クワガノン - ポケモン対戦考察まとめWiki｜前世代（ソード・シールド）

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クワガノン [編集]

No.738 タイプ：むし/でんき
特性：ふゆう（地面タイプの技を受けない）
体重：45.0kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

※特性ふゆうにより、じめん無効

数少ないむし×でんき複合タイプ。同複合のデンチュラとはかなり気質が異なる。
特攻が極端に高く、むしタイプでは単独トップ。でんきタイプでもデンジュモクに次ぎ２位。
でんきでありながら素早さが低いのでトリックルームと相性が良く、後攻ボルトチェンジも狙いやすい。
耐久は並程度ながら、耐性はふゆう込みでなかなか優秀。最低限の繰り出し性能を併せ持つ。
特にナットレイなどにかなり強気に出せ、高い特殊火力で強い負担をかけていける。

ただし習得技は、タイプの都合もあって命中か威力に不安を抱える場合が多い。
特攻を直接上げる手段が無い上に、特性で浮いておりエレキフィールドの効果も受けられない。
結果、火力はダイマックスによる威力上昇以外で底上げ出来ず、数値の割には火力を実感しづらいのが悩み。

第八世代ではめざめるパワーの廃止に伴い、一致技の通りが悪い相手への有効打が大きく減少。
じめん技の最大火力はマッドショットになり、ほのお、こおり技は失う羽目となった。
はねやすめも剥奪されたことで、鈍足も相まって上から削られやすく、使い捨てになりがちな性質が顕著に出るように。
突破不能な相手が増加した一方、新技にねばねばネット、かいでんぱ、ライジングボルトを獲得。
条件つきだが一致最大火力を更新、後続補助や特殊受けの突破手段が増加した。
また、かみくだく、ほうでんは基本技に追加され、育成が多少楽になった。

新要素のダイマックスとの相性は微妙なライン。技範囲は広いが肝心の特殊火力の補強手段は物理技頼り。
ダイジェットも使えるが元が鈍足すぎるので、１積み程度だと抜ける相手は限られる。
中程度の耐久が補強されるので、採用する場合は２積みを目安に調整していくといいだろう。
前述の通り浮いており、ダイサンダーの恩恵を受けられないのもネックに。

特性考察 [編集]

ふゆう

特性はこれのみ。本来等倍の地面技を無効化する。
デンチュラとは違う独特の耐性を得ており、一体で地面・電気の一貫が切れる。
等倍とはいえ、かたやぶり+地面技は無効化できないため過信は禁物。
また、フィールド効果(特にエレキフィールド)の恩恵を受けられないなどデメリットもある。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
10まんボルト	電	90(135)	100	麻痺10%	タイプ一致技。性能安定。
かみなり	電	110(165)	70	麻痺30%	タイプ一致技。雨とあわせるか空振り保険発動に。
でんじほう	電	120(180)	50	麻痺100%	タイプ一致技。空振り保険やダイサンダー化。
ほうでん	電	80(120)	100	麻痺30%	タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは周囲全体攻撃。
ライジングボルト	電	70/140 (105/210)	100	-	タイプ一致技。相手がEFに設置していれば命中安定の高威力。 ダイサンダーの威力も優れる。
ボルトチェンジ	電	70(105)	100	自分交代	タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
むしのさざめき	虫	90(135)	100	特防↓10%	タイプ一致技。性能安定でみがわり貫通。電気耐性を持つ相手に一貫しやすい。
エナジーボール	草	90	100	特防↓10%	水/地面複合などの草4倍やちくでんランターンへ。
マッドショット	地	55	95	素早↓100%	対炎・電気・毒・鋼。追加効果が優秀。 電気タイプの天敵であるドリュウズやひらいしん持ちへの有効打。
ラスターカノン	鋼	80	100	特防↓10%	対フェアリー。岩・氷にも抜群。
エアスラッシュ	飛	75	95	怯み30%	対草・格闘。怯みを狙うなら麻痺と併せたい。
物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ハサミギロチン	無	－	30	一撃必殺	どうしようもない相手に。耐久型でも。がんじょうとゴーストには効果無し。
変化技	タイプ		命中	解説
でんじは	電		90	妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
こうそくいどう	超		-	自身の素早さ倍増。麻痺無効の相手も抜ける。
かいでんぱ	電		100	相手の特攻↓↓。交代読みで決まればおいしい。
いとをはく	虫		95	相手の素早さ半減。ダブルでは相手全体対象。
ねばねばネット	虫		-	後続サポートに。
こらえる	無		-	防御技。ダイマックス枯らしに。

ダイマックス技考察 [編集]

