技。積み技対策・起点化回避に。鋼には無効なので注意。
ベノムショック65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。どくどく前提ならこちらも。
たたりめ65/130100-対霊。どくどくやキノコのほうしとあわせて。
かふんだんご90100-対エスパー。ダブルバトル味方に使うとHP回復。
りんしょう60/120100身代わり貫通ダブルバトル用。トリパで開始役に。
物理技タイプ威力命中効果解説
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。非接触。
イカサマ95100-攻撃無振りでも使える攻撃技。物理アタッカーに効果絶大。
変化技タイプ命中解説
キノコのほうし100命中率100%の催眠技。無効も多いが依然として強力。
こうごうせい-使いやすい回復技。さいせいりょくと違い居座れる。
どくどく必中ダメージ源。耐久型に。自身のタイプにより必中。キノコのほうしとはミスマッチ。
ねむる-状態異常も全回復。カゴのみとあわせて。
まもる-どくどくやくろいヘドロのターン稼ぎに。
いかりのこな-ダブル用。自身に攻撃を集中させて相方を守る。草やぼうじん、全体攻撃技には無効。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技元にする技威力効果解説
ダイソウゲンソーラービーム140(210)場:GFタイプ一致。ヒット時効果でグラスフィールドを展開し2度目以降の威力をアップする。
エナジーボール130(195)
ギガドレイン
くさむすび
ダイアシッドヘドロばくだん90(135)味方:C↑タイプ一致。ヒット時効果で特攻を上昇させられる。
ベノムショック85(127)
クリアスモッグ75(112)
ダイワームかふんだんご130相手:C↓ヒット時効果で疑似的な特防の補強を行えて、特殊受け型で便利。
ダイホロウたたりめ120相手:B↓出てくるエスパータイプに抜群だが、ヒット時効果が噛み合わない。
ダイアークイカサマ130相手:D↓出てくるエスパータイプに抜群で、ヒット時効果も噛み合うがこの技は物理攻撃故に自身との噛み合いが悪い。
ダイウォール変化技-まもる相手のダイマックスターン枯らしに。
連続使用で失敗しやすくなる。
+  使用率・採用率の低い技

型考察 [編集]

特殊受け型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:おだやか
努力値:H236 D252ベースで調整
持ち物:くろいヘドロ
確定技:キノコのほうし/クリアスモッグ
優先技:ギガドレイン/こうごうせい
攻撃技:イカサマ/ヘドロばくだん
補助技:どくどく

草/毒のタイプを活かして相手の特殊草・電気・水・フェアリーなどに繰り出していく特殊受け。
物理面よりも数値が優秀なため、安定した活躍を見込みやすい。

クリアスモッグは低火力からほうしを気にせずガン積みしてくる相手に刺さる。
一方で物理を相手にする前提でないため、イカサマの優先度は物理受け型に比べて下がる。

選択技は役割対象にとりたい相手によって決める。
ギガドレイン :ウォッシュロトム等の水タイプに。
イカサマ   :ギルガルドゲンガー等のゴーストタイプに。特殊相手には刺さりにくい。
ヘドロばくだん:電気全般やフェアリーに。
どくどく   :ポリゴン2などねむるの無い高耐久には、キノコのほうしより刺さることもしばしばある。

物理受け型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:ずぶとい
努力値:H236 B252ベースで調整
持ち物:ゴツゴツメット/くろいヘドロ
確定技:キノコのほうし
優先技:イカサマ/クリアスモッグ
攻撃技:ギガドレイン/ヘドロばくだん
補助技:こうごうせい/まもる/どくどく

さいせいりょくと高い耐久性能と安定行動となるキノコのほうしを活かし、物理受けの役割を担う。
HPは236振りで実値219となり、さいせいりょくの効率最大の3nになる。

物理アタッカーの攻撃力を逆手に取って攻撃できるイカサマは遂行技であるため、余程の理由がなければほぼ確定技。
また、クリアスモッグを持たせることでミミッキュのつるぎのまいをリセットしつつばけのかわを剥がせる。みがわりのろい型には注意。
積みアタッカーによる強引な突破も許さないため、汎用性が非常に高い。

確定技・優先技で3枠が埋まるため、残りは回復ソースのギガドレインorこうごうせいが有力。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:ひかえめ
努力値:H236 C252ベースで調整
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/たつじんのおび/くろいヘドロ
確定技:キノコのほうし/ヘドロばくだん
優先技:ギガドレイン/クリアスモッグ
攻撃技:たたりめ/イカサマ
補助技:みがわり/どくどく/こうごうせい
積み技:せいちょう/まるくなる

受けの意表を突いたアタッカー型。
火力ではフシギバナロズレイドに大きく劣るが、こちらはさいせいりょくによる繰り出し性能と、キノコのほうしによる確定睡眠や、イカサマによる特殊受けへの打点、クリアスモッグによる積みアタッカーに対しての圧力などで勝る。
持ち物は変化技の撃ち分けを考慮するといのちのたまが無難。しかし、持ち前の耐久を下げたくないならたつじんのおびも選択に入る。
確定睡眠を利用してみがわりを張るならくろいヘドロか。
積み技は貧弱なせいちょうとまるくなるしかなく、イカサマ以外ではほぼ数値通りの火力で勝負するしかない。
キノコのほうしをうまく使えるかがこの型の鍵を握る。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:さいせいりょく(推奨)orほうし
性格:のんき/なまいき/おだやか/ずぶとい
努力値:H252 BorD252
持ち物:三分の一回復実/ゴツゴツメット/くろいヘドロ/オボンのみ
確定技:キノコのほうし/いかりのこな
攻撃技:クリアスモッグorヘドロばくだん/ギガドレインorエナジーボールorくさむすび/イカサマ/たたりめ/かふんだんご
補助技:まもる/にほんばれ/こうごうせい/どくどく/グラスフィールド

主に相手のトリックルーム展開対策として採用されるポケモン。
キノコのほうしによる起動阻止はもちろんのこと、相手にトリックルームを使われても先手キノコのほうしで相手を止めることができ、
トリックルーム展開がされない場合にもいかりのこなにより腐らない。

おさきにどうぞは失ったが、かふんだんごやグラスフィールドを習得したため、サポート性能はまだまだ健在。

最速で無振り70族と同値、S+1で最速71族と同値、S+2で最速112族と同値になる。
スカーフを持って相方にダイジェットを撃ってもらえば一ターンで実現は可能。
奇策の類だが、先制キノコのほうしで眠らされても困るので、一応程度には頭には入れておいた方が良いかもしれない。


対モロバレル [編集]

注意すべき点
高いHPと豊富な回復手段、依然として強力なキノコのほうしを持つ。
イカサマやクリアスモッグにより物理アタッカーや積みエースに強い。
対策方法
倒し損ねるとさいせいりょく等で回復されてしまうので、タイプ一致で弱点を突いて一気に落としたい。
トリックルーム下ならコータス等、積み技に頼らず高火力を出せるアタッカーなら楽に対処できる。
サポート主体なのでちょうはつも有効。いかりのこな・キノコのほうしは草タイプやぼうじんで無効化できる。
ブリムオンなら高火力一致エスパー技に加え変化技も反射できる上にトリル下での素早さも丁度1抜いている。

外部リンク [編集]