ダイマックス技	元にする技	威力	効果	解説
ダイワーム	むしのさざめき	130(195)	相手：C↓	一致技。追加効果で疑似特殊耐久強化。
ダイサンダー	かみなり	140(210)	場：EF	一致技。自身はふゆうなのでEFの恩恵は得られない。
	ライジングボルト
	10まんボルト	130(195)
	ほうでん
	ボルトチェンジ	120(180)
	チャージビーム	100(150)
ダイソウゲン	ソーラービーム	140	場：GF	対地面。自身はGFの恩恵は得られない。
	エナジーボール	130
ダイアース	マッドショット	110	味方：D↑	対炎電毒鋼。追加効果が優秀。4倍狙いで使うと効果的。
ダイスチル	ラスターカノン	130	味方：B↑	対妖。追加効果が優秀。
ダイジェット	エアスラッシュ	130	味方：S↑	対闘。追加効果で加速。 最速で90族、準速で77族と同等に。 トリックルームとは相性が悪い。
ダイウォール	変化技	-	まもる状態	相手のダイマックスのターン切れ狙いに。

+

使用率・採用率の低い技

ダイマックス技 元にする技 威力 効果 解説 ダイアタック ハサミギロチン 130 相手：S↓ 抜群が取れない。トリックルームと相性が悪い。 ダイアシッド ダストシュート 95 味方：C↑ 物理技のみ。特殊火力補強。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格：ひかえめ/おくびょう(こうそくいどう採用時)
特性：ふゆう
努力値：H252 C252or耐久・素早さ調整
持ち物：こだわりメガネ/いのちのたま/きあいのタスキ/オボンのみ/とつげきチョッキ/からぶりほけん
確定技：10まんボルトorかみなり/むしのさざめき
攻撃技：ボルトチェンジ/エナジーボール/マッドショット/ラスターカノン/エアスラッシュ/ハサミギロチン/でんじほう
補助技：でんじは/こうそくいどう/いとをはく

ごく普通の特殊型。弱点の少なさを活かしてとつげきチョッキで行動回数を稼ぐのもアリ。
また、こだわりメガネを持たせて後攻ボルトチェンジで負担をかけつつ有利対面を作っていく戦略もよいだろう。

HPは252振りで184になってしまうのでオボンのみを採用しないならば244振り推奨。丁度8n-1となる。
こうそくいどう採用時は性格補正あり全振りにすると1回積めば最速135族まで抜くことができる。

対クワガノン [編集]

注意すべき点

特攻種族値145からの一致技は強烈。みがわり貫通のむしのさざめき、一撃必殺もあり受けるのは困難。
地面無効、弱点2つの良耐性を持ち、後攻ボルトチェンジでの後続無償降臨などサイクル適性が高い。

対策方法

鈍足なので上から叩く。
ドラパルトやドリュウズなど、一致技を両方半減できるポケモンを用意しておきたい。
耐久は並程度なのでサブに炎・岩技を持つアタッカーなら押していけるが、ハサミギロチンには注意。
アローラガラガラなら一致技やサブ技の大半が半減以下、ハサミギロチンも無効で弱点を突けるので有利。ただしダイアースにだけは注意。

デンヂムシ [編集]

No.738 タイプ：むし/でんき
特性：バッテリー（味方の特殊技の威力が1.3倍になる）
体重：10.5kg（けたぐり・くさむすびの威力40）

※しんかのきせき換算はおおよその目安。

ダブルバトルで相方の特殊技を強化する専用特性「バッテリー」を持つ。
進化前ながら高めの耐久値を持ち、B補正性格にしんかのきせきを持たせることで総合耐久指数は63140まで伸びる。
攻撃種族値もクワガノンよりもやや高いものの強力な攻撃技は覚えないため、ダメージにはあまり期待できない。
一方、「ほうでん」や「エレキネット」といったダブルバトルで便利な範囲攻撃を持つ。
相手全体に効果のある「いとをはく」や、味方の耐久サポートになる「ひかりのかべ」も覚える。
攻撃は相方の特殊アタッカーに任せ、自身はサポートに徹することになるだろう。

進化後同様、ねばねばネット・かいでんぱを新規習得したことでサポート性能が向上している。

クワガノンで覚えられるがデンヂムシで覚えられない技

かみなり、でんじほう、むしのさざめき、ソーラービーム、エナジーボール
エアスラッシュ、ラスターカノン、ハサミギロチン、こうそくいどう

特性考察 [編集]

バッテリー

第二特性や隠れ特性は無く、これのみ。
場に出ている味方のポケモンの使用する特殊攻撃技の威力を1.3倍にする。
場にいるだけで効果を発揮するため、耐久面で優秀なデンヂムシと相性がよい。
ちなみに、一応シングルでも自身が場にいる状態だと味方の使用したみらいよち・はめつのねがいの威力が上昇する効果がある。

技考察 [編集]

特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
エレキネット	電	55(82)	95	素早↓100%	タイプ一致技。相手全体攻撃。追加効果が優秀。
ほうでん	電	80(120)	100	麻痺30%	タイプ一致技。周囲全体攻撃。麻痺撒きのほか、 相方のちくでん・でんきエンジン・ひらいしんの発動にも。
ボルトチェンジ	電	70(105)	100	自分交代	タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
マッドショット	地	55	95	素早↓100%	対炎・電気・毒・鋼。追加効果が優秀。 単体攻撃だが、地面やひらいしん等にも有効。
どろかけ	地	20	100	命中↓100%	同上。追加効果が優秀。 相手の命中率を下げ、自身の生存率を上げる。
物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
スパーク	電	65(97)	100	麻痺30%	タイプ一致技。攻撃兼麻痺撒き。
ワイルドボルト	電	90(135)	100	反動1/4	タイプ一致技。高威力の反動技。
むしくい	虫	60(90)	100	きのみ奪取	タイプ一致技。アッキやタラプ、オボン持ちに。
シザークロス	虫	80(120)	100	－	タイプ一致技。性能安定。
はいよるいちげき	虫	70(105)	90	特攻↓100%	タイプ一致技。やや命中不安だが追加効果は優秀。
どくづき	毒	80	100	毒30%	対草・フェアリー。
かみくだく	悪	80	100	防御↓20%	対ゴースト。一致技半減以下のドラパルト等に。
あなをほる	地	80	100	溜め攻撃	対電気・毒・鋼・炎。ダイマックス対策に。
変化技	タイプ		命中	解説
ねばねばネット	虫		-	サポート。序盤で撒けるとおいしい。
いとをはく	虫		95	相手の素早さ半減。無効タイプ無し。相手全体対象。
でんじは	電		90	妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
かいでんぱ	電		100	相手の特攻↓↓。生存率向上。
てっぺき	鋼		-	自身の防御を強化。
ひかりのかべ	超		-	味方の特防を強化。
まもる	無		-	防御技。バッテリー維持に。
ねむる	超		-	回復技。バッテリー維持に。
こらえる	無		-	防御技。バッテリー維持やダイマックス枯らしに。
あまごい	水		-	サポート用。味方の水技強化、かみなりやぼうふうの命中補強、相手の炎技弱化に。

型考察 [編集]

【ダブル】基本型 [編集]

性格：のんきorなまいき/ずぶといorおだやか/わんぱくorしんちょう
特性：バッテリー
努力値：H252 BD調整
持ち物：しんかのきせき
確定技：まもる
優先技：いとをはく/ひかりのかべ
攻撃技：エレキネット/ボルトチェンジ/ほうでん/むしくい/どくづき/どろかけ
補助技：でんじは/てっぺき/じゅうでん/あまごい

ダブルにおけるデンヂムシの基本型。バッテリーを活かすためのまもるは確定。
しんかのきせき込みなら耐久も高く、サポート技も豊富。相手の素早さを下げる技が多いので、
「素では遅いがトリパには速すぎる」といった中速アタッカーの補助に向いている。

味方の火力を上げるだけなら、てだすけ持ちやアタッカー2体を並べた方が効果は高い。
特性で火力補佐をしつつ、同時にサポート技も出せるという個性を上手く活かしたい。

サポートに徹する以上、過度な攻撃性能に期待するよりも技の追加効果で有利な状況を作り出すことが求められるため、10まんボルト・ワイルドボルト・シザークロスの優先度は高くない。

相性考察 [編集]

ペリッパー

雨で炎技を半減しつつ、火力・素早さを補助。岩技が一貫するためいわなだれが痛い。

対デンヂムシ [編集]

注意すべき点

専用特性バッテリーにより、場にいるだけで相手の火力を上げ、さらにサポートをこなす。
しんかのきせきで耐久が上がり、弱点も2つ。
追加効果が厄介な攻撃技も揃っているため、ちょうはつでも完全な機能停止には至らない。

対策方法

ふんかやいわなだれ等で相方もろとも叩く。はたきおとす等でしんかのきせきを奪えれば耐久が下がる。
素早さを低下させる技の数々は、まけんきやあまのじゃく持ち、トリパなら牽制しやすい。

外部リンク [編集]

• クワガノン - ポケモン百科事典